2020年11月26日木曜日

フィッシュアンドチップス

ステーキ&キドニーパイとフィッシュ&チップスは
イギリスではどがつく定番料理。
 
1986年に仕事で行った時、滞在期間中に嫌ってほど食べたんだけど、
飲食店=パブな地方の村落では昼飯らしい物はキドニーパイしかない、
なんてのが当たり前だった。
 
で、都市部を離れるに従ってキドニーが生臭くなっていくので、
運良くハンバーガーチェーンがあったら、そっちで食べるようにしてた。
その当時、許せる味わいだったのは「ウィンピー」というチェーン店の物で、
イギリスにおいては大手の様に見えたし、食べてみれば馴染みのある味。
 
だけどこのチェーンは日本で見る事は無く、
ググってみれば大阪心斎橋に昭和45年に1号店をオープンしている事がわかった。
 
まぁ、とにかく美味しく無かったイギリスなんだけど、
ユーロトンネルが開通した後は、一気にマトモになっていった様で、
90年代に訪れた時は、そのマトモな味わいに驚きを禁じ得なかった。
 
でも、相変わらずランチに1パイントのビール(エールとかビターとかも)と
サンドイッチ1パッケージな食事をしている市民が多く見えて、
歩道に出されたテープルで1パイントのギネスと黒パンのサンドイッチを食べてる
サラリーマンの姿も多く見た。
 
税が高いのは社会保障に使うからで、日本の消費税に相当するVATは
20%という高率なのだけど内税のため支払っている感覚が弱い。
 
で、アルコール類は当然VATが入っているのだけど
どうやらビールだけは日常必需品という事で免税だか減税だかされている
とコーディネーターから説明を受けた。
 
だから、確かに日本と同じ感覚でビールを頼むとコスト的に似ていても、
量が明らかに多い感じで、1パイントのビールはは568ml.という
ビッグサイズで出てきてしまうのだ。(アメリカのパイントは473ml.)
 
そいつをチビチビ飲みながらモソモソのサンドイッチを食べるのは
あんまり楽しそうではないけどねぇ・・・
 
 
 
 
職場からバスに乗って桜木町に向かうと、新市役所にもアクセスしやすくて
ちょっと早い時間なら、ドイツビールが楽しめる店が1階にあるので最近よく使っている。
 
クラフトビアバーの一種と言えるけど、ポテト料理やソーセージなんかも揃っていて、
1〜2パイント(量としてはアメリカ?)を楽しむのにアテとして結構楽しめる。
 
フレンチフライはカットの仕方で色々あって、
芋その物を楽しむ文化があるのかな?と思わされたりもするのだが、
ま、飲めればOKな自分としては、軽く飲んで河岸を変えるつもりでいて
2パイント飲んでお腹いっぱいになっちゃう日も多かった。
 
 
 
 
今日のアテはフィッシュ&チップス。
 
そもそも、そういう料理があるって事を知らないままイギリスで出会って、
その何とも庶民的で美味しく無い料理に毎日の様に付き合わされて、
一時期見るのも嫌だったけど、日本のイングリッシュパブで食べるソレは
半端なく美味くて、結果的には「イギリスの料理は食えたもんじゃない」
という認識を強くしただけだった。
 
イギリスでは、料理の味付けはテーブルでする傾向が強く、
野菜とかヌードルの類は茹ですぎる傾向があった。
 
フィッシュ&チップスはどこでも、この写真にあるようなサイズの皿から
はみ出る大きさの白身魚のフライがデレッと乗っかり、フレンチフライは
どっちかと言えば揚げすぎな状態で出されるのが常で、

モルトビネガーをかけながら食べるしかない料理でもあった。
 
だから、ドイツ系なこの店で出るフィッシュ&チップスが
ここまで上品だと、別の意味で笑ってしまう。
 
ただ、あのデレッとした大きすぎるフィッシュフライを、
タルタルソースやモルトビネガー、塩胡椒でもう一回食べてみたい
って思うのは何故なのだろう。
 
ちなみに、国際フィッシュアンドチップス協会認定の店が東京にはあって、
2014年から六本木で営業しているようだ。
 
ただね、フィッシュ&チップスを食べるだけに六本木まで行かないので、
未だに食べてみた事がない。
 
コロナで人を避けているような今は特に、
食べるだけを目的にでかけるなんてあり得ないんだよね。
 
え?
来月横浜でその店がオープンするですと??
 
MALINS FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA
という店が12月15日にジョイナスの地下にできるらしい。
 
問題は、コストですな。
そしてフィッシュ&チップスだけで食事を終了できる寛容さも。
 
コロナが落ち着いたら行ってみようと
日記には書いておこう。
 
ごちそうさまでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...