酒のアテには、魅力的な料理が多い。
価格も安めでいて、板前の腕が十二分に発揮され、
その美味さに杯を重ねてしまうような料理に出会うと、
それだけで、その店のファンになってしまう。
大衆酒場でも小料理屋でも蕎麦屋でも、
そこで供される酒に合わせた自慢の料理があるから、
ふらっと飛び込むのが楽しい。
そんな中で出会ったこの「新生姜のきんぴら」は
衝撃的な美味さがあって、しばし声を無くしてしまった。
お品書きを見た時は、新生姜の部分だけを見ていて、
すっきりとした物を食べたいと思っていたからオーダーしたんだけど、
オーダーした後に、疑問が湧いた。
生姜のきんぴらって・・どんなん?
で、この状態で出て来たから、さらにあれ?って感じになる。
切り干し大根かよ・・とか思いながら食べると、
いやぁ・・・・美味い!!
辛いかな?とかも思っていたけど、
適度な辛さと生姜の爽やかな味わいに加え、
きんぴららしい甘さもあって、これをご飯の上に乗せて食べたら
さぞかし美味いだろうなぁ・・と思ってしまう。
もうね、酒、飲んじゃいますね。
これだと、ビールとかホッピーでも楽しいかもね。
「これ、どうやって作るんですか?」
「生姜を千切りにしてから、水にさらして辛さを取って、
それからきんぴらの作り方で。
ちょっと作って出したら好評なんで、新生姜があるうちは
出してみようかと思ったんですよ」
「いやぁ・・これ、反則的に美味いです」
店主から作り方を教えて頂いたけど、
水にさらすのがコツで、その加減はやっぱり店主のセンス、なのだろう。
料理は化学実験だって言う人もいるけど、
自分としては愛情だと思う。
美味しいものを食べさせたい、という気持ちと、
料理で笑顔が生まれるようにしたいという願望と、
料理を食べてくれる人への愛情があれば、
絶対その料理は美味しく感じると思う。
この料理には、その愛情があるように感じたのは、
ちょっとした工夫の根底に、客と料理への思いがあるから。
多くを語らない店主だけど、
居心地が良いのも、その愛情の一端なのかも知れないね。
ごちそうさまでした。
☆
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2017年8月2日水曜日
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