2018年6月14日木曜日

汁無し担々麺

そいつに出会ったのは
ニューカマーが始めた店だった。
 
当時の中華街は、世代交代が進み
古くからの店は閉店してテナント貸しに転じて
そこへニューカマーがどんどん入り込んでいた。
 
ネイティブな味付けが日本人に受けないと気づけば
翌日には修正してくるようなアグレッシブさがあって
1週間前とではまるで違う味となる事も当たり前。
 
歴史も品格も関係無いという勢いで営業した事から
今では中華内の勢力分布も昔とは大きく変わる感じさえ、ある。

そんな彼らが得意とするのは、やっぱりリアルな中国料理。
 
四川系の店では日本人向けの味付けも選べるスタイルを取りつつ、
リアルな現地仕様の料理がしゃらっと出てきたりするのだが、
その中に汁無し担々麺があったのだ。 
 
汁無し?

と最初は戸惑ったが
その辛さと病みつきになる味わいに
また食べたいと思わされる。
 
で、色々な店で汁無し担々麺を食べようとしたんだが
当時はレギュラーメニューに載せる店はそう多くなかった。

四川系の料理は辛さに慣れてない人には敬遠されるし、
麻辣な味わいは免疫がある人でも、ネイティブな味わいには慣れが必要。
 
だから慣れてる人しかネイテュブな味は求めないし、
店側も「本当に大丈夫か?」と疑いの目を持つ。
 
で、「かなり辛くした」とか言う麻婆豆腐とかを食べて、
速攻で「花椒をくれ」とオーダーする姿を見るようになってから
何回か訪れて顔を覚えてもらってやっと、
リアルに現地仕様の味が登場するようになる。
 
そんな味に慣れていた私が、
初の汁無し担々麺を食べた時は
向こう見ずに一番辛いヤツをオーダーして・・・・
その痺れ方の凄さに驚いてからは、
チャンスがあるとそこで汁無し担々麺を食べるようになっていた。
 
 

   
麺は隠れてあまり見えないけど、
トッピングは日本人が好みそうなセットにしているからで、
辣油と花椒の刺激がかなり強烈なのは言うまでもない。
 
勿論、辛さは5段階で選べるから、
体調に応じて辛さを調製した事も思い出す。
 
塩は強いし辛さも凄いけど
その中にある甘さや麺の味と香りが魅力的で
言うなれば強烈に辛い冷やし中華な味わいだったかも。
 

あ・・
そうです。

今日はオフで、
この前のデータ加工の続きをやってるんです。
 
目が疲れたから、ランチしよう・・とか思うけど
出かけて食事する時間的余裕がない(~o~)
 
で、例によってカップ麺か非常食の残りを食べるんだけど、
頭の中にはこんなヤツが浮かんじゃったので・・の、妄想食堂(爆)
 
今でも食べられるのかなぁ・・
とググってみればその店、北京ダックの店に転換してる。
だけどメニューには汁無し担々麺があったりする。
 
変わり身の早い人達なので
今のトレンドにすぐ乗るのだろうね。
 
でも、出自にも関わる料理は
残したいのかな。
 
知らんけど(^^ゞ
 
ごちそうさまでした。

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