2020年11月13日金曜日

やっぱりA3ハンバーグ

 
 
迫ってくる冬に少なからず恐れを抱きながらも、
ジワッと日常を取り返しつつある中華街。
 
営業時間とか飲食可能な時間帯とか諸々あっても、
旅客船のクラスター騒ぎによる言われなき区別感は消えていて、
徐々に観光客が戻ってきている気はしている。
 
だけど、圧倒的に多かった、しかもインバウンドが押し寄せるような
そんな喧噪は無いからか、しっとりな空気感もあって、動きやすいのは事実。
 
ま、今日の目当ては中華じゃ無くて
あの鉄板バーでのハンバーグなのだ。
 
 
 
 
「久しぶりですね。
 どうしてたかと思って。」
   
「なかなか来れなくて・・・」
 
「お仕事、忙しいですか?」
 
「なんか振り回されっぱなしですわ。
 だから遅くなっちゃって、行く店無し・・なパターン」
 
「そうですよね。」
  
 
この店と馴染みになってから
どれだけの時間が過ぎたろう。
 
理想に燃えて作ったこの店は常連を増やし、
コストパフォーマンスに長けた料理は全体的にグレードアップ。
 
日常使いには難しいレベルになってからは構えて出かけるようになったけど、
時間を置いて味わうステーキやハンバーグは、日々美味しく食べていた物が
どれだけ足り無い物だったかを思い出させる力を持っている。
 
勿論、巷にはもっともっと美味しい店だってたくさんあるけど
それらの店は格式が高かったり、コストが震えるような設定だったりして
行くとしても年一だって悩むレベルだったりする。
 
 
「今日はどうしますか?」
 
「ハンバーグ食べたいんだよね。」
 
「A3で?」
 
「A3で」
 
 
 
 
ハンバーグには目玉焼きが乗ってて欲しい!
そしてこうやって黄身にナイフを入れ、半熟の黄身をソースと合わせて
ハンバーグに纏わせて食べるのが好きだ。
 
あ〜〜
それにしてもA3のハンバーグ、やばいなぁ。
 
肉を喰らうって気分になれて、肉の旨味がドカッとあって、
ちょっとゴツゴツした感じがまた楽しくて、
A5とA3のミックスで作るレギュラーものより自分の好みなんだよね。
 
 
「最近、ハンバーガーも食べに行けなくてさ。」
 
「22時終了だと厳しいですよね」 
 
「関内のミッドタウンにも行けてないし・・・」
 
「エンペラーステーキってご存知ですか?」
 
「六本木のエンパイアーの?」
 
「えぇ、また皆で食べに行きたいですよね」
 
「い〜ね〜
 コロナが一段落したら、予定しようよ。
 エンペラーってヒレの部分がヒレ芯なヤツだよね?」
 
「ドライエイジングのアンガスですから、
 ポーターハウスとエンペラー頼んで皆でシェアすれば楽しめますね」
 
 
以前にウルフギャングでポーターハウスオーダーしてその美味さと
ボリュームにノックアウトされたけど、エンペラーステーキは未経験。
 
ポーターハウス級のステーキを食べるならグループって思うから
そんな提案はスルーしたくない。
 
問題はコロナだけ・・・だけど、
この状況が未来永劫続くわけじゃないと思うから
行ける日を楽しみに待つとしますかね。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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