その価値がわからなかった土瓶蒸し。
何故、土瓶の中に色々入れてそのスープだけ飲むの?
折角の食材は、ちゃんと普通に全部食べたいんだけど??
って食べ盛りな若き頃は、料理としての存在さら否定してい気持ちでいっぱいだった。
だから、やっぱただのスープだよねぇ・・
とがっかりした事だけを思い出す。
と言うか、かなり歳を食って、
食に量を求めないようになってからやっとその魅力に気づけたんだけど、
今やそもそものコストが高すぎで、味わう事も難しくなってしまった。
松茸の土瓶蒸しが価格上昇したのは
間違いなく松茸の価格が上がったから。
これ、環境破壊が・・とかいう問題もあるのだろうけど、
そもそも茸を採る(採れる)人が少なくなったからなんだと思う。
産地では、高額で取引される天然の希少な茸類は
どこに生えるかを知っていても、
家族にも教えないという話を聞いた事がある。
で、その情報を持っているのは
往々にして産地で生活している人達で
総じて高齢者になっているのだ。
つまり、
もう山に入れない状態・状況になって
彼処にあるよ〜って情報も口伝でしか伝えられないから
(スマホとGPSで位置を解析する、なんて事ができないだろうし)
貴重な情報は消えてしまうのだろう。
その上に、環境の変化が起きていれば、
毎年山に入ってない人には狩り場もわからなくなるって事になるワケで。
いやね、
久々にちゃんとした和食が食べたくなって、
美濃吉のハガキ見たら、コースに松茸の土瓶蒸しがあったんですよ。
ほんと、日々外食難民なので、
これはもうイベント的にスケジュール組んで
食べるしかないって、思い立ってね。
勿論、丹波の松茸なんて使ったらとんでもないコストになるので、
産地は問わずにコストパフォーマンスで選んだのが、「錦秋」というコース。
前菜「秋の盛り合わせ」なんてヤツをアテに
初っぱなから日本酒飲みつつ、下地を作ってから・・・の
つまり、
もう山に入れない状態・状況になって
彼処にあるよ〜って情報も口伝でしか伝えられないから
(スマホとGPSで位置を解析する、なんて事ができないだろうし)
貴重な情報は消えてしまうのだろう。
その上に、環境の変化が起きていれば、
毎年山に入ってない人には狩り場もわからなくなるって事になるワケで。
いやね、
久々にちゃんとした和食が食べたくなって、
美濃吉のハガキ見たら、コースに松茸の土瓶蒸しがあったんですよ。
ほんと、日々外食難民なので、
これはもうイベント的にスケジュール組んで
食べるしかないって、思い立ってね。
勿論、丹波の松茸なんて使ったらとんでもないコストになるので、
産地は問わずにコストパフォーマンスで選んだのが、「錦秋」というコース。
前菜「秋の盛り合わせ」なんてヤツをアテに
初っぱなから日本酒飲みつつ、下地を作ってから・・・の
「松茸土瓶蒸し」
扱いとしては椀物になるわけで、
なるほど〜と思いながら、香り(弱いけど)を楽しんだりするのですな。
ちなみに、海老原でもたまに土瓶蒸しやってて
これがまたちゃんとしてるんであったら頼むんだけど、
あったら頼むって言えるほど通えてない今は、
やっぱ和食屋で頼むしかないんです。
向付の「本日のお造り」を頂いた後は旬菜として「黒毛和牛石焼」が出る。
扱いとしては椀物になるわけで、
なるほど〜と思いながら、香り(弱いけど)を楽しんだりするのですな。
ちなみに、海老原でもたまに土瓶蒸しやってて
これがまたちゃんとしてるんであったら頼むんだけど、
あったら頼むって言えるほど通えてない今は、
やっぱ和食屋で頼むしかないんです。
向付の「本日のお造り」を頂いた後は旬菜として「黒毛和牛石焼」が出る。
いつの頃か美濃吉、旬菜と言いながら和牛がラインナップされるようになってて
和な食を楽しむのに、何故ステーキって毎度思っていたのだけど、
今はステーキもなかなか楽しめないので、和牛って美味いわ〜とにやついてしまったね。
でも、やっぱり、
ステーキはステーキ屋で食べる方が美味いんだな。
基本、脂が強いってのもあって
ご飯と一緒に食べたいって思っちゃう俗人としては、
酒のお代わりをして飲みつつ、脂過多な美味い牛をいただきました。
鉢物として出たのが「鰻 小蕪含ませ」。
美濃吉は元々、川魚を主体とする料理店だった事もあり
川魚がコースに入るのだけど、何かしら鰻料理を
コースに入れる事が多いイメージがある。
このシーズンは鰻も脂が乗って美味しくなっていくから
こんな感じで出してくれのだろうね。
そしてコースは強肴「あわびときのこの天ぷら」が出て、
御飯はもちろん松茸ごはん!
ま、土瓶蒸しと松茸ご飯だけってセットがあったら
そっちを頼んじゃうかも知れないけど、
鰻は日本酒飲みながら楽しむには良いバランスでした。
それにしても、相変わらずのゴーストタウンな風景が
コロナ対策の罪深さを裏付ける。
商売が抑えられれば、それに関係する業種全てが圧迫され、
切りやすい費用から切られるという事では
広告・宣伝なんて真っ先にやられちゃうわけで、
売り上げが1割になった・・なんて広告代理店もあるように聞いている。
私の仕事はエッセンシャルワークに属するのでとにかく仕事はあるんだけど、
客足を規制するような動きがあればやっぱり収入はがた落ちで、
自治体は補填すると言いながらも最低限の補填で精一杯な上に、
出納閉鎖ギリギリまで支払いが来ない事は想像に難くない。
そこまで、自腹で食いつなぐしかないから、
体力の無い企業は一旦廃業しちゃえって事にもなりかねない。
寒い冬が来たらどうなるんだろう・・
と不安を感じる帰り道。
それでもほろ酔い加減が嬉しかったのが
唯一の救いなんだろうね。
ごちそうさまでした。
☆
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