2017年4月6日木曜日

蕎麦屋で飲む

たまには行かなきゃ・・という店は何軒かあって、
行かなくなった理由は、同じ料理で他にお気に入りができてしまった
という事が多い。
 
彼処のアレが食べたいと思って出かける事が多い自分には、
同じ料理なら、コストをかけるなら、より良い物を・・と思う浅ましさがある(^_^;
 
それでも、行かなくなった店への顔つなぎを考えるのは、
お気に入りの店の存在も、移ろう時の中で突然消える事は必定で、
同時に、あらゆる存在は時と共に変化していることもまた、当然のことなのだから。
 
夜桜を撮りたいと思いつつも、天気の具合で諦めた今宵は、
久々に訪れたう店で、選り抜きの日本酒でも楽しもう、という気になった。
 
  
「桜だから、思わず買っちゃった」
 
と出してくれたのは、秋田の栗林酒造が造る「春霞」の純米酒。
花ラベルと名付けられたこれは、生詰めして瓶火入れした春限定の酒。
 
秋田こまちが使われていると聞くけど、
甘みも酸味もあるキレの良い飲み口で、
味は濃いけどベタつかない美味い酒と言って良い。
 
で、すいすい飲んでたら、そこは生詰め。
ぐわ〜んと回ってくるのですわ。
 
ま、この後にもう一杯飲んじゃうんだけど、久々に日本酒に溺れる感じ。
ここのところ深酒をしなくなってたから、耐性が落ちてるらしい(^_^;
 
でもまぁ、
一人で黙って飲んでる時って、
間違い無く酔いが早いよね。
 
誰かと喋りながら飲んでると、結果的に呼吸が大きく多くなって、
その分アルコールの代謝が上がる、らしい。
 
底なしに飲んでるヤツって、確かに体質ってあるけど、
大体はよく喋ってるヤツだったりするから、その説は当たっているのかも知れないね。
 
 
「シメはどうします」
 
「久々に来たから、蕎麦にしようかな」
 
「せいろ?」
 
「お願いします」

  
あれ?
こんな感じの蕎麦だっけ??
 
あ・・・
マトモになってるじゃん??
 
って言うか、ここの蕎麦って蕎麦屋のクセにって言いたくなるような蕎麦だったし、
酒飲み過ぎで蕎麦にたどり着けずに終了がパターンでもあった。
  
だから随分食べていなかったんだけど、
なんか今日は、まともな味わいがある。
 
これだからさ、
たまには行かないとダメなんだよね(爆)
 
 
ごちそうさまでした。

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