2018年5月6日日曜日

レストランアルティザン


 
一度ランチで食べた時、
これは夜にちゃんと食べてみたい、と感じていた。
 
だからFBも見ていたんだけど、
料理を色々と紹介していて、
食べに行きたい気分が大きくなってしまう。
 
あ・・
今日は席に余裕があるってあるよ?
GW最終日って、予約は入りにくいのかな??
 
と言う事で、当日予約を入れてみた。
それもシェフズテーブルを。
 
 
シェフズテーブルと言えば、
概念としては調理場が見えるテーブルを意味するようで、
店によっては調理場の中にテーブルを用意する事もある。
 
アルティザンには、そこまで広い調理場は無さそうだったのに、
シェフズテーブルの設定がある事がFBには示唆されていたので
ダメもとできいてみた。
 
で・・・
予約があっさり取れてしまったと(爆)

行くでしょ、シェフズテーブル。

仕事終わりで仕事着のままで行くのはごめんなさい。
ワイシャツは着てるけど、ジャケットは無い。
特にドレスコードは厳しく設定されていないのでOKのはず・・

それよりどんな席?という気分で入店したら、
時間が遅かった事もあってか、なんと貸し切り状態(^_^;
 
え?
アルティザンのシェフズテーブルはどんなって?
 
デシャップ脇の普通のテーブルだったけど、
調理場がよく見え、会話も聞こえてしまう距離にあって、
やっぱりちょっと楽しいかも(^_^)
 
 

「ウニとカニのコンソメゼリー 季節野菜のムースと」
 
 
お見事!

ここのところち〜っとも寿司屋とかに行けてなかったので
余計にウニの味わいに感激したとしても、
コンソメとウニとカニのバランスは素晴らしく、
食材それぞれが存在を主張するのに、嫌みじゃない。
 
これ、美味しいよ。
 
 

「オマール海老とホワイトアスパラガスのロースト 柑橘の入ったブールブランソース」
 
茹でて柔らかくする物だと思っていた予想を裏切り、
ナイフで切れる位の固さを維持しながらも、食べるとシャキッとした食感があるアスパラガス。
 
柑橘系のソースがアクセントになっているけど、
オマール海老の存在が霞むほどの個性は、嫌なところが無い味わいの中で
アスパラガスって美味しいんだぜ〜って言ってるような主張を感じた。
 
レストランアルティザンは、コースも用意されているけど
基本はアラカルトで自分流のコースを組み上げるべき店らしい。
 
そんな自分勝手コースのメインはこいつにした。
 
 

「フランス・ブルターニュ産鴨胸肉 タマネギとオレンジのロースト 赤ワインのソース」
 
このシェフズテーブル、アルティザンのネオンサインが近い事もあって
料理にその色が乗ってしまうのが残念だけど、
晩餐の場としては自分的には最高。
 
キッチンの側という事もあって、料理の音や香りも楽しく、
シェフは写真撮りたければ材料も出しますよ〜と言ってくれて、
シェフズテーブルって確かに特等席なんだな、と理解できた。
 
 

  
自宅そばにあった、昔ながらの洋食屋が作る鴨料理は、
オーダーすると客の前でソースを作ってくれるものだった。
 
フライパンに残った鴨の脂にオレンジを投入し、バターをたっぷり落とし
軽く加熱しながらそれを合わせる。
 
オレンジの香りが立ち上がって、それだけでも楽しいのに、
鴨とオレンジが合うんだなぁ・・と、食べる度に思わされた。
 
そんな事を思い出すこの料理。
 
オレンジをソテーした物を食べるのは初めてだけど、
ソテーによって甘さが増した感じもあって、
鴨の迫力を上手く増しつつ、旨味も厚くしている。
 
アルティザンは、元町にブラッスリーアルティザン、
馬車道にロティスリーアルティザンという店舗があって、
それぞれが個性的でコストパフォーマンスも良い人気店になっている。
 
その中の頂点に位置するレストランアルティザンは
当然と言えば当然だけどクオリティが一段違う。
 
食材も環境もスタッフもそうなのだろうけど、
この時代にレストランと格付けした店を開く覚悟は、
「記憶に残る一皿を作りたい」と言い切る潔さにも表れている。
 
決してリーズナブルでは無いけど、
コスト以上の楽しさがあることが素晴らしい。
 
と言う事で
ちょくちょくは行けないけど
また、食べに行こうと感じた夜だった。
 
鴨がこのクオリティなら、
ドーバーソールも食べてみたいって思ったしね(^o^)
 
ごちそうさまでした。

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