2017年5月13日土曜日

A4のタリアータ

いきなり寒すぎ!
身体がついていきません。(T.T)
 
それでも退社時刻にはどうにか雨が上がり方向、
今日はイタリアン的な店での会食があるので、助かった。
 
実は、ここのところ避けていた肉系の料理。
バランス取らなくちゃって気持ちもあったんだけど、
なんか身体が求めていなかった。 

でも昨日、油っこい中華料理を食べたら、
脂摂るなら肉が良いって思っちゃったりして
何を食べるか・・な話し合いの時、タリアータを所望してしまう。
 
 
 「ここのはA5じゃないんだね」
 
 「浅草のすき焼き屋が『A5やめます』って宣言してから、
  最近のA5は脂多すぎで、肉の美味さが無いって評価も出てきたね。」

 「焼肉屋で特上頼むと、あっと言う間に脂落ちてスカスカになっちゃう事、あるなぁ」
 
 「サラッと炙って、すぐ食べろって言われてもね」
 
 「そんなの食べると、私はもう腹にきちゃってダメ」
 
 
うん、
そうなんだよね。
 
牛肉と羊肉は融点が高いので、
暖かいうちに食べないとダメ・・と言われるけど、
実際、牛の脂を消化するのには時間がかかる。
 
その上、過剰な脂がのっかれば、
脂質を分解する酵素が足りなくなって、消化不良を起こしやすい。
 
A5って言葉が一人歩きして高級品的な扱いになるけど、
単に脂の量で決まる数字に美味しさの裏付けは無いし、
A5だってその中に5段階あるから、同列に考えるのも如何なものかと。
 
 
 「そもそも牛肉って、1から12の等級があって、
  等級が上がれば脂が多くなるだけのこと、
  A5は8から12等級になるけど、浅草のすき焼き屋は
  肉の旨味と脂のバランスを考えると7等級の方が美味いと言い切って、
  A4(5等級〜7等級)を出すようになったと聞いたよ。」
 
 「肉にはうるさいですねぇ」
 
 「肉食だし」
 

牛肉の場合、和牛は融点が低いけど、交雑種や乳用種は結構高くて、
それが美味しさの評価にもつながっている。
 
スーパーで売られている国産牛の多くは交雑種や乳用種で、
酪農で使った牛を食肉にする際、国産牛と称しているのだけど、
口の中で脂が溶けにくく円やかさが出ない事になるワケだ。
 
 
  
「A4和牛ロースのタリアータ」
 
 
 「美味しい!」
 
 「ここは、加熱が上手いんだよね」
 
  
表面がカリッとクリスピーで、
中は適度にジューシー。
 
味付けはベーシックに塩・胡椒。
 
レモンをかけようかと思ったけど、
このままの方が楽しい感じだったのでレモンは放置。
 
ロースにありがちな脂のダメな食感も無く、
脂部分も楽しむ事ができた。
 
合わせるのは、カリフォルニアのジンファンデル。
 
と言うか、ジンファンデルと言えばアメリカで、
イタリアではプリミティーヴォと呼ばれている葡萄種。
 
香りがベリー系で酸味があるから、
カベルネやメルローに比べると軽いイメージが持たれがち。
 
だけどそれも、選果やワインの作り方によって全然違う物になるので、
わかりきったカベルネを飲む前に、あったらジンファンデルを飲むって事が
自分的には多い。(安いしね)
 
 
 「ところで今日は、なんか特別な理由があったんじゃないの?」
 
 「あ・・・ねぇ〜・・・」
 
 「え? あぁ・・・重大発表的な?」
 
 「実は、いよいよ籍を入れようかと」
 
 
若いって良いね(^_^)
 
車や飼猫を連れての新居探しが大変だとぼやく彼を見つつ、
それもまた楽しみの一つなんだって、何時気付くのかなぁ・・と思ったりする。
 
 
さて、明日はオフ。
へたってる身体を労る事にしますかね。
 
ごちそうさまでした。

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