セブンの「金ハンバーグ」
チルド系のハンバーグの中ではちょっと甘い味付けではあるが一番好きな味で、
安いこの手ハンバーグにありがちな内臓臭も感じられず楽しくいただけるのだ。
それにしても贅沢になったものだよね。
金のハンバーグ、肉は牛100%でタマネギとかつなぎ(パン粉・卵白等)も
控えめで肉の存在感が凄い。
昭和な時代には考えられない商品で、
この手のハンバーグとしてはマルシンのハンバーグが一般的だった。
だが何故か我が家ではマルシンのハンバーグが登場した事がなく
ハンバーグと言えばイシイのチキンハンバーグ。
甘い煮込みハンバーグの様な味わいで、化学調味料によるコッテリ感が楽しくて、
そのソースでご飯を食べるのが好きだった。
今思えば、
イシイのハンバーグはレトルトで
マルシンのハンバーグはフライパンで焼かなくちゃいけないもの。
母親にとっては調理の簡便さを重視したんだと思う。
家事は小学校低学年からやらされていて
専ら掃除と食器洗いをやっていた。
子供に火を使わせたくない、という親心はあったと思うけど
それよりも調理する事は楽しかったのだと思う。
茄子とピーマンを炒めて、目玉焼きを焼いただけのおかず。
でもこれが、凄く楽しいんだわ。
各社のハンバーグを食べているけど
コイツはありがちな合い挽き肉じゃ無い分、
キャラクターが立っているのかも知れない。
えぇ、
もちろんご飯にこのソース付けて食べるんですよ。
その習慣、抜けないんだなぁ・・・
家事は小学校低学年からやらされていて、
主に担当させられたのは掃除と食器洗い。
食器が洗い終わらないと学校へ行ってはいけない・・とされて
迎えに来てくれた友達に「先に行って」と何回も謝った事を思い出す。
で、子供の頃に強制的にやらされた事や食べさせられたものは、
今もどこかで嫌いだったりする。
やればできるし、食べられるけど、それらは子供の頃の嫌な感情を蘇らせるから
嫌悪感が先に立って避けてしまうんだと思う。
母親が調理が嫌いで専ら調理担当になってたら、
今、この自炊モードな生活は、正に苦痛だったろうね。
でも悪い事ばかりじゃなくて、
味にセンスの欠片も無かった母親のおかげで味の許容範囲はかなり広くなって、
味も素っ気もない料理でも楽しくいただけてしまうのだ。
戦前生まれの人にとっては、味を覚える前に生き死にの問題が大きすぎて、
食べられる事に感謝して生きる事が絶対的だったのだと思う。
使うのが勿体ないと料理に砂糖を使う事は殆ど無かったし、
出汁に使う煮干しはワタも取らずにそのままで
お椀1/3にもなる量を強制的に食べさせられたので
今でも煮干しでとった出汁は馴染みがあっても出し殻の煮干しは見たくもない。
やればできるし、食べられるけど、それらは子供の頃の嫌な感情を蘇らせるから
嫌悪感が先に立って避けてしまうんだと思う。
母親が調理が嫌いで専ら調理担当になってたら、
今、この自炊モードな生活は、正に苦痛だったろうね。
でも悪い事ばかりじゃなくて、
味にセンスの欠片も無かった母親のおかげで味の許容範囲はかなり広くなって、
味も素っ気もない料理でも楽しくいただけてしまうのだ。
戦前生まれの人にとっては、味を覚える前に生き死にの問題が大きすぎて、
食べられる事に感謝して生きる事が絶対的だったのだと思う。
使うのが勿体ないと料理に砂糖を使う事は殆ど無かったし、
出汁に使う煮干しはワタも取らずにそのままで
お椀1/3にもなる量を強制的に食べさせられたので
今でも煮干しでとった出汁は馴染みがあっても出し殻の煮干しは見たくもない。
今、あらためてマルシンのハンバーグを食べてみたら
どういう感想を持つのかなぁ・・・
とか思いつつも、レトルト系の方が楽で良いって思うのは
親と同じ感覚を持っているのかもしれないね。
ごちそうさまでした。
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