2017年7月10日月曜日

ウェザーマーチャンダイジングという販売戦略がある。

簡単に言えば、気温によって売れる物が変化するので、
見極めて季節・気温に応じた販売戦略を行うということか。
 
食べ物や衣類が主に対象となるけど、
確かにこの時期、鍋物を食べたいという人や
コートを買いたいって人が少ないことは、容易に想像できる。
 
そんな中で鰻は、27〜28℃を超えると食べたくなると言われていて、
鰻が持つ栄養素を、身体が欲っするから、とも考えられている。
 
ただ、この時期の鰻は脂が少なくて
正直、美味しく無い。
 
その上、平賀源内が「土用の日に鰻を食べよう」って広告宣伝をやっちゃってから、
すっかり土用に鰻を食べる事がすり込まれている。
 
そんな効果もあってか、7月に入ると鰻屋は徐々に混み出し、
土用の日なんて、行列までできちゃうって事になるんだけど、
比例して鰻の仕入れ価格も高騰し、店で食べてもおいおい?って
言いたくなるような鰻が出てくる事も多くなる・・・と(爆)
 
だけどやっぱり、身体が求める物には抗えず、
どうせなら仕入れ価格が上がり切らないうちにマトモな店で食べよう・・と
先日、鰻屋に行ってきた。
 
 

 
この店、鰻重は竹、松、上の三種。
店に聞くと、竹は1本、松は1.5本、上は2本の鰻を使ってるとのことで
上はご飯の中にも蒲焼きが入っているスタイルになる。
 
前は上を頼んで、たっぷり鰻を食べていたけど、
最近は食べ過ぎを警戒して松をオーダーするようになった。(この写真も松)
 
まぁ、11月頃の旬な時期に比べたらダメダメだけど、
土用の日に入ったら価格がさらに上がってしまう事も知ってるし、
価格から、上質な養殖鰻を使用している事もわかっているので、
7月に食べる鰻としては楽しいものだし、コストパフォーマンスも良いと思う。
 
昔は、スーパーで蒲焼きを買ってきて、ゴムみたいだ〜とか呟きながら食べてたけど、
食品関係の取材をした時、その表示や産地による飼育法などを知って、
それ以来恐くなって食べなくなった。
 
 ※当時の基準では、白焼きまで外国でやって、
  日本国内でタレを付けて焼いてパッケージした商品には、
  パッケージした地域を産地表示できた。
  国内産と書いてある鰻焼きが、どこで生育した鰻を使用しているかは不明。

現在は、原産地表示が厳しくなったけど、
加工食品の場合は加工地が表示されるだけなので、
産地を気にする人は原材料の産地表示がなされている物を選ぶ必要がある。
 
とは言え、外食産業においては、トレーサビリティーが進んでいる食材以外、
産地を知るよしも無く、半ば諦めてコストなりの危険性を承知して食べるしかない。
 
チェーン店では産地表示をちゃんとしてるように見えるけど、
全てを網羅していなかったり、調味料や保存料の事、
食材の事前加工についての詳細な表現も見つけにくいから、
「低価格には理由がある」事を理解しないと・・ね(+_+)
 
でも、食べたいって思うと、牛丼屋の鰻丼も食べたくなっちゃうあたりが
どんだけ食いしん坊なんだろう・・って思うわけで(^_^;
 
それにしても「鰻」、高いよなぁ・・・・
 
 
ごちそうさまでした。
☆ 

0 件のコメント:

コメントを投稿

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...