ネットの情報を、どこまで信じるか?
勿論、一切信じないってワケじゃなく、
書く人の人となりや文章力を見つつバックヤードを想像しながら、
信じる程度を決めて利用している。
たぶんそれは仕事柄身についてしまった術であり、
嘘っぽい事でも本人が思い込んでいる、もしくは勘違いしている
って事も想定しながら、流れる情報を自分なりに翻訳して読み、
かつ全てを信じないようにしている。
ただこれが、食べ物関連になるとかなり難しくなる。(^_^;
何故なら食に関する感想はその人の生き方や歴史が大きく反映し、
その上に経験や加齢によって感想が変わってしまうから。
特に多くの人が読み、書き込む食べログの様なサイトの場合、
実に読み解くのが難しいのだ。
だけど気になる情報を与えてもくれるので、
たまに敢えて騙されてみたりするんだけどね(爆)
実は一昨日、横浜晋山でスタッフとコースを食べてみて、
実際のところどれくらい満足してくれたんだろう・・と
気になっていた。
自分のNo.1は他人にとっては違って当たり前で、
それが食の難しさであり面白さでもあり、
新たな出会いのキッカケ作りにも役に立つ。
だからこそ、気に入ってる店のレビューが欲しいワケで・・・
で、感想を聞いてみても概ね反応は良かったんだが、
悪い事は言わないし、言えないのだろう。
で、最近のレビューってどうなんだ?と、
よせばいいのに食べログ見たら、
晋山のせいろより美味しいと店名を上げている人がいる。
へ〜
そうなんだ〜〜
飲食関係は動きも早いからどうなんだろうね・・
と上がっている3軒をサーチしてみると確かに食べ物サイトで
多く取り上げられている店だったりする。
そうか、
久しぶりに新規開拓やってみろって事か、これ!?
気になる3軒の蕎麦屋のうちで、
職場からバス1本で行ける店は2軒ある。
うち1軒は晋山と似ているタイプ。
ならば・・・行くしかないよね(^^ゞ
店に入ったのは19時を過ぎていたが
奥の小部屋のテーブル席を数えても20名程度が入れるお店に
なんと空席は1席のみ。
見事に宴会状態な客が二組と、蕎麦前と酒でできあがっちゃってる先輩達が
うるさいくらいのしゃべり方&ワガママな注文を出す感じで
こりゃ巡り合わせが悪すぎた・・・と半分諦め状態だった。
「今日のオススメの黒板持ってきますね」
と接待してくれた女性が言うので、
オススメから一品オーダーし、
蕎麦前としては定番であろう「出汁巻き玉子」と
「鯛の昆布締め 黄身辛子醤油」オーダーし、
酒は雁木があったのでそれを1合いただいた。
苦瓜と海老の酢の物
今日のオススメの中からのチョイス。
こんな感じになってるとは思わなかったが・・・
あ、酸っぱい(酢の物じゃん?)
と言うか、酢が立ってる・・いや酢がキツい。
吉宗で食べた海老の酢の物のような
酢締めの海老を無意識に想像してた自分に気付くが、
酢が素材の味を押さえ込んでる感があって、
もしそれがゴーヤの苦みを抑えるためなら
そもそもゴーヤである意味は何?と思ってしまう。
雁木は結構ドッシリめの酒なのに、
この料理の酢には負けてしまう感じがあった。
真鯛の昆布締め
お造りに真鯛は嬉しいね(^_^)
あれ?
え・・・と、昆布締めだよね?
もうちょっと旨味が育つまで時間をかけた方が・・・
あ、そうですか。
一緒に出された黄身辛子醤油でいただくように
あっさり気味にしてるんですか(-_-)
いやね、
クオリティはそれなりにコストなりにある、と言えるんだけど、
この一皿で700円って設定だから、もうちょっと仕事しようよ?
って思うわけで。
とか心の中で叫びつつ、
白瀑のど辛があったのでオーダーする。
え〜と、出汁巻き玉子・・ですよね?
妙にエッジが効いたカチッとした焼き上がりですが・・・
あ・・・
辛い(T_T)
出汁巻きなのに、醤油が勝ってる?
と言うか出汁が少ない??
フワッとして、
塩辛くなく出汁の旨味を楽しめるのが
出汁巻き玉子だと思っている自分。
塩味が欲しければ、添えられた大根おろしに
醤油を垂らして一緒に食べれば良いんだけど、
ここの出汁巻きはおろしだけで食べないとダメな感じ。
はい、
この時点で帰りたい気分が80%くらいになってます。
オススメなんかオーダーせずに、
出汁巻きと板わさで飲めば良かった。
この焼き上がりを見た時点で
同じ気分になっていたはず。
「すいません、お蕎麦を。
二種盛りで」
二種盛りとあったのは
挽きぐるみの二八蕎麦と十割蕎麦が一緒盛りになっている物。
この店はそば粉に拘っているようで
メニューの1ページに渡って説明文があったけど、
内閣総理大臣賞を取った農家からの直送品「常陸秋蕎麦」を使った
十割蕎麦だとあるから、この店定番とされる二八と共に味わってみたくなったのだ。
手前が十割蕎麦。
喉越しのために限界まで細くしているとある。
そして向こうの太い蕎麦が挽きぐるみの二八蕎麦。
なるほどね。
この二八は趣味じゃない。
食感は饂飩にも通じる太麺ならではの弾力が全て。
説明文にあるほどの香りや味わいは、私には感じられない。
十割は、どこが内閣総理大臣賞なの?って感じの味わいで、
喉越しを意識した打ち方にこそ技術が見えるけど
蕎麦本来の旨味をどう考えて打っているのかが、理解できない。
そしてやっぱりつけ汁が、私の流儀に合わないのだ。
出汁の弱さと醤油の強さが、ただ塩辛いという印象を与えていて、
例えば、藪のようにちょっとだけ汁を付けて啜る事で
口の中に素晴らしいバランスを作り上げるような感じでもない。
かえしがダメなのか、醤油の選び方が合わないのか、
とにかく、心の中には不満だけが残る一枚になってしまった。
残しておいたネギと山葵を使って楽しむ蕎麦湯は・・・
ポタージュ?なイメージさえある蕎麦粉が踊るような
ドロドロの物。
これは、好き嫌いが思いっ切り出そうな予感。
(正直言って私は嫌い)
う〜ん
高級居酒屋が本職顔負けな蕎麦も出す・・なポジション?
メニューを見れば、普通のせいろの後にはトッピングとして
生卵、もみ海苔、辛味大根おろし、自家製ラー油、がラインナップ。
つまり、この店の蕎麦が良いと言った人は、
汁にネギも山葵も入れちゃって、どっぷしつけて手繰るタイプ
なんじゃないかな?
ついでに、太くてガムの様な食感の蕎麦が美味いと感じる、
小麦粉によって保たれる腰を好むのでは?
いやいやいや
蕎麦の楽しみ方って幅も奥行きも広くて
理解不能な世界なのかも知れない。
色々なトッピングで楽しむ蕎麦も良いと思うし
自分だってトッピングたっぷりな冷やしぶっかけ蕎麦的なヤツ
大好きなんだしね。
でも、素晴らしい粉で打ってると言いながら
何故追加トッピングに自家製ラー油って設定があるの??
と言うか、ラー油を蕎麦にかけて食べるって、
繊細な蕎麦の味わいにどうなんだろう???
あ・・・
油蕎麦って汁なし蕎麦まであるのね。
要するに新しい形の蕎麦屋、って事なのかも知れないね。
まぁ、一回の訪問でダメは出さないのが、自分ルール。
次回は覚悟して、オーダーも考えつつ飲んでみて、
それこそ油蕎麦なる物を食べてみようかしら。
その気が起きるかは予測不能だけどね。
ごちそうさまでした。
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2018年9月5日水曜日
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