2017年9月14日木曜日

和食を撮る

和食、それもちゃんとした料理を撮るとなると、
これはちょっと厄介。
 
和食の場合は、器も込みで出来上がっている事が多く、
料理の色と器とのバランスの中に、食べるべき順番なども組み合わさるので
気軽に撮れない気分にさせられる。

でも、敢えて、インスタ的なトリミングをしてみると・・・
 
 
  
 
この写真を撮ったのは3月3日。
 
ひな祭りを意識した盛りが美しく、
当然の如くハマグリ意識した器が使われている。
 
で、やっぱり器を切ったトリミングは、
自分的には気持ち悪さが立ってしまうのだが、
敢えての形として、これを作ってみた。
 
全部見せると、料理が凄く小さくなってしまって、
パソコンで見るなら良いけど、スマホのモニターでは
ちょっとね・・って感じになってしまうので、
これはこれでアリなのかも知れない。
 
でも、和食と言うと、器全体があって成り立つ盛りつけもあって、
例えばこんな料理が、それに当てはまる。
 
 
  
 
この淡い色合いの器の中に、
位置と色とのバランスが取れた盛りつけがある。
 
これをタイトに料理だけトリミングしたら、
魅力半減・・だよね?
 

でも、全ての料理について、
器をトリミングしちゃいけないってワケではなくて、
例えばこんな料理だったら、インスタっぽくトリミングするのもアリ。  
 
 
  
 
形が想像しやすい器であって、色に変化が少なく柄も無い事から、
トリミングする事によって料理を大きく撮る事ができ、
小さい小鉢物であってもここまでの美しさがある事を、表現しやすくなった。
 
でも、それでもやっぱり、
和食は器を全部見せたくなる。
 
 
  
  
ひな祭りの日に出す料理であるから
京料理の基本に則って、祭りの日に出す鯖寿司が出た。
 
バッテラの様に箱に入れて押すのではなく、巻きすで成形するので
このような形になる。
 
そして、この皿への盛りつけは、
鯖寿司の色合いと皿の形や柄との配置が絶妙で、
これを真四角に切っちゃうのは忍びない感じ。
 
目で楽しませ、味で楽しませ、季節や文化を感じさせてくれる料理だから、
料理だけを切り取るには向かないと、思っている、
 
味?
そりゃぁ・・・ねぇ(^_^;
 
 
ただ、
このレベルの料理の写真を撮ろうと思ったら、
ちゃんとした機材が必要になってくるので、あまりオススメしない。
 
コストを必要とする店では料理と対峙する事に集中したいし、
調理人の努力を無駄にしかねない行為にもなるしね。
勿論、周りの客に対して失礼にあたる可能性もある。
 
最近は店の方でも、ストロボを使わなければ
スマホとかの小さいカメラで撮る事については、
以前ほど嫌がらなくなったけど。(諦めたとも言う)

と言う事で、自分としても、
ちゃんとした和食系の店では、あまり写真は撮らない。
 
天麩羅屋と寿司屋のカウンターでは、特にそう思う。

それは、早く食べないと味がどんどん劣化する料理だし、
カウンターで食べる場合は、同席した他の客への気遣いも必要だから。
 
ただ、気にしないで撮る事もあって、
天麩羅屋&寿司屋の形を採っていながら飲み屋であったり、
カウンターなのに煙草が吸えちゃう店だったり、と、
周りへの気遣いを求められない場合、
撮りたいと思った時にスマホで・・・ね(^_^)
 
 
思うに、Instagramとかで料理の写真を上げちゃう時って、
美味しかったから行ってみては?って投げかけだったり、
一緒に食べに行こうよ?って誘いだったりもするし、
美味しい物教えてよ!ってアピールだったりもする。
 
同時に、誰かの投稿は、
色々な店の色々な料理を、
食べた人が感じた物を伝えてくれるライブ感もあって、
新規開拓のガイドにもなってくれる。
 
目指す料理が、一見さんお断りの店のものだったとしても、
インスタに上げた友人に頼めば、味わえる可能性が高まるし、
知らなきゃ入れないディープな店でも、飛び込むキッカケになる。
 
だからSNSって面白いし、凄いと思う。
 
飲食店から見ても宣伝になると考えられるけど、
同時にダメなとこも晒されてしまう怖さもあるから
諸刃の剣だって事を理解して、上手く使いたいって思うんけど・・・ね。
 
あぁ、
最近この手の料理、食べてないなぁ・・・

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