2018年12月21日金曜日

ハンバーグ、1.5倍で!

「blogに書いてるステーキの店に連れてってよ〜」
 
「場所、教えるよ。すぐわかるよ?」
 
「初めての店って、一人じゃ行きにくいんだよね」
 
「何を仰る?」
 
「君と行けば、なんか良い事ありそうだし」
 
 
そこね(^_^;
 
ま、飲食店ってやっぱり顔で、
通って懇意にしている店と一見の店では
確実にサービスに違いが出る。
 
でもそれって当たり前で、
行きつけになるってのはやっぱり
店も自分も惹かれ合う関係があってこそ、のこと。
 
特に客単価が3,000円を超える店だと、
味だけじゃなくて環境(サービス・設え・同席の客層)が問われるし、
単価が5,000円超えたら、そうそう顔を出せなくなっていくから
客単価が高い店ほど一見客に優しかったりもするけど、
そんな店に顔が売れたら、そりゃ素晴らしい環境が約束されたようなもの。

この店も、あまりにコスト度外視な営業だったのを、
それなりにコストアップして(それでもリーズナブルだが)リニュアルしたが、
設定が変わると客が変わるのも常。 
 
そこが客商売の難しく面白いところで、
店も客も、自分が一番生きやすい場所を求めて流れていくので、
一時期流れが変わったとしても、コンセプトなりスタイルに惹かれるのなら
お互いが望む関係は残り、新しい関係が増えていく、という事になるのだろう。
 
 

 
「今日はどうしましょう」
 
「最初から決めてました。
 今日はA3のハンバーグを1.5倍で」
 
「マッシュポテト多めですね」
 
 
はい、その通り(^o^)
 
 

  
悲しい事だけど、
既にA4も避けたい自分。
 
本来はA5もミックスされた包丁で丁寧にミンチしたハンバーグなのだが、
A5の脂が想像以上に強いので、あるときA3のみで作ってもらったらハマってしまった。
 
そして1.5倍というしっかり食べた感は楽しいのですよ。
 
 
「美味しいわ、ここ」
 
「でしょ〜」
 
「タマネギ焼いてもらったり、マッシュポテト多めにしてもらったりって
 誰でもできる事?」
 
「できます・・・よね?」
 
 
マスターがにっこり笑って肯定する。
 
カウンターの店が好きなのは
こんな空気が楽しいから、なのかも知れない。
 
 
「A3サーロイン、肉好きにはたまらんね」
 
「でしょ〜」
 
 
たぶんここのステーキより、美味しい店はたくさんあると思う。
 
但しそれは、相当なコストが必要とするはずで、
しかもそれなり遠方だったり、予約を取ることが難しかったり・・・
 
京都で美味しいと評判だった店で、予約なしでは無碍に断られ
予約を取って入店しても、
カウンターの向こうでスタッフを怒鳴るような応対があって、
美味しさが削がれた経験もあった。

だから、美味しいという評判も、コストから想像する味わいも、
実はあてにならないと思っていたりもする。
 
 
「今年はいつまで営業するんですか?」
 
「30日までです。
 無休で突っ走っても、お客様も少ない事がわかったので」
 
「正月、ゆっくり楽しめますね」
 
「正月の元町とか、ちょっと歩いてみようかと」
 
 
気付けば今年もあと少し。
平成最後の年越しは、静かに過ごせるのだろか(^_^;
 
 
「で、スリーマティーニ行く?」
 
「ラッキーのとこの方が良いんじゃない?」
 
「ちょっと珍しいジン、ご用意できますよ?」
 
 
そ、ここのマスター、イタリアワインもソムリエもやってるし、
カクテルもかなりの拘りがあって、プレミアムジンのラインナップは
知る人ぞ知る、な物なのだ。
 
という事で、何時まで飲む・・・のかな?(爆)
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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