2020年11月21日土曜日

チリトースト

チリコンカーンって、
横浜に米軍が居座っていた時代に育った世代にとっては
ソウルフード的な匂いを感じる料理。
 
チリコンカーンなんて言い方はしなくて
単純にチリビーンズだったと記憶しているけど
アメリカ人が好きそうなブランドの缶詰がよく売られていて
それはもう、香りはアメリカ、味わいはモロモロとしただらしない食感に
ちっとも辛く無いケチャップ系な味がある美味しくない物だった。
 
そもそも栗やカボチャなど、モロモロした食感の物が嫌いな自分としては
豆を煮た物も同様なカテゴリーに入るので、基本嫌い。
だけど安かったんだろうね、その缶詰。
結構な割合で食べるチャンスがあったように思う。
 
リアルなアメリカンフードが楽しめるようになったのは
平成に入ってからじゃないかって思うけど、
それでもチリコンカーンなんてあまり食べたいって思っていなかった。
 
だけど、テレビドラマ「刑事コロンボ」で主人公のコロンボが
街のレストランで「チリを頼む。あぁケチャップも・・」といった下りが
事件解決後のシーンで演じていて、「チリ」という食べ物と
ケチャップをダバダバかける姿に興味が湧いてしまった。
 
「チリ」を直訳すれば唐辛子に相当するんだが、
料理の見た目は「チリビーンズ」っぽいもの。
 
で、調べているうちに「チリ」は「チリコンカーン」の略称だとわかった。
 
だったらさ・・・
チリコンカーンなる料理をちゃんと食べて、
それからケチャップ入れて食べてみるのってやってみたくなるよね?
 
で・・
ある時、ハンバーガーチェーンの店でチリコンカーンをオーダーし
ケチャップをもらってかけてみたら・・・
 
美味いじゃん?
なるほど、美味いじゃん??
 
ってなってしまったワケだ。
 
そうなると、自宅でも作ってみたくなる。
要するにミートソースにチリパウダーなる香辛料をぶっ込んで
味付けすれば良いだけのこと。
 
で、多少薄味に仕上げておいて
食べる時にケチャップを混ぜて食べるんだな(^_^)
 
ちなみに、チリパウダーだけど
マコーミックのチリパウダーは独特の香りを与えてくれるけど
どう頑張ってもマコーミックな味わいになっちゃうので
クミン・オレガノ・コリアンダーとカイエンペッパーを使って自作。
 
基本は挽肉&タマネギだけど、そこにニンニクとか人参とかを入れて
トマトジュースかトマトの水煮、もしくはトマトその物でチリコンカーン
っぽさを演出するのだ。
  
 
 
 
トーストにのっけてパルメザンチーズをぶっかけ
一味唐辛子(私は焼き粉を使う)もパラッとふりかける。
 
ケチャップは当然だけど先に混ぜておくわけで
これがもう、かなり楽しいのですよ。
 
ここまで調味したチリだったら
ホットドックやハンバーガーに挟むってのはアリだって思う。
 
ケチャップをたっぷりかけてタバスコとかで辛さも調整すれば
絶対美味いって思う。(わざわざ食べたりしないけど)
 
豆を入れないチリを作ると、
こうやってトーストにのせて食べたくなるのは
スラッピージョーに似てるからかも知れない。
 
学生の頃行きつけだった喫茶店で、
ハンバーガーという名で出されたスラッピージョーが
ハインツ系の香り&味わいのトロッとしたミートソースで凄く美味くて
それを食べるだけにバイクを走らせた事を思い出す。
 
そんなスラッピージョーはアメリカの家庭料理で、
リアルなアメリカンフードを出す店でもメニューに載っている事は少ない。
 
ステーキ屋のジャックスが中華街にあった頃は、
米軍人のために用意してあって、それを食べた時に学生時代の味の記憶と合致。
そしてミートソースを挟んだだけのバーガーがスラッピージョーだと知ったのだった。
 
ここ数年前まで、ハードロックカフェのメニューには載っていたけど、
現在はランチメニューでたまに登場するくらい。
サンドイッチを出すカフェの限定メニューとかで見る事もあるけど、
そもそも知名度が低いから、用意しても売れないんだと思う。
 
書いてたら美味いチリドッグとかスラッピージョーを食べたくなってきた。
モスバーガーでパティ抜きソース増しってオーダーしてみようかなぁ・・・
(ダメならパティだけ先食べちゃえば良いしね)
 
ごちそうさまでした。

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