2020年7月31日金曜日

久々のA3サーロイン

「いらっしゃいませ」

「ご無沙汰しています。結構混んでますね」

「おかげさまで。客席の間を空けているので、これでほぼ満席です」

「なかなか遅くまで営業している店が少なくて・・・」
 
「ウチは再起動してからは通常パターンに近いですけど、一応23時めどでやってます」
 
「おかげで、ぎりぎりセーフな感じです」
 
「ありがとうございます。最初はどうされます?」
 
「赤ワインとサラダ、後でA3を」
  
 
 
 
コロナのための時短営業などにより
飲食店は多大な影響を受けていた。
 
老舗と呼ぶべき歴史を持つジャズバーが閉店になったり、
良質で安価なクラフトビールを出す店が閉店になったり・・・
 
関内地区は市役所の全面移転の影響も大きく、
居酒屋などの店は開けてても客が入らない状況になっていた。
 
 
「最近の状況、営業が変わらない店とまったくダメな店の二択になっちゃってますね」
 
「ウチはおかげさまで変わらない状況ですけど、
 中華街は随分閉店したとこが多いようですね」
 
「そう言えば『南粤美食』は相変わらずの人気で、
 この状況の中でも行列作ってますね。」
 
「最近は仕事前に麺だけ食べるって事、できなくなりました」
 
「お父さん一人で作ってるから大変だよね」
 
 
南粤美食は、リアル香港な味わいが人気だったけど、
「孤独のグルメ」に出てから人気が爆発し、
家族経営で調理は主人一人で頑張っている事から
行列ができる店に変化していた。

人気ラーメン店の様な状況を見れば、
その時点で入店を諦める。
 
あの店の料理待ち時間を知っているが故に、最後尾に並んだら1時間?
いや2時間待ちになると想像でき、それだったら同じ待つにしても
「隆蓮」の方が遙かに楽で幸せな時間を過ごせる、と思ってしまうのだ。
(隆蓮も高齢の料理人一人が作っているので、待ち時間は長くなる)
 
でもそれを言うならこの店も一緒で、
料理人が2人いても鉄板担当はローテーションで1名になり、
丁寧に1グループ分ずつの調理になるので、待ち時間は長くなるのだ。
 
 
 
 
肉を食べる時には、野菜と肉だけ・・なチョイスになってきていて、
特に夜だと、炭水化物は付け合わせだけになるパターンが多い。
 
この店では、ステーキもしくはハンバーグとサラダってチョイスか
プラスしてもシュリンプカクテルぐらい。
 
凄く腹が減ってる時にはナチョスをオーダーして
肉の量は減らすって事もあるけど、自分的にはこのサラダとステーキ
ってのが王道パターンなのだ。
 
 
「そう言えばこの前、横浜でハンバーグ専門な店に行ったよ。」
 
「どうでした?」
 
「コストなりの味って感じ。
 良いグレードの肉は無くて量を増やせるパターンだから
 若者向けの店なんだと思う。」
 
「横浜駅に近いんですか?」
 
「新しくできた駅ビルの中。
 こっちも興味があって行ってみたんですよ」
 
「ハンバーグ専門とかだと、狙う層によって業態変わりますからね」
 
 
100グラムあたりの料理価格で大体の味わいは想像できるけど、
ホテルや有名店では1万円相当、格安ステーキ店では500円〜
例のいきなりステーキだと1000円を下回る設定で、
横浜では有名なハングリータイガーになると1500円程度となる。
 
つまり100グラムあたり1500円〜2000円辺りが
コストパフォーマンス良い美味しいステーキの適正価格であり、
ホテルや有名店で出すスペシャルな肉は5倍程度の価格になるという事だろう。
 
 
 
 
久々のA3サーロイン!
 
も〜
これ以上脂があったら嫌かもって思うくらいに脂が乗ってて
本当にA3?って思うのは毎度のこと。
 
やっぱり、美味しいわ〜
マジ楽しいわ〜(^_^)
 
この店も、良質なステーキとして適正な価格設定に変更になって
そうそう気軽に行く店では無くなったけど、
コストを上げたら明らかに同じ様な価格で食べる他店より美味しい
と思わせるクオリティになっていて、毎度驚かされる。
 
 
「本当は、A3のみのハンバーグを食べようって思ってたんだけど
 久しぶりだからステーキ食べたくなっちゃってさ」
 
「ありがとうございます」
 
「最近自炊系でレトルトのハンバーグとか
 若者向けハンバーグとかを食べ過ぎたので
 自分にとってのハンバーグはコレだって味を楽しみたかった」
 
「焼きます?」
 
「無理」
 
「ですよね」
 
「です」
 
 
ハンバーグはステーキ肉をその場で包丁でミンチに加工するため
決して安くないけど美味さはヤバいレベルにあるので、
ステーキにするかハンバーグにするかを悩むのも毎度の事なのだ。
 
ちなみに肉って切るとどんどん酸化が進むので、
オーダーを受けてからカットするとかミンチにするのは
理に適った美味い調理方法と言っていい。
(肉だけじゃないけどね)
 
 
「今度、六本木のエンパイアに皆で行きませんか?」
 
「エンペラーステーキの?」
 
「はい。
 ウルフギャングに皆で行った時楽しかったじゃないですか。
 ポーターハウスはある程度人が揃わないと。」
 
「エンペラーは一回食べてみたいんだよね。」
 
「是非、スケジュール合わせて行きましょう!
 コロナの状況次第ですけど。」
 
 
相変わらずの肉馬鹿な自分。
頭の中にはポーターハウスが浮かんじゃったけど、
この夏になってもおさまらないコロナ問題。
 
これって、ワクチンが行き渡らない限り
解消できない問題なんだろうね。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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