2018年12月11日火曜日

最後の大閘蟹(上海蟹)

秋から冬にかけて、香港ではその時期だけの味が楽しめる。
思い当たるのは蛇のスープと上海ガニ。
そして煲仔飯(釜めし)といった暖かい鍋系の料理。
 
横浜中華街にもリアル香港な味が楽しめる店ができて、
煲仔飯や雲呑麺を香港に行かずとも食べられるようになったけど、
そんな店ができる前から上海ガニは中華街で食べる事が可能だった。
 
ただその上海ガニ、香港でも店を選ばないと失敗するほど
見極めが難しいからたちが悪い。
 
そもそも食べるとこが少ないモズクガニ。
その上死んでしまうと食中毒の恐れがあるので、
基本は生きたまま傷つけ合わないように十字に縛られて売られるのだが
当然流通コストも高くなるワケだ。
 
 
「蟹食ベナイ?」
 
「どうしようかな。」
 
「最後ノ蟹。コレデオシマイヨ」
 
「蟹って大閘蟹?」
 
「ハイ」
 
「食べます!」
 
 
自慢じゃないけど、魚とか蟹とかの食べ方が下手。
 
「猫寄せ」と言われかねないほど身を残して食べるので、
「猫またぎ」と言われる友人に皿を奪われるほど(^_^;
 
そんな私でも、南粤美食が出す上海ガニなら、
食べたくなるのは香港での記憶があるからだ。
 
 
 
  
お〜〜〜
マジ、リアル香港な上海ガニ!
 
ただね、
足の先の爪が折られているのよ。
 
甲羅とかも食べやすいように加工してくれてるけど、
爪は足の中に突っ込んで、少しだけある肉をほじくるのに便利なのに・・・(T_T)
 
あ・・
うわ・・・
 
すげ〜濃厚(^_^)
 
ねっとりとした食感の中に
雑味が無い蟹味噌の味と風味がどかっと居座っている感じ。
 
もうね・・・
この味わいがヤバいよね。
 
でもやっぱり、
食べるとこは少ないのよ〜
 
大きな毛が生えた爪の肉は楽しいけど、
味噌も楽しいけど・・・あまりに少ない(*_*)
 
と言う事で、もちろんコレも食べる事に。
 
 
 
 
やっぱここの雲呑麺は絶品。
 
ちょっとスープ少なくなった?
って思うけど、日本人好みに麺は柔らかめに茹で、
スープもわかりやすい美味しさが増していた。
 
で、海老ワンタンが以前にも増して美味い!
 
こんなに大きなエビ使ってた?
って思うくらいに、ワンタンが大ぶりで楽しい。
 
 
しかし、南粤美食は最近人気沸騰で、
気軽に行っても入れないのが当たり前になってきた。
 
それにつれて、夜遅くまで営業できなくなってきたようで、
今日もギリギリ21時に飛び込んだら私の顔を見て入れてくれたけど、
後の人には閉店だと告げていた。
 
味を落とさずに価格を上げる形になっているけど、
それでもやっぱりリアル香港な味だから、
香港へ行く事を考えたらリーズナブルと思っている。
 
次はいつ入れるんだろうか・・・
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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