自分が担当する仕事で必要な場合以外、
会社の仕事で撮影するのは、基本的に違うと考えている。
それは、撮影用の機材等の整備など
当然必要となる諸々の事に対して一切の援助が無い上に、
撮影した物についての著作権や二次使用料などについて、
なんの権利や報酬が無い、という現実があるからだ。
勿論、個人的に撮影の依頼があった場合については、
会社を通して会社の仕事として必要経費は出してもらうけど、
撮影や現像・画像処理にかかる技術料は何ももらえない。
だから、個人的な仕事については、
実費のみをもらって(時には完全ボランティアで)受ける事が、多かった。
「記録撮影、お願いできませんか?」
「良いよ〜
でも記録なら、誰かが撮れば良いんじゃないの?」
「ウチが持ってるカメラがあまりに古くて、
記録として撮るにしても上手くいかないんです。」
「おっけ〜、わかったよ。
んじゃ、そっちの事業手伝いで、業務時間内に出張するよ」
「ありがとうございます。」
「撮影は、リハ中に客席から撮れるよね?」
「いえ、本番の時、調整室から硝子越しで撮って欲しいんですけど」
「え? リハやらないの?」
「朗読なんで、マイクチェックだけできちゃえば・・・」
「あのさ・・
そのレベルで良いなら、スマホで撮るので充分だよ。
せっかく機材持って行くんだから、ちゃんと出演者にお願いして、
15分くらいで良いから、本番明かりと本番衣装でリハをやってもらうよう
ちゃんと頼んでくれないかな?」
「わかりました。お願いしてみます。」
「記録だって、ちゃんとした写真が欲しいって事なんだから、
利用する範囲を明確にしてお願いすれば、演者も理解してくれるはずだよ」
そんな会話をしたのが、半月も前のこと。
面倒なオヤジになってるんだろうなぁ・・とか思いつつも、
会社内では「ちょこっと写真撮ってくれれば良いじゃん?」とか、
「色々な写真持ってるんだから仕事で使わせてよ」とか、
乱暴な事を言う人が多すぎるので、ちゃんと線は引きたいのだ。
そして今日、担当者の動きがちゃんとあった事から
出演者達は撮影用のセッションを承諾してくれていた。
写真って、条件に適した機材で、適正な露光で撮影すれば、
誰だってそれなりの物が撮れるもの。
現像するまで結果がわからないフィルムを使っていた時代は、
明るさと色などから、結果を予測する職人技が結果を大きく左右したけど、
今は撮ったその場でモニターで確認できるから、
素人だって撮りながら修正しつつ数を取れば、充分にマトモな写真が撮れるのだ。
でも、ステージなど特殊な照明を使う環境下で撮影する場合、
高性能な機材と、独特のノウハウと経験が必要になる。
と言うか、スポーツとか商品撮影とか、はたまた婚礼の記録とか、
経験でしか得られない技術と適した機材が、必要不可欠となる。
だから今でも、プロのカメラマンが生きていられるのだろうね。
無事、フォトセッションを終えたところで、
本日のギャラ代わりとなるお弁当を頂いた。
油淋鶏弁当!
若者が喜びそうなヤツだね(^_^;
ど〜んとご飯と同量くらいな油淋鶏は、
千切りキャベツのベッドの上に乗っていた。
甘酸っぱいタレがそのキャベツと絡むと、
これだけでもご飯が楽しめるくらいに楽しい。
あ〜
こんなガッツリ系のお弁当をもらうのって
何年ぶりの事だろう。
普通なら、これだけのご飯は半分しか食べないのだけど、
用意してくれた担当の気持ちを思えば、何も残せない。
と言う事で、完食。
なんかね、すごく美味しかったよ(^_^)
え〜
夜は炭水化物抜き、決定(爆)
さて、
事務所に戻って遅番勤務。
頑張ろう。
ごちそうさまでした。
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2017年5月27日土曜日
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