2017年8月12日土曜日

リベンジ

「広島、どうでした?」
 
「暑かったよ〜」
 
「台風だったのでは?」
 
「7日午前中は雨だったけど、午後には晴れたよ。
 それよりさ、広島で狙ってた広島牛が食えなくて、
 肉モードのまま熟成肉ステーキ食べたら、安かった分
 ダメだったのさ。」

「あ〜、そういう事もありますね」
 
「だから、リベンジね。
 A3を200で。」
 
「ありがとうございます」
 
 
いや、熟成肉ステーキ屋がダメだった、って事じゃないよ。
 
牛肉も鮪も、安い物が特別に美味くなる事は無いってわかってて
それでも肉が食いたくて入った店で、安価なステーキ食べちゃっただけのこと。
 
でも、自分の中で「ステーキはこうあるべし」ってのが確立されているようで、
その基準が最近、高くなっているのだろう。
 
 
  
  
あれ?
焼き方はいつも通り「その肉が美味しく食べられる焼き方」だよね?
 
 
「半分、ガチ焼き系にしました」
 
 
ありがとう〜
 
ってか、比べるために200グラムにしたんだけど
やっぱりここのステーキって、大きく感じるね。
 
あ・・・
美味いわ(^o^)
 
ルポゼのやり方が以前より上手くなってて、
半分をガチ焼きにしてもらう場合は半分ずつ出てきていたのが、
同時なのに、ちゃんと両方が素晴らしい状態で出てくるのだ。
 
今日の焼き方は
ウォームセンター(ミディアムレア)とスライトリー・ピンクセンター(ミディアムウェル)
という感じ。
 
どっちの焼き方もそれなりに食べ応えがあって楽しく、
脂身を完全に外した状態でトリミングするからか、
200グラムというサイズ感が違い過ぎると確認できた。


A3ステーキ150グラムで3,400円。
A5なら5,300円というプライスが、高いかどうか?
 
最近めっきり行かなくなった鉄板焼きステーキの店だと、
コースで黒毛和牛180グラムのサーロインを食べて10,000円(税抜:サービス料込)になる。
(サラダ・前菜・焼き野菜・ご飯・味噌汁・香の物・シャーベット・コーヒー)
 
ここで、A3サーロインを200グラムと、焼き野菜とアボガドサラダを頼んで、
ワインを2杯+クラフトビール・・といっても1万円にはならないけど、
満足感では逆転する。

だからこの店へ来てしまうんだけど、
比べてしまった店には高級感という調味料が半端なくあって、
それこそが大事な場合には今だってそこへ行くだろう・・とは思っている。
 
でも今は、そんな食事を一緒に楽しむ人はいないし、
自分にとっても、高級感という調味料を楽しめる回路が
閉じているようにも思うのだ。
 
 
味わいや楽しさに比例するコストならOKだけど、
高級感とか贅沢感にかかるコストはNG。
 
サービスにかかるコストはOKだけど、
調度や食器等に費やされていたらNG。
 
そういう意味では、コンビニランチもファストフードも、
レストランでのフルサービスディナーであっても、同列で見ているのだと思う。
 
ま、美味しく楽しく食べられる事に対しての対価が
納得できるかどうかで、善し悪しを判断しているのです。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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