2018年6月22日金曜日

A3だけで作ったハンバーグ

「ハンバーグのA3とA5の比率って8:2くらいだよね?」
 
「肉質で調整しますけど、そんな感じが多いですね。」
 
「今日は、A3だけで作って欲しいな・・・と」
 
「わかりました」
 
 
言ってみるもんだね(^_^;
 
店舗のリニュアルが進んでいる鉄板バーにて
遅番終わりで食事をする時のこと。
 
素晴らしいステーキ用の肉を包丁でその都度加工しながら作るハンバーグは、
宮崎牛のA5が少し混じるだけでかなり脂肪リッチなテイストになる。
 
それだけで満足できてしまう美味さが十二分にあるんだけど
肉その物を楽しむならA3の方が好きな自分。
ふと、A3だけで作ってもらったらどうだろう・・と
思いついてしまったのだ(爆)
 
 
「その前に、アンバースワンがあったらお願いします。」
 
 
スワンレイクが出しているアンバースワンは
アメリカで考案されたスタイルで醸された
ホップの香りが際立つアンバーエール。
 
このクラフトビールが生で飲める店はそう多くなく、
知ってる人やクラフトビール好きはオーダーするので、
運が悪いと品切れになってる事もあったりする。
 
 

 
本当はハートランド&ナチョスを楽しみたかったけど
深夜の食事だから潔く肉のみのチョイス。
 
焼き野菜かサラダを頼むのがパターンだけど
今日はそんなに多く食べたくない気分でもあった。
 
 

 
見た目ではA3だけで作った、とわかるワケじゃないけど
安定のできあがりに期待が膨らむばかり。
 
どれどれ・・・
 
 
!!
 
これヤバい!!!
 
A3、美味過ぎ〜〜(^_^)
 
細かく切ってミンチにした部分と
粗く切って塊な食感を楽しめる部分のバランスが楽しめるのは
この前作ってもらった時に気に入っていた事を覚えていてくれたのだろう。
 
しかしこのハンバーグ、
どこまで進化するんだろうか。
 
そりゃ、絶品のヒレやA5サーロインは超絶的に美味いけど
やっぱここまで上質なA3サーロインの方が肉としての魅力が強いと思う。
 
オープン当初に比べたらコストは上がっているけど、
ハンバーグもコストを上げた時から、予めパティを作るのをやめ、
その日のステーキ肉を包丁で加工するスタイルに変えて劇的な美味さになったし、
A3サーロインその物がパワーアップしているようにも感じるのだ。
 
・・と、毎度思わされるって事自体が、
実は希有なこと。
 
「美味しかった」という記憶が脳内変換されて化け物になっても
それを物ともしない味わいがあるし、時には凌駕する事もあるのは
ある意味奇跡に近い。
 
まぁ、食事って環境やサービスの影響も大きいので、
時に同席する他の客との相性問題はあるんだけど、
今日はほぼ貸し切り状態で食べる事ができたのが功を奏したのかも。
 
 
でもこんな食事ができるって、
働いているから実現できている事かも知れない。
 
完全リタイアしていたら、
体力的にもコスト的にも難しいと思う。

だから食べられるウチが華と、食い倒す(^_^;
 
 
そう、人生って一度きり。
 
今を精一杯、好きなように生きないと後悔しか残らない事くらい、
学んでいるのですよ。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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