2019年3月19日火曜日

シシリヤでマルゲリータ・ブッファラ

真のナポリピッツァ協会の看板を出す店が、横浜にもあった。
 
その情報を教えてくれたのは石川町のヴィスコンティで、
クラブハウスの隣にあった事からクラブ員も知っている店だった。
 
当時はナポリピッツァを扱う店が少なくて、
だけどじわじわと数が増え出していた頃。
 
ヴィスコンティはピッツェリアとして
ピッツァ専門店に近い形で営業していた事から
イタリアンなんだからパスタを出せ〜とワガママ言う客もいた
と聞いている。(2〜3品もパスタを置いていたけどね)
 
そしてその頃にオープンしたシシリヤは、
石窯で薪で焼く事と生地は前日に手で練る事に拘って
営業を続けていた。
 
ただ、窯が新しかった事もあったり、
ピッツェリアとしてパスタを一切出さない潔さもあって、
最初の頃は今ひとつ生地が軽い感じもあって、
会社に近くて、ワインやツマミが安く美味しく楽しめる店として
飲むための店として付き合っていた。
 
真のナポリピッツア協会認定の店で食べたピッツァは確かに美味しかったけど
コストが高かったのでこの美味しさは当然だろう?って思うだけで、
わざわざ横浜駅から15分近く歩いていく習慣はできなかった。
 
え?
いつの間にこんなに生地が美味くなったの??
 
と思わされたのは何時だろう・・
 
ある時を境に、横浜でピッツァを食べるならヴィスコンティで・・
と思っていた自分に、シシリヤもヤバいと思わせる美味さが備わっていた。
 
そして・・・
気付けば予約困難な店として、爆発的な人気店になっていたシシリヤ。
 
おかげで滅多な事では入れなくなって、
その味を楽しむ事ができなくなっていた。
 
FBに、20:30過ぎなら席が空くと予想が書かれていて
顔を出してみたらばビンゴ!
 
久々にマルゲリータ・ブッファラを食べる事にした(^_^)
 
 

 
あ〜
コレだよコレ!
 
やっぱり、生地が美味いよね〜(^o^)
 
グラスワインが300円って、
相変わらずの安さもあるけど、ピッツァはそれなりの価格。
 
でも、当然な味わいなので文句無いし、
久々に味わったマルゲリータ・ブッファラは、
よく食べていた頃の事を、見事に思い出させてくれもした。 
 
 
「向かいの男性からワインを・・と」
 
「え?」
 
 
仕事終わりでスタッフと食事をしていた時、
凄く恐い顔をして睨むように視線を投げる白髪交じりの長髪男性が
私に赤ワインを振る舞ってくれたらしい。
 
何だろうと思って、とりあえず会釈を返したら、
U字型のカウンターを回って側まで来て
 
「知り合いにそっくりだったので、懐かしくなってワインを差し上げました」
 
と、笑顔いっぱいで話しかけてくる。
 
素性も明かさず、知り合いという人がどんな人かを尋ねても
なんとなく誤魔化して話すが、こっちがスタッフと食事をしている事と
どう反応して良いかわからない事が伝わったのか、彼は自分の席に戻った。
 
 
「・・・あれ、ナンパだと思いますよ?」
 
「え?」
 
「男に持てちゃうんですねぇ〜」
 
 
えええええ?
 
女性スタッフに指摘されるまで
ナンパな手口だと気付かなかった自分。
 
彼女に言わせれば、
ああいうアプローチはよくある事らしい。
 
しかしねぇ
一人でいたらともかく
スタッフ達と飯食ってるのにねぇ・・・
と笑い話にしたけど、マジ、ナンパだったら恐すぎる、と思ったっけ(爆)
 
 
あ、でも、
当時に比べて今のシシリヤのピッツァに違うところがある。
 
それは大きさ。
 
以前はもっと一枚が大きくて、
2枚食べるには一人では難しいイメージがあった。
 
そういう意味では、価格据え置きでも
一枚あたりが小さいから値上げになっているのかも・・だけど、
ここの美味いピッツァを2枚食べるためのハードルが下がったので
正常進化と言うべきだろう(^_^;
 
 
ごちそうさまでした。

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