出汁巻き玉子で一杯

「ビールの後は、日本酒にしようかな。
　全部オススメなんだと思うけど、この中で飲んで欲しいって思うものって何？」
　
「自分の趣味ですが、栃木の辻善兵衛が良いと思います。」
　
「辛い？」
　
「甘い、と言うかちょっとフルーティーな感じです。
　最近の日本酒って、甘いとか辛いとかって評価はあまりされなくなってて
　私達が酒屋さんから買う時に辛口と聞いて買っても、飲んだら甘く感じたりするので、
　メーカーさんと酒屋さんの評価が違うことをわかってて仕入れますね」
　
「そうなんだ。
　アテは・・・出汁巻きが良いな。」
　
「ウチの出汁巻き、大きいですよ。
　お一人で、大丈夫ですか？」
　
「え？
　・・だ・・いじょう・・ぶ、だと思うけど」
　
「ウチの出汁巻き、大きいだけじゃなくて、中に玉子の黄身が３個入ってるんです。」
　
　　
おい！
玉子好きの私に、なんて事言うんだ？
　
　
「そんな事言われたら、頼むでしょ。
　俺、玉子好きなんだよ」
　
　
と言う事で、
そんなスペシャルな出汁巻き玉子を待ちつつ、
オススメの酒を飲むと・・・
　
なるほど、フルーティーな飲み口で、
細めなボディにしっかり色気が乗った感じの味わいが、
「今日もお疲れ様でした」と言ってくれたように、染み渡っていく。
　
　
「もし、もう一合飲まれるのでしたら、
　メニューには無いんですけど、会津の飛露喜があるんですが。」
　
「飲む」
　
　
出てきたのは、　飛露喜の吟醸・生詰。
　
これまた、さらにスレンダーなボディでありながら、
穏やかに優しく寄り添うような、軽やかな中に生詰らしい個性を持つ、
美味い酒だった。
　
飛露喜は特別純米を良く飲んでたけど、吟醸は記憶がない。
こりゃ、良い出会いだね(^_^)
　
　
「お待たせしました。
　大丈夫ですか？｝
　　
「もっと凄いのが来るかと思ったよ」
　
　
・・と、お約束の会話。
　
出てきた出汁巻きは、こんなんでした。
　
 　

　
ま・・
確かにデカい（爆）
　
お〜
素直な味だね。
　
玉子の味が前面に出る感じで、
おろし入りのタレをつけると、バランス良い味になる。
　
そう言えば、黄身を中に仕込んでいるって言ったっけ。
　
ここら辺に入ってるのかな？
　

　
SEのカメラだとこれが限界か(^_^;
　
半熟よりちょっと固い感じになってるけど、
出汁巻きの食感とは違う感じで黄身の味が乗っかると、
これがまた楽しいのですわ。
　
やばい
酒が進む・・・
　
ってか既に２３時回ってるし(~o~)
　
そう、今日は遅番だったのです。
　
で、この店、
フードのラストオーダーが２７時、閉店は２９時なので、
２２時に仕事終わってからでも、余裕で美味い酒＆アテにありつけるんだけど、
自分、明日、早番(T.T)
　
５時４５分には目覚ましが鳴るので、
これを食べ終わったら帰るしかない。
　
昔は平気で朝まで飲んで、
そのまま会社出たりしてたんだけど
既に眠い（爆）
　
寄る年波ってヤツなんだろうね。
　
　
ごちそうさまでした。
☆
　

KAMINARI（カミナリ）

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