2020年1月23日木曜日

重慶飯店で白麻婆豆腐

麻婆豆腐ってのは赤いもんだろ?
って思いませんか?
 
重慶飯店の広告に60周年記念メニュー再登場というのがあって、
その中にあった白麻婆豆腐に凄く違和感を感じていた。
 
でも、どうやって麻婆豆腐っぽくするんだ?
という興味も湧いて・・・
 
と、この時点で企画の勝ちってことなんだけど
他にもモッツァレラチーズと和牛を使った麻婆豆腐とか
麻婆豆腐麺とか挑戦的な物が並んでいて食べたくなった。
 
ただ重慶飯店って決して安くない上に一皿のボリュームがあるため、
気になるものを色々オーダーしたら色々な意味で勿体ない。
 
と言う事で今日は
一番味の構成が気になる白麻婆豆腐のみを食べに行ってみた。
 
 

 
これって、麻婆豆腐っていえるのかなぁ・・(^_^;
 
見ての通りだけど、何も知らずに出されたら
麻婆豆腐って思う人いないよね?
 
 

 
では・・
 
お〜〜
さすがはハバネロ、結構辛いよ(^_^)
 
正宗麻婆豆腐と同等の辛さはあるけど、
花椒をふりかけたい感じ。
 
以前から白担々麺という赤くない辛い麺料理を出してた重慶飯店、
それの麻婆豆腐版?と思ってググってみたら
心龍という関帝廟裏の店がオリジナルっぽく出している事がわかった。
 
四川料理の老舗として、赤くない麻婆豆腐はこれが良いんじゃない?
って事で出したのかなぁ・・と想像しつつも、
味のベースとなったスープがしっかりしてて美味しいので、
心龍でも食べて比べたくなってくる。
 
とは言え、麻婆豆腐はやっぱり
豆板醤とか豆鼓の味わいがないとつまらないし
唐辛子の味わいやラー油のコッテリ感も欲しいのですよ。
 
そしてそれをご飯の上にのせて食べるのが凄く楽しい。
 
この白麻婆豆腐は、上品な味付けとハバネロの辛さ、
そして青山椒で作った山椒油が個性を演出しているけど、
白担々麺ほどの魅力を私自身は感じなかったのも事実。
 
味わえたからわかる事実は受けとめるし
それなりに楽しめたので、次は本場の乾焼蝦球を再現した
大海老の正宗チリソースを食べてみたい。
 
ちなみに乾焼とは汁気が無くなるまで煮詰める焼き方の意味で
中国本土では干焼という字を使うらしい。(乾焼は香港や台湾で使われる)
 
重慶飯店は台湾出身の創業者が作った店で、
料理人が四川出身者だった事から四川料理の名店に育ったのだけど、
料理名にその名残があるのはちょっと面白いと思う。
 
横浜中華街では、何代も続く老舗はそう多くない。
表向きは変わってないようでも経営が変わっていたり、
下手すりゃ店名ごと居抜きでオールスタッフ変更、なんて事もある。
 
その中では、大借金を抱えながら奇跡的な復活を果たした重慶飯店は、
ある意味、中華街の希望の星なのかも知れないね。
 
ごちそうさまでした。

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