金陵の裏メニュー（カレー）を食べたい

昭和な時代に「おせちも良いけどカレーもね！」ってキャッチフレーズで
CM打ってたメーカーがあった。
　
その頃は、正月はおせちしか食べない家もまだ多くて、
子供達としてはそのコッテリとした味にすぐ飽き、
レトルトで良いからカレーが食べたいと思ったのだろう。
　
令和になった今、各家庭でのおせち事情はわからないけど
自分で作るより買ってくるパターンは多くあるようで、
ふるさと納税の返礼品におせちが設定され（結果的に届かない事件もあった）たりして
自分で作れる人がそもそも減ってきているようにも思う。
　
自分が子供の頃は、
伊達巻きと栗きんとんさえあればOKな感じだったので、
正月は炭が浮く味噌汁ぶっ込み型の雑煮とそれだけで過ごしたが、
今は叉焼を買ってきたりして、専らアテになる物を揃えている感じ。
　
だからやっぱり、三が日であっても
カレーとかが食べたくなるんです。
　
で、多分もう
絶対食べられないだろう・・なカレーが
何故かこういう時に頭に浮かぶのだ。
　
それがコレ！
　
　　

　
金陵という焼物屋（叉焼とかを専門に焼いて売る店）の二階に
一階で売ってる焼き物とご飯とか丼とかで楽しめる飲食店があって、
メニューには無いけどスタッフのネパール人が作るカレーを食べる事ができた。
　
これがかなり本格的な味わいで、こうやってあらためて見ると
キーマカレーな感じではあるけど使ってるスパイスが
インド系の物とはかなりバランスが違っていたのだ。
　
店のスタッフに「今日、カレーできますか？」と言うと
調理場に電話して確認、そして本来賄いとして食べられているカレーを
お裾分け頂く事になるのだ。
　
ただ、そのカレーの美味さが口コミで広がり、
一時メニューにカレーが載ってしまう事態になって
調理場が混乱したのだろう。
　
数ヶ月もしないでメニュー落ちしてしまい、
またもや常連のみが知る賄い飯となったのだが・・
　
なんとも優しいネパール風キーマカレーは
マジ、美味かった。
　
と言う事で、今日のランチは
レトルトカレー！
　
どうせなら昭和な味を思い出せる
ボンカレーにしようかと思っている。
　
ごちそうさまでした。