2017年8月23日水曜日

鰻源平焼き

小学校の時、赤組白組に分かれて、集団競技を行ったけど、
それが源氏と平家の旗印だった事を知ったのは、随分大きくなってからのこと。

国旗も赤と白で構成されるし、
紅白幕も日常に見られる色の組み合わせで、
日本文化に入り込んでる色と言って良い。
 
と、何故こんな前置きをするか、と言えば、
和食を食べた時に「鰻・源平焼」とあって、
最初、その意味がわからなかったからだ。
 
でも、一瞬考えて浮かんだのが、紅白。
鰻と言えば・・・
 
そう、こんな感じの料理になるワケで。
 
 
  
 
白焼きと蒲焼きを一緒に盛ったから、
源平焼き、となった・・と。
 
あ・・
これ、楽しいわ(^_^)
 
冷酒を飲みながら摘まんだ一皿だけど、
丁度良い大きさと、どちらも熱々の状態で・・・
って、あれ?
 
白焼きと蒲焼きって、
調理時間が違うから暖かさを合わせるって
高等技術?
 
 
鰻重で、あの香ばしく甘いタレと共に楽しむ鰻は格別だし、
白焼きは山葵醤油で摘まみつつ酒を飲むのが堪らない。
 
でも、
白焼きと蒲焼きを同時に食べる事は、まずないよ??
 
蒲焼きが上がるタイミングに合わせて
白焼きを完成させるんだろうけど、
大きさや温度の合わせ方も見事。
 
久々に、仕事が素晴らしい料理、
という感想を持った。
 
後でググってみると、
魚を塩焼きと照り焼きで出す場合などに
この言い方をするらしい。
 
と同時に、北大路魯山人が著書の中で、
味が落ちた鮎を照り焼きにして、活き鮎の塩焼きと合わせ
源平焼きと称して出すけど、それを知らずに自分から
源平焼きを注文する半可通もいる・・と書いていた。
 
なるほど、そういう側面もあって、
商売としての源平焼きニーズがあったのだなぁ・・と思うけど、
この鰻はこの時期の鰻としては、楽しかったのは言うまでも無い。 

ごちそうさまでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...