ここのところ自炊な冷やし中華がメインだし
今日も毎度のパターンなんだけど、
外で食べる物より具材タップリにできる事から
コッチの方が好きになってきている。
敢えてのカニカマだったり、敢えてのハムだったりするけど、
最近は自炊用のパッケージが充実していて、結構楽しめる。
でも、冷やし中華と聞いて思い出すのは
全日本冷やし中華愛好会(全冷中)のこと。
山下洋輔が「冬だって冷やし中華が食べたい」という思いで
筒井康隆やタモリ等に声をかけて結成した愛好会だが、
ジャズメンと作家が声をかければ、その系統のメンバーが揃う。
そして真面目にバカバカしく楽しむというその会は、
サブカルチャーに育ちそうな勢いがあって、
「ソバヤソバヤァ〜♪」な不思議な歌まで流行った事を思い出す。
今の日本文化の中に息づく流れのに影響がある、とまでは言わないけど、
大の大人が真剣に遊んでた昭和50年代は、発展途上だったからこそ面白かった
時代の力という物が大きかったと思う。
冷やし中華が俗っぽい食べ物であることは事実だけど、
その味わいの俗っぽさこそが魅力だと前からずっと書いてきた。
そしてその魅力には抗えない。
ある程度のスパンで食べたくなってしまうものって
どこかでそういう魅力に溢れていて、琴線に触れる何かがあるのだろうね。
こうやって見ると、色合いにも魅力がある。
信号と同じ彩りではあるけど、緑と赤のコントラストに
黄色が差し色として機能していて、普段あまり食べないプチトマトなんかも
ここにはあって欲しいと思ってしまう。
う〜ん
この酸っぱいソースがたまらんよね。
ただ、こんな冷やし中華でも食べ方に地域性があって、
関東はこの形で食べる人が大多数になると思うけど、
岐阜た愛知などではマヨネーズをかける食べた方が半数を超える
というデータがある。
お好み焼きにマヨネーズをかけるかけない論争もあるけど、
職習慣とは恐ろしいもので、ここにどんな味になるか?
という興味を満たすためにマヨネーズをかける勇気は無い。
だってさ
これが食べたいって思って作った物を
その感情を乗り越えてまで実験するような気にはなれんでしょ?
外で食べる時だったら実験してみるかも知れないけど、
横浜で冷やし中華をオーダーしてマヨネーズ出される事はまず無いので、
実験する気になる前に食べ切って終了!となるワケだ。
横浜中華街には、その店にしかない味わいの冷やし中華を出す店が
以前は結構多くあったんだけど、お気に入りの店が閉めてしまったので、
それ以来食べていない。
たまには食べに行きたいところだけど、
横浜中華街も未だゴーストタウンな感じなんだよねぇ・・・
ごちそうさまでした。
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