そのまま別の形で食べたいと思っていた。
小麦粉と言えば粉物。
お好み焼きとかたこ焼きとかソース焼きそばとか・・・
でも、その手の店がまた少なくて、しかもどこも早仕舞い。
いっそ太源でカレーラーメンでも・・とか思ったけど、
あそこは麺の美味さを楽しむって料理じゃないんだよね。
どうしたもんじゃろのぉ・・・
と考えていて思いついたのはピッツァ。
ダメ元でシシリヤに電話してみたら案の定アウトだったけど、
思いつくままに数件電話して、テーブル席が一個だけ空いてる店をゲットした。
そう、オープンしてちょっと落ち着いただろう時期に訪れた事があった
ラ・フィーリア・デル・プレジデンテ。
ナポリの名店が出した日本1号店という事で鳴り物入りな感じはあったが、
なんか妙に居心地が悪く、ピッツァもシシリヤを知ってる身としては
だから何?って言いたくなるレベルだった事を覚えている。
ここでしか食べられない・・とあった揚げピッツァふが食べたくて訪れたり、
シシリヤに振られて訪れた事もあったけど、キッチンとフロアのリレーションが悪く、
せっかくの及第点な味わいも、2階テーブル席だとガッカリになったり、
なんとか窯前のカウンターに座れても、
妙に恐いキッチンの空気でやっぱり楽しめなかったのだ。
だから、ちょっと遠ざかっていた・・・と。
だから、ちょっと遠ざかっていた・・・と。
今日はギリギリのタイミングではあったからか
2階席しか予約できなかった。
私が座った2人用のテーブルの他に、4人掛けテーブルが1つ空いているだけで
後はビッチリと客が入っていて、ノーマスクの飲んだくれが殆どだった。
横に座っていたカップルは、
こんなコロナ禍でも関係なく遊んでいる感じのオヤジが
飲み屋のねーちゃんをひたすら口説く感じの会話がダダ漏れで、
それだけでも以前だったら帰るって叫ぶ様な状況ではあった。
だが、既にこんな店は、希有な存在になりつつある。
ここはサルシッチャをアテにビールを飲んで、
ピッツァは王道のマルゲリータ・ブッファラを頂いて
即、帰れば良いことなのだ。
あれ?
ちょっと料理、良くなった??
何だろ、以前にあった
「あんたらの求めてるのはこんなもんでしょ?」的な空気が消え
ピッツェリアと言うよりトラットリアの料理の様な仕上がりになっている。
あ〜
やっぱ、たまには来ないといけないよね。
なるほどこれなら。ねーちゃん口説こうってオヤジが
格好つけて来る意味もわからないじゃない。
こりゃ、オステリアを目指しちゃってるのかな・・・
お!
お〜〜〜〜
以前感じた、だから何って状態じゃなく
ちゃんと美味いし熱い!
これ、サービスのレベルが上がったのか
キッチンとフロアのバランスが取れたのか、
いずれにしろ、以前感じた嫌な空気は無い。
だからそれだけで
美味しいって感じられるんだけど、
ピッツァその物がグレードアップしているのだ。
この店では「マルゲリータ・ブッファリーナ」となっているこのピッツァ。
水牛のモッツァレラが使われてりゃ文句無いっす!
ってノリでオーダーしたけど、これをさらっとカウンターで食べて
バーを目指してすぐ出るって感じで味わいたいって思ったね。
あれ?
2019年ナポリピッツァコンテストの
伝統的なナポリピッツァクラスで優勝した??
なるほど〜
あのコチコチな空気が無くなるワケですな。
客層は関内ど真ん中な場所でもあるから若干問題ありでも、
これならタイミング合えば再訪したいって思ったね。
ま、こういう時間に上がれるよう
頑張るしかないですな。
ごちそうさまでした。
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