と言うのが、今の企業の基本的方針なのだろう。
そのスタートラインを越えるためには
「自分達は何ができるか?」
という分析にも幅広い視野が求められる。
「やった事が無いから」
という保守的に見える考え方は、この非常事態にはナンセンス。
そういう意味で、「何ができるか?」という事には
チャレンジが多く入っていないといけないのだろう。
飲食店がテイクアウトに走るのは
簡単に対応できる事がその最たる理由だけど
そこに、自分達らしさと他でには無いプレミアムを
どう忍ばせるか。
そんな事が、生き残りの鍵になっているように思う。
管理という立場から見ると
今は耐え忍ぶ時期でもあるから「出するを制する」ことに主眼を置くのだけど、
そこには、ユーザーの立場を想像する意味を強く感じている。
杓子定規に動く事は楽だけど本来の意味を考えたら間抜けって事が多すぎて
ピンチをチャンスに変える発想の転換が起きるハズも無いのだ。
そんな事を考えがら
今日はランチ用に弁当を選んでいた。
面白いもので、
もともと弁当を売っていた企業は商品に変化が少ない。
こんな時だからこそこれが必要だろうという発想をしても、
それに資本投下をして新たな魅力的商品の開発に乗り出せるほど
余裕が無いのかも知れない。
それよりも、
これならできるぜってノリで弁当販売に注力する企業の物の方が魅力的に見えるのは、
そもそもの自由度が違うからなのだろう。
今日選んだのはそんなノリの重慶飯店の弁当。
重慶飯店との付き合いは古く、
遠方からの客を案内する場合の選択肢には必ず入れる店の1つ。
そのスタイルは四川料理を専門にしつつコースには広東料理を織り込むなど
柔軟な営業スタイルがある上にワガママも通るので、
中華料理に慣れていない人にも対応しやすいのだ。
上手く料理を選べば受ける美味しさがちゃんとあるので、
客の好みを探りながらオーダーするこっち側の楽しみもある。
そんな店の弁当は
店の味をそのままに届ける事に重点を置いた感じがして
特に本店1階で買う弁当は楽しいのだ。
今日のチョイスは「焼き物三種が乗った弁当」
個人的には叉焼と皮付き叉焼の2種で良いんだが、
叉焼のみのやつはあっても2種はないので結局コイツを選んだ・・と。
このね〜
肉の仕上がりがたまらんのよ。
それと、かけ回してあるタレの美味さ。
暖かいご飯が焼き物の脂を溶かして纏い、
タレの甘さと一緒に食べると、身体に悪そうな美味さが溢れる。
鰻丼と一緒で、
ご飯だけでも楽しいって思えちゃうんだな。
そして皮付き叉焼のクリスピーな食感と
噛みしめるとジワッと出てくる脂を楽しむ叉焼、
鶏肉とは違う滋味を感じる家鴨。
(骨付きは嫌いだけどね)
以前からこのスタイルで重慶飯店は弁当を出してはいたけど、
料理がパワーアップしているように感じるのは何故だろうね。
弁当と言えば、Hotto Motto、オリジン弁当、崎陽軒と
横浜市民には全国区的なチェーンや地元企業が思い浮かぶのだけど
「そこに愛はあるんか?」と言いたくなるようなラインナップなワケで
青息吐息な地元飲食店の弁当にこそ愛を注ぎたくなるのですよ。
ウーバーイーツや出前館など、宅配業者が勢いづいているけど、
スタッフが持ってくって出前を始めた飲食店や
タクシー会社と提携して料理を届けるフレンチの店とかも出てきて
リモート社会が構築されていく経験をしているようにさえ思ってしまう。
そして、今までだと出前だからと割り引いて見られたクオリティ&コストが
今後どういう形でシフトしていくのかに凄く興味が湧く。
結局、本物しか残らないって事になるとは思うけど、
そもそもの市場が狭まっているのが問題だよね。
ごちそうさまでした。
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