そいつに出会ったのは
ニューカマーが始めた店だった。
当時の中華街は、世代交代が進み
古くからの店は閉店してテナント貸しに転じて
そこへニューカマーがどんどん入り込んでいた。
ネイティブな味付けが日本人に受けないと気づけば
翌日には修正してくるようなアグレッシブさがあって
1週間前とではまるで違う味となる事も当たり前。
歴史も品格も関係無いという勢いで営業した事から
今では中華内の勢力分布も昔とは大きく変わる感じさえ、ある。
そんな彼らが得意とするのは、やっぱりリアルな中国料理。
四川系の店では日本人向けの味付けも選べるスタイルを取りつつ、
リアルな現地仕様の料理がしゃらっと出てきたりするのだが、
その中に汁無し担々麺があったのだ。
汁無し?
と最初は戸惑ったが
その辛さと病みつきになる味わいに
また食べたいと思わされる。
で、色々な店で汁無し担々麺を食べようとしたんだが
当時はレギュラーメニューに載せる店はそう多くなかった。
四川系の料理は辛さに慣れてない人には敬遠されるし、
麻辣な味わいは免疫がある人でも、ネイティブな味わいには慣れが必要。
だから慣れてる人しかネイテュブな味は求めないし、
店側も「本当に大丈夫か?」と疑いの目を持つ。
で、「かなり辛くした」とか言う麻婆豆腐とかを食べて、
速攻で「花椒をくれ」とオーダーする姿を見るようになってから
何回か訪れて顔を覚えてもらってやっと、
リアルに現地仕様の味が登場するようになる。
そんな味に慣れていた私が、
初の汁無し担々麺を食べた時は
向こう見ずに一番辛いヤツをオーダーして・・・・
その痺れ方の凄さに驚いてからは、
チャンスがあるとそこで汁無し担々麺を食べるようになっていた。
麺は隠れてあまり見えないけど、
トッピングは日本人が好みそうなセットにしているからで、
辣油と花椒の刺激がかなり強烈なのは言うまでもない。
勿論、辛さは5段階で選べるから、
体調に応じて辛さを調製した事も思い出す。
塩は強いし辛さも凄いけど
その中にある甘さや麺の味と香りが魅力的で
言うなれば強烈に辛い冷やし中華な味わいだったかも。
あ・・
そうです。
今日はオフで、
この前のデータ加工の続きをやってるんです。
目が疲れたから、ランチしよう・・とか思うけど
出かけて食事する時間的余裕がない(~o~)
で、例によってカップ麺か非常食の残りを食べるんだけど、
頭の中にはこんなヤツが浮かんじゃったので・・の、妄想食堂(爆)
今でも食べられるのかなぁ・・
とググってみればその店、北京ダックの店に転換してる。
だけどメニューには汁無し担々麺があったりする。
変わり身の早い人達なので
今のトレンドにすぐ乗るのだろうね。
でも、出自にも関わる料理は
残したいのかな。
知らんけど(^^ゞ
ごちそうさまでした。
BowjackMoore-Archive / http://wakao.info
メインで書いているページやブログのアーカイブです。
以下のページの一部を転載しています。
http://blog.wakao.info
http://photo.wakao.info
http://ameblo.jp/bj-m/
2018年6月14日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
BUILD A BURGER
人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。 プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。 イベント内容はnoteに書い...

-
白板と言われて、 ピンと来る人はどれくらいいるのだろう? あ、ホワイトボードじゃないっす。 勿論、食べ物の事です。 って言っちゃえば、 想像つくよね? そう 蒲鉾の白いヤツの事。 正月には 紅白の蒲鉾を用意する人もいると思うけど、 赤は魔...
-
歴史ある街で、美味しい物を出す飲食店が多い・・・ というのが麻布十番のイメージだが、訪れたのは何十年も前のこと。 地下鉄の出口から出て見える風景に記憶があるけど、 あのインターチェンジの辺りに仕事で行ったっけなぁ・・なレベル。 当然だけど、何か食べた事なんてなかった...
-
久々に中華料理を食べに行ったら 今まで我慢してた気持ちがさらに膨れあがってしまった。 なるべく外出はしないと決めていても、 フィジカルディスタンスを確保しながらの散歩は ある程度必要、という情報もある。 だったらそんな週末の様子 ちょっと偵察にいってみるか...
0 件のコメント:
コメントを投稿