2017年7月31日月曜日

正宗麻婆豆腐

正宗、と書くと「日本酒」って思うのは
日本人だから?(^_^;
  
そもそも江戸時代に灘の蔵元が桜正宗を売り出し、
人気があった事から正宗を付ける蔵元が増えたのだとか。
 
モルトウィスキーでも同様の現象があり、人気のあったグレンリベットの名を、
自社製品名の後ろに付ける事が流行った時期がある。

あのマッカランでさえ、マッカラン・グレンリベットと称して売っていた事もあって、
イギリスでは、グレンリベットと称する事ができるのはグレンリベットと
ブレイズ・オブ・グレンリベットの2種だけにしてしまった。
(現在ブレイズ・オブ・グレンリベットは、プレイヴァルという名に変更されている)

知名度の高い菊正宗をはじめ、百以上の○○正宗が存在している正宗名は、
人気のある銘柄を付加しても売りたい意識も手伝って増えたのだろう。

酒造メーカーにとっては何処も同じなのが、ちょっと面白かったりする。

その「正宗」だけど中華料理名に付いている事は結構あって、
初めてその料理名を見た時に、日本酒使った?なんて邪推までしたけど、
調べてみたら「正統な」「本物」「正真正銘」という意味がある事を知る。
 
つまり、オーセンティックな料理法で作った料理?
なくらいのイメージなんだけど、横浜中華街で正宗が付いた料理名を見た時は
思わずその意味を店の人に尋ねてしまったところ、やはり本場の味を再現した
という事での「正宗」だとわかった。 
 
 
  
 
四川料理の店として有名な重慶飯店では、
普通の麻婆豆腐に加えて、この正宗麻婆豆腐も出している。
 
食べて見ると違いは大きく、
その辛さは確かにネイティブ向けに近い感じがする。
 
普通の麻婆豆腐は、挽肉が豚で辛さも穏やかなので、
食べる時は花椒を別皿でもらって、ふりかけながら食べていたけど、
コイツはそんな事をすると痺れすぎちゃって、味がわからなくなる結果を招く。
(それくらいで丁度良いと言う人もいるけど)
 
挽肉は牛を使い、香辛料の使い方も違うからか、
全体的にソリッドな味わいの中に、ジワジワくる辛さと痺れがあって、
同時にバランスを取るためか強めの塩が、白いご飯やビールを求めさせてくれる。
 
暑い時には、こういう辛いものを食べるのって効果的で、
これからじっくりと飲む前に、オフで寝ている身体を起こす意味でも・・と
久々にたべたけど、やっぱりこの味、好きなんだな(^_^)
 
個人的な趣味で言えば、もう少し塩を抑えて、辣油も少なめだと嬉しいけど、
それだと「正宗」にならないのかも・・・ね(^o^) 
  
 
と言う事でその後、後輩に誘われて飲みに行った店は、
衝撃的な出会いを演出する凄い店ではあったけど、
それはまたいつか、紹介できる関係になれた時にレポートします。
(店が一切の宣伝を嫌って営業しているようなので)
 
ごちそうさまでした。

 
 

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