と言われたのは何時の事だったろう。
ドーサとは南インド料理の主食の1つで
米と豆をすりつぶしてクレープの様に焼いたものだ。
ドーサは南インド料理店でしか見た事が無く、
しかも結構大きいので最初は食べなかったんだけど、
興味には負けるのが自分。
で、食べてみたら思ったよりもしつこくなく、
米と豆のバランスが良いのか適度な弾力もあって
カレーやサンバルなどにつけて食べるのにも良いと気がついた。
コロナ禍の中で夜遅くまで頑張ってる店が少ない中、
INDUは頑張っている店の1つ。
だからたまには、
勧めてもらったドーサを食べても良いか・・と思い立った。
元町は、閑散としている。
って言うか、そもそも時間遅いんで、
普段でも早仕舞いな元町の夜なんてこんなもん・・
かも知れない。
日本語が伝わりにくい店ではあるけど
ホスピタリティは素晴らしいので、居心地が良い。
生ビールはマスターズドリームだし、
ワインはSULAを主体にビオワインなど珍しい物が揃っている。
そしてカレーは
食べる度に、レベルの違いを感じさせられる美味さがある。
元々骨付き肉は嫌いで、
だからチキンやフィッシュは避けていたんだけど、
南インドならフィッシュカレーも食べないと・・・と思うから
一回はオーダーしてみるつもりで食べて驚いた。
その日の良い魚を使うとは言うのだけど、
魚の個性や旨味はちゃんとあるのにカレーとして美味さをプラスするような
今までの食べてきたフィッシュカレーの概念をすっ飛ばす魅力に溢れていた。
パニール・ドーサ
とにかくデカい!
そして今日は、自家製のカッテージチーズのパニールが使われた具が
中に仕込まれているんだけど、それがまた美味いのだ。
このドーサ、広げたら自分の身体の幅より直径が大きいと思うけど、
ドーサってどこで食べてもデカいってイメージはある。
で、ドーサの生地なのか焼き方なのか、
INDUのドーサはパリパリでもモチモチでも無い絶妙な焼き上がりで、
これを食べちゃうとカリカリ系のドーサは、焼き損ない?って
イメージを持ちそうだ。
あ〜
でもやっぱり、ケララライスにすれば良かったかな。
カレーはご飯で食べたい派なんで、自分。
「いつも遅いのですか?」
「えぇ、最近は晩ご飯食べ終わると翌日になってるパターン多くて・・」
「電話いただければ待ってますよ」
「ありがとうございます。」
INDUに流れる、緩い感じの空気は好きだな。
そして柔軟に強かに営業するパワーが気持ち良くて、
カレー食べたいとなったら電話してしまうだろうね。
帰り道は地下鉄駅方向へ向かうんだけど、
ウチキパンがある角を曲がるまで、スタッフ総出で見送ってくれるのは
京都に老舗旅館に似て、嬉しいけど面映ゆい。
そう言えば、随分京都の旅館へは行ってないなぁ・・・
ごちそうさまでした。
☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿