2020年6月25日木曜日

甘鯛の鱗焼き

なんか天気が悪かった。
こんな日は憂鬱で、諸々ある問題にも嫌気がさしている。
そして何故かシフト担当は、今週のシフトを遅番に組んでいた。

 


まぁ、早番だって終わるのは遅番と似たようなものなんだけど、
早番の場合は22時まできっちり居なくても良いから、
晩飯を食べるには若干有利。

遅番だと関内辺りに出ると既に22時半を回るため、
店が開いてない状態で悩む事になる。

そして今日も・・・
まじ、夜はゴーストタウンな感じだった。

牛丼3チェーンやcoco壱とかはそれでも22時台だったら
どうにか開いてたりするけど、頼みの綱だった店も営業時間を変更してたり
休業に追い込まれていたりで食うとこ無し。

コンビニで冷食買うのか?
自炊サイクルな野菜は残ってたか?
・・なんて考えながら、ふと思い出した。

そうだ、ヴェールなら開いてるな(^_^)
 
 
 
 
ヴェールはれっきとしたフレンチだけど、
ちょい飲みにも一人飲みにも対応できる間口の広さがあり、
かしこまって食べるコースは言えばあるんだろうけど・・なスタンスがある。

プロヴァンスやアルザス地方の料理とワインを出すと言われても、
アルザスの料理という者がわからない自分にしてみれば
美味しければOKな気持ちで食べたのが最初だった。

そしてその気取らない料理のスタイルと
日本人の味覚に沿った味わいに惚れ込んだのは言うまでも無い。

そもそもパテがあまり好きじゃなかった自分が
ここのパテ・アン・クルートを食べて認識を新たにしたのも事実だし、
旬の食材を使った料理を黒板の中に見つけてオーダーすれば
それは過去に食べた料理を尽く凌駕してくれたのも事実だった。

で・・
開いてて良かった〜な気分でオーダーしたのは
こんな料理。
 
  
 
 
甘鯛の鱗焼き
とあったこの料理。

和食では松かさ焼きが相当するこの鱗焼きは
鱗まで食べられる甘鯛だからこその料理かも。

で、
その鱗がクリスピーで楽しい上に
適度に火が通った身が、上手にバランスされた食感を持っていて
食べていて楽しい一皿だった。

中でも、スープの味付けが絶妙で、
塩加減が好みの薄味なのでもう・・・たまりません(^_^)

で、こんな料理には白を合わせてもらったんだけど
シャルドネベースのワインがまた良いマリアージュを見せてくれた。

しかし、11時になろうかと言う時間なのに
夕食を食べていない自分としては、こんな物だけじゃ足らんのですよ。

と言う事で、炭水化物を・・・
 
  
 
 
スペッツェルはアルザス地方で食べられているショートパスタで
隣接する南ドイツでも食べられている料理だとか。

食感はすいとんに似たモチモチ系で、
今日は海老の香りが楽しいソースでいただきました。

すいとんの話は前にも書いたと思うけど
その食感が好きで食卓に上れば嬉しかったものの1つだったが、
母親や祖母にしてみれば、戦時中の厳しかった食生活を思い出させる鍵で、
作っては思い出して悲しくなって作るのをやめ、
忘れた頃に作ってはまた悲しくなる・・という姿を記憶している。

そういう意味では
食べて思い出す悲しくなる記憶が殆ど無いのは、ありがたいこと。

平和な時代を生きてこられた事に感謝ですね。

ごちそうさまでした。
☆☆

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