「先輩、NYでピータールーガーに行ってきましたよ」
「お、どうなってた?」
「相変わらずのスタイルですね。
でもって、相変わらずのボリューム」
「一回、行ってみたいんだよね」
「ウルフギャングだと、ほぼ同じと聞いてますよ」
「ポーターハウスだと、2人とかじゃ厳しいからねぇ」
「あ、じゃぁ肉好きな仲閒とか連れて6人くらいで行きませんか?」
「い〜ね〜、どこ行こう?」
「やっぱ、日本初でオープンした六本木じゃないですかね?」
「OK! じゃぁ、人数と日程確定したら予約するわ」
そんな会話をしたのは、何時の事だったろう。
お互い仕事がかなり詰まっているので、
実現できてないままに時間がかなり過ぎてしまった。
「前に話したウルフギャング、珍しく連休取れたんで
行きませんかね?」
「あ、いいね。」
「じゃぁ、予約しましょうか?」
「予約は敢えてカード会社を通してやってみるわ」
「なんか違いますか?」
「都市伝説じゃないけど、カード会社って良い席を押さえるって言うじゃん?
以前に丸の内行った時は、店のHPから予約するか一休を使うか悩んで、
一休はダイヤモンド会員なので試したけど、通路脇のガチャガチャした席だったのさ。
だからカード会社のコンシェルジェだったらどんな席をリザーブするか気になっててね」
「それはちょっと面白そうですね」
関内でセミナーに出た後、全員が無理無く六本木に集まれるだろう19時を目指し、
馬車道から電車に乗ったのは17時過ぎだった。
早すぎた、まだ18時じゃん。
どうしよう、あと1時間もある・・・
と言う事で、昔の記憶を確かめるように散歩をするのだが、
向かうのはヒルズ側ではないからか、妙にくたびれた風景が目に止まる。
ドンキがあるのか・・・
ロアビルの一階はなんか封鎖されてるなぁ・・
居酒屋多いなぁ・・・
明け方まで飲み倒すような町では
既に無くなってしまったのかも知れない。
こういう時はパブだよね、とばかりに入ろうとしたビルで
クラフトビアバーを見つけてしまって・・・
「どういうのがお好きですか?」
「黒系かビター系を」
そんな会話の中からオススメを一杯もらったけど、
とても飲みやすくて黒ビールな感じではない。
「全体的に優しい感じの物が多いですけど?」
「ウチは日本産のクラフトビールでやってるんですけど、
やっぱり初めてって人が多かったり、外国からいらっしゃって
日本のクラフトビール飲みたいってお客様も多いので
尖った物は少ないです」
「この後に、一番苦いヤツを」
いかん、すっかり飲みモードになってしまった。
時計を見たら結構タイト!
と、慌てて飛び出せば良いタイミングで
今日のディナーメンバーに合流できた。
「結構奥の席だね」
「先輩、ここ結構い良い席ですよ」
「そうなの?
店の雰囲気は見やすいけど、ウェイター達とは
ちょっとコンタクト取りにくくない?」
「飲食店って、奥がやっぱり上客用なんですよ。
6〜7人って予約で丸テーブルにしてくれたのもセンスですし、
個室まではいかなくても横がセラーでプライベート感あるじゃないですか」
彼は飲食店を経営しているので、
見る場所が違って、解説が面白い。
と言う事で、前菜はシーフードの盛り合わせをオーダーし、
目的のポーターハウス(3名分・Tボーンの大きいやつ)と
リブアイステーキ(骨付き500g)をオーダーした。
シーフードプラッターという名の藻あり合わせ。
ロブスターとプラウン、クラブミートがドサッと乗った大皿。
プラウンは人数分入れてもらったけど、後は適当に・・なスタイル。
そしてそれを食べ終わる頃には、
今日のメイン、ポーターハウス&リブアイステーキが登場した。
オーダーを受けてくれたウェイトレスが言う、
3人分じゃ足りないかも・・というコーションはプロモーションだとわかる。
2人用のポーターハウスを1.5倍にした感じだけど、量としては800gは
ありそうな感じ。そしてさらにリブアイがあるんだから・・・
最初だけ取り分けてもらったのは、ヒレ部分とサーロイン部分、そしてリブアイを
全員が平等に味わえるような気配りなのだろう。
ウルフギャングのドライエージングビーフは
アンガスの良い部分を上手く演出している感じがする。
丸の内で食べた物とはまた違う肉に感じられたけど、
思ったよりリブアイが楽しいこと。
ポーターハウス以外はDABじゃないかも知れないのは
メニューの表記から想像できるけど、骨付きとは言え500gで
9,400円って設定は間違い無くリーズナブル。
そして、アンガスらしいサラッとした味わいが
和牛の物に比べて量を楽しめるという効果もあって・・・
全員、食べ過ぎました・・な感じ(爆)
「先輩、高いけどそれ以上に満足させるセットって
凄いですわ。」
「やっぱりここの料理は人数いた方が楽しいと思ったけど、
想像以上に色々な発見あって、面白かったよ」
「基本は美味しい物しか出さないから、コストはかかるって感じですね」
「東京、六本木で、日本で初めて開く店を置くって
そういう事なのかもね」
「しかし、あれだね、皆そんなに小食だった?」
皆、私より若いのになぁ・・・
ごちそうさまでした。
☆
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2019年5月28日火曜日
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