2018年3月30日金曜日

マッカラン18年 1967

飲む・打つ・買うというのは、野郎の道楽と言われるけど、
私の場合は飲む・飲む・飲むが転じて飲む・食う・食うになった感じだ。
 
生命維持のために必要な食事と、健全な感情維持のために必要な酒は
歳を重ねると贅沢になっていく。
 
あ、高価な食事を楽しむが贅沢じゃないですよ〜
 
ゆっくり味わう時間を楽しむとか、
食べ方の工夫を楽しむとか、
ちょっと温度を変えてみるとか・・
な引き出しが増えて、それを実践できる環境を育てたり、
知識をモトに実験的なチャレンジを楽しんだり・・・
という事なんです(^_^;
 
ま、今日は還暦を迎える日として、
以前から振る舞い酒を計画していたのだけど、
その振る舞い酒がコレ。
 
 
  
1967年蒸留:マッカラン18年(オフィシャル)

モルトウィスキーの美味さに気付いた頃、
まだそんなに高くなかった時期に買い集めた中の1本なのだが、
この1本は1976年物だと思って購入し、やけに高いなぁ・・と思った1本だった。
 
で、ゆっくり見たら、ある意味幻の1本だったわけで、
そりゃ高いワケだよ・・と爆笑した事を思い出す。
 
当時持ってた一番古いマッカランが
1937年蒸留マッカラン・グレンリベット(ゴードンマクファイル)で
その次ぎが1965年のマッカラン25年(オフィシャル)。

その1937は清水の舞台から飛び降りるつもりで購入して
即開けて飲んだらもう・・・半端なく美味かったのだけど、
当時のボトルを再現したシリーズだったので、スクリューキャップ。
 
だから、ちびちび飲んでたけど、
とうとう白濁して香りだけを楽しむ物になってしまったのだ。
 
だけど、その時の美味さが引き金になって、
こういうボトルを買い集めるようになって、
あまたのボトラーズ物も多く持ってはいたけど、
かなりの勢いで飲んでしまって、今残っているのは
マッカラン系がメイン、それもオフィシャル物となっている。
 
で・・・
そんなオフィシャル物をググってみると
嘘?ってくらい、非常識な値段でオークションに出ていたりする。
 
ちなみにこのボトルは23万〜37万くらいの価格で取引されていて
そうなるともう、酒は飲み物じゃなくて投機対象か?って感じになってしまう。
 
 
「今日、還暦だからさ。
 お世話になったスタッフに振る舞っているんだよ。
 飲んで欲しいな}
 
「良いんですか?」
 
「お代は、ダメになってそうなコルクを、マトモなヤツに打ち替えしてくれれば良いよ」
 
 
と、そんな感じで、3軒ハシゴ。
 
最後はもう、中華街の端にある鉄板バーで、
スタッフ&居合わせた客&友人とともに、飲み倒した。
 
 
「自分が生まれる前のマッカランって、飲んだ事無いですよ」
 
「そうか〜、それは良かった。
 来年の誕生日にも、また酒持ってきて良い?」
 
「お待ちしています。」
 
 
  
   
アテは勿論、A3サーロイン!
 
一緒に飲んでくれたお客様より、グラスシャンパンを数杯頂いたりして、
今日は往年の飲む・飲む・飲む+食うな感じになりました。
 
今日は脂が少なめのサーロインで、
でもそれが、肉好きにはたまらんバランスになっている。
 
そして、あまりにも長すぎるフィニッシュを
しっかり押し流すパンチも持っていた。
 
 
お付き合い頂いた皆様、
ありがとうございます。
 
来年もまた、やるかも知れません。
その時はよろしくお願いいたします。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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