2020年6月30日火曜日

横浜晋山で葱鮪とか

本来は鍋料理だったネギマ(葱鮪)
 
すき焼き風な割下で長葱を煮て、
鮪のトロをその上に乗せて適度に火を通して食べる、
というのが流儀らしい。
 
と言うのも、
そもそも葱鮪鍋なるものを実際に食べた事が無いからだ。
 
じゃぁ葱と鮪の取り合わせでネギマと称する事を何故知ってる?
と言われれば、飲み屋で串焼きになったそれを食べて
なんで鶏肉じゃないの?って店の人に尋ねた事があって、
それでそんな鍋料理がある事を知った、というワケだ。
 
でも、その時食べた葱鮪は鮪がボソボソしてて
決して美味しいものではなかったので、
他の店で遭遇してもオーダーする事は殆ど無かったのだ。
(正直言って、焼き鳥のネギマの方が好きなんだよね)
 
 
「今日、さくの関係で大きくなっちゃうんですけど
 葱鮪いかがですか?」
 
「久しぶりに良いですね」
 
「本来なら刺身にしたいレベルの物なんですけど
 それくらい脂が乗ってないと美味しくないんです」
 
「あ〜、やっぱり」
 
「焼きますね」
 
 
晋山ではたまに葱鮪を出しているんだけど、
大概はそれよりも魅力的な料理に惹かれてオーダーした事は
そう多く無い。
 
江戸料理を再現する試みもや、珍しい旬の物を用意する晋山だから
葱鮪だって普通にトロを使って作るのは、江戸時代に捨てられていたトロを
庶民は捨てずに食べた葱鮪鍋に則っての事だろう。
 
実際、赤身で作ったら
ボソボソで美味しく無くなってしまうのは明白だしね。
 
 
 
 
でか!
マジ大きいね・・・^_^;
 
あ〜〜
これは美味いかも!
 
確かに、外側には火が入っているけど
中は柔らかい状態に焼かれていて脂の美味さが綺麗に回って、
葱と一緒に食べると、口の中がかなり楽しい(^_^)
 
そうか〜
初めて葱鮪が美味いって心から思えた一品、
ありがとうございます。
 
で・・
この美味さに対抗できる蕎麦って
何だろうなぁ・・と思って悩んでいたら
メニューの中で光るものがある。
 
 
 
 
韃靼そば!
 
そう言えば食べてないねぇ。
 
苦蕎麦とか言われちゃう蕎麦だけど
そもそも出会う事も難しい蕎麦だったりするから
もう、その個性に身を任せよう。
 
国産の韃靼そばは、外国産と比べて苦くないって話は聞いた事がある。
そして苦いって言うほど苦いとも感じてこなかった韃靼そばではあるが、
風味や甘味は確かに普通の蕎麦とはかなり違う。
 
だけどね、
コイツは汁と合わせて食べると、かなり楽しいんだよね。
 
いつもより、汁を多めに浸したりして
すいすいと手繰っていく。
 
後味に感じる苦みも心地よいレベルで、
たまには食べたいって思う蕎麦だなって確認できた。
 
6月ももう終わり。
コロナ問題、どこまで続くんだろうねぇ・・・
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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