南粤美食で煲仔飯

「アレ、ヒサシブリー！」
　
「ご無沙汰してます。
　でも、いつも混んでて入れないですよ？」
　
　
途端に店内で笑い声が上がる。
どうやら同じ思いをしていた客がいるようだ。
　
偶然だけど、ダメ元で店の前を通った時、
珍しく（マジ珍しい）席が空いてて、迷わずに飛び込んだ南粤美食。
　
今年の5月に「嵐にしやがれ」という番組で煲仔飯が紹介されてから、
ラーメン屋か？という位に行列ができる店と化してしまい、
古い常連客は何だかなぁ・・な気分でスルーしていたのだろう。
　
いつも行列凄くてね〜って笑ってくれた客と話しつつ
今日は絶対食べたかった煲仔飯をオーダーする。
それも鹹魚＆肉餅バージョン！
　
と言う事で、
オーダーしてから炊く煲仔飯ができる間に
ビール＆アテを楽しむ。
　
　

豚干し肉とセロリの炒め物
　
　
うん！
安定した美味しさがあるね。
　
だけどちょっとだけ、
以前より塩が強くなったかも。
　
と言うか、なんか味を濃くするもの
入れてるのかな？
　
前は、本当に淡い味付けで、
今時の人達には味が無いと言わせそうな感じがあったけど、
一緒に食べた青菜炒めもしっかりとした塩味が感じられるので、
人気の理由の一端を見た気がした。
　
　
「お待たせしました〜」
　
　

久々の風景
　

　　
「混ぜちゃって良いですか？」
　
「お願いします」
　
「お客さんで、ここに玉子乗せたいって人がいるんですけど
　そうやって食べた事ありますか？」
　
「あ！　あったよ、それ。
　香港の飲茶屋で肉餅が乗ったご飯があったので頼んだら、
　目の前で卵をパカッと割って乗せてくれて、凄く美味しかったこと
　覚えてる。
　だけど考えてみたら、香港で生卵を食べるって大丈夫なのか？
　って後で気になったけどね」
　
　
厨房で料理を担当する夫婦は日本語が苦手で、
娘さんがバイリンガル。
　
だからこんな会話もできるんだけど、
以前はあまり店に出たがらなかったのに
今はしっかりサービスしてくれて、
こりゃ客も増えるわな・・と思ったりする。
　
　
あ〜
やっぱ美味いわ(^_^)
　
鹹魚は量が減ってるね。
　
だから日本人にもぐえぇぇ・・・とならないで
食べる事ができるだろうね。
　
ちょっとさみしいけど、
リアル香港な味わいが日本人向けにシフトしても
美味しい事には変わりないので、受け入れつつ
久々の味を楽しんだ。
　
今度は、空きがあったらスルッと入って
雲呑麺だけ食べてみよう。
　
あの噛み切れないゴムの様な麺はどうなってるか、
気になるじゃんね(^_^;
　
ごちそうさまでした。
☆☆