2017年5月3日水曜日

ヴィンヤードウィーク

気付けば毎年恒例になったココワイナリーツアー。
 
例年だと4月29日に訪れているんだけど、
今年はシフトの関係があって今日になった。
 
大型連休という事なのか指定席が取れずで、
いつも通りの起床にも関わらず、浅草で1時間以上待つ事になってしまった。
 
でも、想定内。
ゆっくり朝ご飯を食べ、浅草寺を散策してから、
足利市のワイナリーを目指した。
 
 

 
毎年恒例なんだけど、
やっぱりここの葡萄畑の色は好きだな。
 
そして、この色を見ながら食べるのは決まってコレ。
 
 

 
カレーランチです。
 
あれ?
シェフ変わった??
 
・・・な気分になったのは、
同じ風情なのに、なんとなく料理の味も仕上がりも
食べた時の食感や後味の方向性が違うって思ったから。
 
スタッフもなんだか慣れてない感じで、
連休中ってこんな感じになるのかな・・と思ったりして。
 
もちろん、ワインは最初から3杯とかオーダーするんだけど、
残念な事にあのマグナムオーバードは
とうとう売り切れてしまった、との事。
 
まぁ、マグナムオーバードは2000年記念品。
 
カリフォルニアのメルロー78%・カリニャン22%で仕込まれ、
1997年10月に収穫した後、18ヶ月熟成してから瓶詰めして
セラーでさらに16年以上熟成・・と。
(瓶詰めは1999/9/28)
 
去年、コルクがダメだから・・とディスカウントした数本がショップにあって、
7000円代で買った記憶がある。

これが、確かにコルクはグズグズで、見るからにやばそうな感じ。
当然コルク抜きなんて使えない柔らかさで、ダメなコルクを抜くための
大きなピンセットみたいなコルク抜きを使ったんだよね。
 
で・・・
飲んでみた。
 
もうね、
ぶっ飛んだよ。
 
マグナムじゃないオーバードは何回か飲んできたし、
マグナムだって、ワイナリーのレストランで飲んできたんだけど、
ダメかも知れないと思って買ったマグナムは、もの凄く売れた果実を
そのままワインにしたような豊かな味わいがあったんだよね。
 
あまりに美味しかったんで、どっかで手に入らないかと探したんだけど、
まだまだメジャーとは言えないワイナリーのマグナムボトルを、
しかも1万円のワインをストックしておくような酒屋は、
案の定見つからなかった。
しかも、ココワイナリーでも通販はしていない・・・と。
 
だから、今回は、
ストックがあったら買うつもりで来たんだけど、
レストランでも飲めないし、ショップのセラーにも
マグナムは赤・白とも姿が消えていた。
 
残念だ・・・(T.T)
 
 

 
と言う事で、軽く喉を潤した後に、
2009オーバードと2014甲州FOSを一杯ずつ飲んだ。
 
オーバードは、やっぱりココワイナリーのトップランクブランドの一つで、
カリフォルニア・ソノマに「こころみ学園」の農夫達が植えた葡萄で作られていて、
上質なカリフォルニアワインらしい味わいが特徴と言える。
 
そりゃマグナムに比べたら若さがまだ残る味わいだけど、
青葉が出ている葡萄畑を見ながら、足利の風の中で飲むと、
格段な味わいになるのが、毎年訪れてしまう理由の一つでもある。
 
甲州FOSは、甲州種の新たな方向性を提案したワインで、
赤ワインと同じように皮と共に発酵させた白ワインなので、
ボディがしっかりとあって、酸味も渋みもありながら
甲州種らしい香りと軽やかさも持ち合わせて、
かつ複雑な味わいがある面白いもの。
 
2014は少し濁った感じの出来上がりになっていて、
2013に比べたら酸味が強いように感じられた。
 
明日は仕事だけど、
昼間っから飲んでれば醒めるようね・・と自分に言い聞かせて、
蔵出しワインや、一般には流通しないワインが揃う場所へと移動。
 
そして2005とか2006の貯蔵品ワインや
ノンブランドのカベルネ・メルローなんかをしこたま飲む。
 
 
来年は、こうやって来られるかわからない状況だけど、
願わくは昼ワインを楽しみに、電車に揺られてやってきたい。
 
ひょっとしたら最後の訪問になるかも知れないけど、
毎年じゃなくても、きっとまた、ここでこうやって飲むんだろうね。
 
 
飲み過ぎました。
ごちそうさまでした。

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