「今日のA3はモモに近い部分なので
ちょっと面白い焼き方してみます。」
「うん?
もしかしてイチボとの境?」
「サーロインなんですけど、ギリ端っこで、
筋を挟んで性格が全然違うんで、分けて焼いてみます」
遅番終わりで、
珍しく明日から連休な夜。
今年度最後のステージ記録を撮って、
スタッフからは卒業祝いをしてもった夜に
一枚で3つの部位が楽しめる肉が待っているとは
思わなかった。
「そう言えば今日、
お知り合いの方がいらっしゃいました」
「え?」
「ブログ見てていつも美味しそうだからって・・・」
「実はこの店だけ名前明かしてないんだけどね」
「そうなんですか?」
「ネットとかに出ると店が荒れるじゃん?」
「皆さん、そう言います」
「混み過ぎちゃうと・・・ね。
FBとかブログで見た人が教えて〜とDMくれれば
教えるしね」
マスターは、
宣伝費をかけずに材料費を確保する手法と、
戦略的にあまり情報が無い隠れ家的な存在として店を捉えているので、
確かに食べログとかには情報は無い。
スタートアップの時期は、ここまで儲けを絞ったらヤバイ?
って思うくらいに料金を下げていたけど、
ヒレを入れるようになった辺りから世間相場に近い設定になった。
だけど、それでも、コストパフォーマンスは素晴らしいのだ。
「左から順に脂が少なくなって赤身系の味になってますので、
それぞれ食べ比べてみてください。
火の入れ方は、それぞれに合わせて時間をかけて調整しています」
あ・・・
え?
えぇぇぇ??
確かに一枚のステーキ肉だったのに、
途中に入っていた筋に合わせて切り分けて、
焼き方も変えていただけなのに、
全然違う味わいになっている。
脂の多い部分の肉は、
巷でよく出会うジューシーなサーロインに近い感じで、
脂の少ない部分はミディアムな焼き方なのに
赤身っぽい美味さだけがある感じ。
そしてセンターにあった部分はまさにその中間の味わいで、
どれも魅力的でたまらない。
「そう言えばここっていつもオニオンスライスだけど、
間門のオヤジがステーキにはソテーオニオンと
皮付きジャガイモが決まりだって言っててさ」
「お客様で、玉ねぎを焼いて欲しいって人、います」
「え? やってくれるの??」
「ご希望あれば、お焼きしますよ」
次ぎは玉ねぎ焼いてもらおうかな。
加熱して甘く柔らかくなった玉ねぎって好きなんだよね。
って、夜中に次ぎの肉を考えるって、
どんだけ馬鹿なんだろうね。
ごちそうさまでした。
☆☆
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2018年3月23日金曜日
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