2017年12月7日木曜日

一杯のかけそば

「一杯のかけそば」って話があった。
 
子供二人を連れた母親が、大晦日の閉店間際な蕎麦屋に現れ、
一杯のかけそばを分け合って食べた・・という話だが、
国会のリクルート問題に関する質問でその全文を朗読された事から有名となり、
雑誌が掲載したり映画化されたりとちょっとしたブームになった。
 
だが、この話を聞いて違和感を覚えた人も多く、
バッシングも出たりしてブームは消えた。
 
自分としては、かけそばが安い蕎麦の代名詞的に使われる事が
「ちっと待ってよ?」って気になっちゃうんだけどね(^_^;
 
確かに、立ち食い蕎麦屋で食べるのもベースは「かけそば」で、
普通の蕎麦屋でも「もり」と「かけ」は一番安い物ではある。
 
だけど、蕎麦好きとすれば、
「もり」も「かけ」もある意味最高のもの。
 
誤魔化しようの無い一杯だからこそ、
蕎麦屋の力量が出て、面白いのだ。

で・・・
多分、今、美味い蕎麦切れ・・・状態な自分。
 
蕎麦掻きの話を書いたら、
無性に美味い「かけ蕎麦」が食べたくなってしまったのだ(~o~)
 
 
  
 
あ、種物の蕎麦を否定するワケじゃ無いっす。
「鴨南蛮」だって「天麩羅蕎麦」だって大好きっす。

でもそれは、蕎麦その物を味わうための料理ではなく、
渾然一体となった美味さを楽しむ物だって思っている。

蕎麦の淡い味わいや香りを楽しむためには
正直、汁だって邪魔になるくらいなので(自分、感覚が鈍いのかも)
長葱や山葵なんてもってのほかだと、言っちゃっても良い。
 
とは言え、蕎麦だけ食べるほどのストイックさは無い自分、
汁は使うし、後半で山葵や辛味大根なんかを一緒に楽しむ軟弱者なのです。

でも、出汁と蕎麦の両方が美味い店に行ったら
やっぱり「かけ蕎麦」はヤバイくらいに美味いってわかってるから、
最後のシメに「かけ蕎麦」を頂くことは、結構多い。
 
この出汁が効いた汁に、蕎麦が溶けて混ざった味って、
「もり蕎麦」を食べた後の蕎麦湯で割って飲む汁とはまた違う美味さがある。
 
でも、「もり」とか「かけ」ばっかり食べてると、
「鴨南蛮」とか「しっぽく」とかのドッシリ系を食べたくなるんだから
困ったもの。
 
あぁ・・
マジ、美味い蕎麦を食べたいなぁ・・・
 
今週どっかで行きたいのだが、
明日から3連チャンで夜が遅い(>_<)
 
やっぱ、22時終わりで晋山へ行くしかないのかなぁ・・・
 
 
ごちそうさまでした。

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