2020年11月14日土曜日

なんちゃってイタリア風ミートボール

 
 
人に会えないという事が
これほどまでにも心の傷を深める事になるとは思わなかった。
 
立場上、変な行動が取れないという事もあって
県境を越える移動はしなくなったし、飲食もできる限り控える。
 
友人との接触は勿論、通勤の際にもできるだけ密にならない方法を採り、
マスク無しでは不安を感じるようになるほど、気を遣う毎日。
 
孤食でいいから仕事終わりに美味しい物を食べたいと思っても、
営業できる店は殆ど無い。
 
とは言え、以前でも3/11以降の営業時間繰り上げの影響で
23時とかにまともな食事にありつける事は困難だったけどね。
 
それでもバーは営業していたし中華街にいけば深夜まで営業する店もあって、
どうにか食事は可能だったから、今のテイクアウトしかない状況に比べたら
天国だったのは言うまでない。
 
いつまでこの状態が続くのか?
という、出口の見えないトンネルを歩き続けるような日々に、
他者との距離を取る行動によって孤独感がプラスされる。
 
だからちょっと、
要請もぶっちぎって営業する店へ行きたくなってしまうんだな。
 
野毛辺りじゃ、そんな店には以前と変わらない情景があるようで、
そりゃまん延防止なんて無理じゃんね?って思うけど、
前述の通り、立場的にそんな所で飲食してコロナに罹患したら大問題。
 
自分だけじゃ済まない影響があるから、結局自炊モードになってしまうのだね。
 
 
 
 
今日は、先日仕込んで冷凍しておいたミートボールを使って
イタリア風のソースを活用しての一品をいただく。
 
スーパーに行くと、以前なら信じられないほど様々な食材があって、
生バジルなんて当たり前に置いてあるから、こんな風に使えてしまう。
 
さすがにパクチーてんこ盛りなんてサラダは作らないけど、
タイムやローズマリー、オレガノやイタリアンパセリなど
乾燥したスパイスでしか手に入らないと思ってたのが覆されて、
いっそ生ハーブでカレー作ってみようか?って思ったりもした。
 
こんな料理に合わせるのは、やっぱりワイン。
 
ワインも1000円以下でかなり良い物が流通しているので、
酒屋を選べばかなり楽しめる。
 
今日は、ロバート・モンダビのウッドブリッジ/カベルネ
 
甲州で良質なワインを作る方法の一つとしてシュルー・リーを使い、
販売して好成績を得た翌年に甲州のワイナリーにその方法を開示したメルシャンは
2010年にお家騒動があった後、キリンホールディングスの完全子会社となった。
 
ウッドブリッジはそのシュルー・リー等の製法を用いて作られていて、
コストパフォーマンスに優れたワインなのだが、他のワインと同様に
管理状態によって味わいはかなり変わる。
 
テーブルワインとして作られているからある程度乱暴な扱いにも耐えるようだけど、
飲食店で飲むとたまに「何これ?」って思わされる状態にある事もあり、
低価格ワイン故の評価が低い傾向も見られると思う。
 
当然だけど、ローダイとコースタルの2地域のブドウ畑を選別して
バッティングして作られるので、そのブレンドの仕方で味わいは変わる。
 
故に、同じ年の物でもロットによってかなり味わいが違って、
良いロットに当たると2000円弱で売っても良いんじゃないか?
って思わされる事もあった。
 
今回は、普通。
と言うか安定のカリフォルニアワインの味わいで、
ガブガブ飲むのには楽しい。
 
でも、一人だとやっぱり量が飲めないんだよねぇ・・・
 
ごちそうさまでした。

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