2020年3月23日月曜日

海老原でにぎりとか

今日は、昨日よりさらに早く上がれた。
 
19時過ぎだから選択肢は多いぞ?
とちょっと嬉しくなる。
 
とは言え昨日、中華街のこんな風景を見ちゃってるから、
今日は関内辺りで晩飯にしようかな。
 
 

 
それにしても中華街は、
既にゴーストタウンの様相を見せていた。
 
関内では空のタクシーがグルグル走り回り、
キャッチなお兄さんと店内にいるはずのお姉さん達が
数少ない歩行者に声をかけまくっている。
 
ただ、毎度の事だけど、私には誰も声をかけてくれない。
不思議だ・・・
 
 
「あれ? 久しぶりですね」
 
「あれ? 海老さん、何故こんなところへ?」
 
「いやぁ、お客さんいなくて、
 ちょっと散歩に。」
 
「と言う事は、ネタありますね?」
  
「勿論です!」
 
 
海老原の大将と出会うなら、
今日は海老原デイという事だろう。
 
19時を過ぎちゃうと、常連でいっぱい&ネタが少なくなるので
今日は無理だなぁ・・と諦めていたのに、これは嬉しいね。
 
 

 
「さよりです」
 
「シーズンだよねぇ。
 それにしても今日は日とが少ないですね」
 
「ウチとしては珍しいですね。
 常連さんが多いのであまり変わらない感じで営業させてもらってますけど。」
 
「なんでまた、散歩に?」
 
「暇だ〜って呟いたら、スタッフに散歩でもしてきたら?って言われて」
 
「で、私が釣れた・・と」
 
 
今日は1対1だから色々話もさせてもらったけど、
常連客が多い店は、どこも2割減くらいの影響が多いようで、
だけど宴会は軒並みキャンセルになって、それが厳しい、とのこと。
 
私も職場が関内にあった頃はよく顔を出せたけど、
今は南区なので、18時過ぎに店に入るのはかなり難しいワケで、
かなりご無沙汰ではあった。
 
  

 
「真鯛です」
 
「そうか〜、やっぱり春だよね〜」
 
 
城ヶ島にある水産試験場に行った時、
生け簀で飼ってる真鯛が真っ黒だったので、
そこで働いていた友人に「鯛って赤いんじゃないの?」って
素人丸出しで質問した事があった。
 
鯛は色が変わる魚で、浅い生け簀で飼ってると日焼けして真っ黒になるし、
春は産卵期を迎えて雌が桜色に変わる事から桜鯛と言われると教えられた。
 
 
「食文化として、旬を楽しむ意味では桜鯛は良いけど、
 産卵期より前の寒い時期の方が美味しいんだよ」
 
「鰻と同じだね。」
 
「今の人は、スーパーでしか魚を買わないから、
 魚の旬も良く知らないし、食べ方もわかってない人もいるんだよ。
 漁食を増やすために、小学校の給食に鰺を使った料理を提案したりしてるんだ。」
 
 
白身魚が美味い店は、目利きと処理の仕方がよくわかってる店。
 
うまく熟成させる事で旨味が出ると知れば、
とれたての魚が美味しくない事もわかるんだけど、
活きの良さ=美味さと錯覚させる情報が多いのが現実なのだ。
 
 
「じゃぁさ、今獲ってきた・・な魚をその場で捌いて食べさせる店、
 美味しく感じるのは何故なの?」
 
「醤油で誤魔化されてるだけなんだよ」
 
「え〜?」
 
「あれ、魔法の調味料だもん」 
 
 

 
今日のシメは鮪。
 
海老原ではあまり鮪を食べる事は無いんだが、
多分それは大将の気遣いで、コストパフォーマンスが良くないから
なんだと思ってる。
 
今日は客が少ないから出してくれたのね・・
と思いつつ食べたけど、久々の鮪は美味かった(^_^)
 
それにしても今日は、
客を引っ張る事もできないらしい。
 
いつもだったら、誰も居ない店に入っても
出るまでに他の客を多く引っ張るんだけど、
客寄せパワーもコロナには勝てないのだろう。
 
サラッと飲んで食べたので、
今日は早く帰って練ることにします。
 
ごちそうさまでした。

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