花が綺麗な寺ではあるけど、
この時期楽しめるのは青椛だけなのが残念。
でも、こういう感じの写真は好きだから
一応切り取ってはいた。
本来なら、夏の日差しでコントラストの強い青椛が撮れたはずなんだけど
写真は一期一会なので、今日の景色と言う事で・・・
まぁ、この時期の墓参りの楽しみは
寺のそばにある鰻屋「隅田川」での昼呑み。
ただ、土用の鰻の時期だけに
鰻にバリエーションが無いのが通例なのだ。
ま、入れなきゃ、蕎麦屋に行けば良いんだし〜
と隅田川に向かうと案の定、入口で入店を断られている家族連れがいる。
ダメか〜
もう鰻無いか〜
と思いつつ、ダメもとの聞いてみたら
ギリギリ大丈夫って事だった。
要するに家族連れの分ほどストックが無かったのですな。
滑り込みセーフってヤツですな。
「今日は鰻だけのご用意で、『竹』のみとなりますけどよろしいですか?」
「勿論! お酒は有りますよね?」
「はい、ございます」
「じゃ、八海山を。あとぬたは?
あ、そうか、刺身系も無いんですよね?」
「申し訳ございません」
「じゃ、酒と竹で」
ビールはアサヒとキリンがあるんだけど、
何故かキリンは大瓶しかない。
クソ暑い夏の日なら、大瓶1本ケロッと呑んじゃうけど、
今日は蒸し暑い雨の日って事もあるし、刺身とかも無いので最初から酒にした。
せっかく電車で来たのに、飲まないって選択肢は無〜いのだ!
「竹」、登場!
思ったより型が良いし、この時期にしては脂も乗っている。
冬の鰻と比べるべくも無いけど、かなり楽しい!って思う。
鰻屋は、いつの間にか高級飲食店になってしまって、
本格的な店ほど焼き上がりに時間がかかる事から
コロナの感染者が増えるに従い休店するところが増えていた。
だからどうせ夏の鰻は美味しくないって思いつつも
鰻を食べられる店が殆ど見つからなくて、鰻ロス状態。
聞けば暖簾を下ろした店もあってか、
土用の鰻の話題がニュースにも出ないくらいで、
このままじゃ、鰻屋で鰻を食べる事ができなくなる?
って不安さえあったわけだ。
だから今日も無理かな・・と半分は諦めていたのだから、
まじラッキー!!って叫びそうになったっけ(^_^;
美味いよね〜
タレが美味けりゃ良いんじゃないの?
って思いは若い頃(鰻なんて滅多に食べられない頃)に思ったっけ。
鰻のタレをご飯にかけたヤツだけあったらそれで良いって
真剣に思ってた事もあったなぁ・・
(そんな思いを具現化したおにぎりとかコンビニにあったけど)
でも、やっぱり、
この身の美味さ、食感、そして脂、
それらを融合するようなタレと、
全部を受けとめるご飯があって成り立つ料理なんだよね、
って思い知るわけで。
正直言うけど、
何度、すき家で鰻丼食べちゃおうかと悩んていたワケで、
でも鰻って、やっぱり滅多に食べられなくても、
ちょっと無理な価格だったとしても、
鰻屋でちゃんと食べたいものなんだよね。
それにしても隅田川、
結構な客入りで驚いた。
その変わらぬ店内の光景がまた
鰻を美味くしてくれるんだなぁ・・・
ごちそうさまでした。
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