2018年1月11日木曜日

蕎麦屋の天麩羅

天麩羅は、刺身の脱水作業だと思っている。
 
だからこそ、ネタの程度が大事なんだけど、
天麩羅専門店のものとは全く違う概念の天麩羅を提供する店も、ある。
 
その最たる店は蕎麦屋。
 
蕎麦屋の天麩羅は種として揚げられ、
汁に浸かる事を前提として衣を厚く、しかも揚げ置きされた物が
使われる事が多い。(店の流儀で違いはあるけど)
 
海老天を揚げる時に、油に投入した後に衣を上から散らしながら乗せる
衣がしっかり付いたその姿は、天麩羅蕎麦だけじゃなくて天丼にも映えて、
実に魅力的に見えてしまう。
 
天麩羅専門店で、シメに小さい天丼か天茶を出してくれるけど、
天丼という料理だけで見ると、蕎麦屋の物の方が断然好きなのは言うまでもない。
 
勿論、天麩羅専門店の天麩羅も好物。
 
脱水されて旨味が凝縮し、フワッと暖かい具の美味さと
その美味さを底上げする衣や揚げ油の風味の豊かさは
そりゃ、高いのも仕方ない、と思わせるだけの魅力があるのは事実だ。
 
でも、それでも、
手が届きやすい蕎麦屋の天麩羅も
ダメダメになってる午後とかに、酒のアテとして摘まむ楽しみは
格別だと思っている。
 
 
  
 
酒のアテで頼むからか、豪快に衣を大きくはしていないけど、
クリスピーな衣を天つゆに浸けて、出汁の香りと甘い味付けを衣で楽しみつつ
一合の燗酒を味わう。
 
自分は、典型的日本人な嗜好があるのか、
甘さを美味しさの一つとして感じてしまうので、
天麩羅もヤキトリも、塩で食べるより天つゆやタレで食べたいのだ。
 
でも、こんな天麩羅を頼む時って
いつもかなり悩む。
 
盛り合わせと天ぬきのどっちが良いか・・と(^_^;
 
コロッケ蕎麦を愛する人達が、
コロッケの浸かり具合や、最後にコロッケの中身を汁に溶かすかで悩むように、
蕎麦屋の天麩羅の衣を汁にどれだけ浸みさせて味わうか・・・が悩ましい、と(爆)
 
 
いや、
最近天麩羅食べてないなぁ・・・
と思っただけなんだけど、蕎麦屋の天麩羅盛り合わせは
もっと食べて無い事に気付いちゃってね(^0^;)
 
たまには新規開拓で、職場近くの蕎麦屋へ飛び込んでみようかな。
 
ごちそうさまでした。

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