2020年11月6日金曜日

たまに無性に食べたくなる焼きソバ

バブルが始まる前の昭和、横浜公園にはまだ横浜スタジアムは無い頃、
春先に行われるバザーと呼ばれるイベントがあった。
 
当時の横浜公園には、平和球場と野外音楽堂、
米軍の蒲鉾兵舎があって、木が茂っていた事を覚えている。
 
夜は行っていけない場所として親から教えられていたけど、
親と一緒に行くバザーの日は、恐いイメージなんてなかった。
 
公園の周りにある歩道には屋台が出て、
金魚すくい、風船釣り、ヒモを引いて楽しむクジ、
お好み焼き、焼きそば、たこ焼きなどの食べ物を売る店、
子供が遊べるパチンコ台や射的等々・・・
 
鉄板の上で焦げるソースの匂いが魅力的で
焼きそばやお好み焼きを食べたいと親にせがんでも
「不衛生だからダメ」と言われて食べる事ができなった事もあって
屋台の焼きソバは1つの憧れになっていた。
 
自分で稼ぐようになって初めて食べた屋台の焼きソバは楽しくて、
自宅で作ってみても同じ様な味にならないのが不思議だった。
 
あの、露天商達が使う調味料に秘密があるはず?
と屋台の調理を覗いてみても、使ってるソースが見た事も無いブランド。
 
今でこそ流通するけど当時はオタフクソースさえ存在を知らなかったから
それがどこで入手できるかもわからなかった。
 
露天商のソース選びは業界ならではの味わいを演出していたのか、

単にコストパフォーマンスで決めていたのかはわからないけど、
とにかく未知の味わいだろうと思うと、やたら魅力的に見えていたっけ。
 
 
 
 
今日はスーパーで焼きソバを買った。
しかも、できるだけ安っぽい味わいが欲しいと思って買ったのがコレだ。
 
間違い無く屋台の焼きソバの味わいを追い求めていて、
自分的には「コレが食べたかった」と感じるのだから仕方ないのだ。
 
贅沢言うなら、もうちょっとキャベツが欲しいけど
これ以上に華美にすると求めているものから離れてしまうので、
ある意味理想的な感じと言っていい。
 
味変はマヨネーズと山椒を多めにした七味。
 
青海苔を追加したい気持ちを押さえ込みながら
七味でピリ辛にして、ビールと一緒に楽しむが最高っす!
 
それにしても、徐々に食生活が単調かつチープになっていくのは
飲食という唯一の楽しみが満たされない不満を膨らませてしまうね。
 
昨日、久々にバーで飲んだら、
とにかくカクテルもモルトもヤバいくらいに美味かったし、
何より空気が素晴らしかった。
 
酒って、自宅飲みだと対して美味しく感じないってのが面白くて、
何でもいいやって缶チューハイとか買って飲んでみると
チープに酔うにはナイスだなって思えてしまう。
 
でも、なんかちょっと物足りなくて、
ビフィーターの47%を買ってきてレモン&ソーダで飲んでみたら
まるで美味さが違う事に驚いた。
 
まぁ、缶チューハイに入ってる酒がウォッカだったりするし、
焼酎だったとしても甲類だろうし、比べるべくも無いってわかってる。
 
ただ、47%のビフィーターも全然弱いので、
クラウンジュエルがあったらなぁ・・と探せばとっくに終売品。
 
バーだったら残っているかも・・だけど、今はどこも早仕舞い。
そしてこうやって自宅飲みするわけで、モルトよりもブレンドやヴァテッド、
ウィスキーよりジンとか缶物になってしまう。
 
そう言えば、お酉様も露店の出店が中止になった。
三の酉まである年なのに、
あの屋台のお好み焼きとかを食べに行くチャンスは皆無。
 
ま、スーパーの焼きそばでも幸せなんで良いけど、

あの喧噪もまた11月の情景の一つなんだな・・・
 
え〜
調子に乗って、ソーダのジン割りを飲んでたら、回りました。
 
と言う事で寝ます。
ごちそうさまでした。

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