2020年7月31日金曜日

ストロボ撮影実験で冷凍炒飯を撮ってみた

今日はオフ。
そしてストロボ実験をまたやってたりする。
 
キヤノンのストロボは、
光量を少なく発光させて環境光とミックスするのには適していて、
絶対的な光量不足を補うために使うのが好きだった。
 
ポートレートとかを撮る時に
瞳に光点を置くためや顔の明るさのコントロールに使うってパターン。
 
だけどこれがProPhotoになると勝手が違って、
もっと積極的に使う必要があるくらいにガッツリ当たってしまうため、
屋外で使う場合はスタンドを使ってカメラから離して使う必要を感じている。
(ってマニアックな話だよね)
 
要するに、環境光を壊さないで使うにはあまり適さないって事で、
屋外だろうとスタジオで撮る様な準備が必要って事なんですな。
 
だったらさ
物撮りだったらどうなるの?
 
って思って、ランチのために作った炒飯を
実験台にしてみた。
 
 
 
 
食べ物を撮る時の基本は、食卓の明かり。
 
真上よりちょっと後方から光を当てるのが基本で、
影になる手前を補完する明かりを反射や別の明かりで補う形にする。
 
この写真は実験だから、敢えての1灯で撮影したけど、
照りとか陰影のシャープさがしっかりしてて、
まさに商品撮影みたいな感じなっちゃった。
 
これ、美味そうに見える?
って言うか、商品撮影的な撮り方に集中して
食べ物に対する愛情が弱まったのかな(^_^;
 
毎度食べてると飽きてくるのが食べ物だけど、
それでも日々食べられる事に感謝して美味しくいただく自分だから、
その気持ちを写真にも乗せていきたいと常々思っていたりする。
 
それなのにこうなっちゃったのは、
やっぱり被写体が食べ物じゃなくなったって事らしい。
 
この手の撮影はノウハウが物を言うわけで
単にライティングの問題だけじゃなくてレンズ選びからアングルまで、
クライアントが求めるものに応えつつ想像以上の物に仕上げるのが、
専門カメラマンの力なのですな。
 
私は飲食店で出会った美味しそうな物を自分の視点で切り取っているだけなので、
こういうライティングで撮るのが流儀に外れてしまうのだろうね。
 
と言う事で、
補助光的なミニストロボも買っちゃうつもりだった自分に
しっかりとブレーキがかけられた1枚となったコイツ。
 
やっぱり、環境光のみで撮る方が
その日その時の気持ちが乗った写真になるって
実証してしまったようですね。
 
ごちそうさまでした。

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