2017年11月30日木曜日

三の酉

 
 
今年は三の酉まである年という事で、
去年行きそびれたから・・と夕方からちょいと行ってみた。
 
相変わらずの人出。
狭い道路にも屋台が出て、歩くスペースは狭い。
 
それでも、歩く方向をコントロールしているようで、
以前ほど、身動きが取れない感は減っていた。
 
 
  
 
よよい!よよい!よい!よい!よい!・・・と 
かけ声がかかる熊手売り。
 
毎年大きくする、というそれは
なんだか随分トーンダウンしたかけ声で売られていて、
ちょっと寂しい感じさえした。
 
そう言えば去年は、22時終わりで行ってみたら食べる物なし・・・な早仕舞いだったけど、
昔のように朝までやる、というような事は無くなって、23時には完全撤収できるような仕切りに
なっているらしい。
 
それにしても、以前は屋台の食べ物を食べたくて仕方なかったのに、
今年はちっともワクワクしない。
 
何故だろう・・と考えていて、ふと気がついた。
 
屋台で売ってる物が、以前と全然変わっていて、
鶏皮だとか串ステーキとかの、肉食人間に好かれそうな物が増えている。
 
あ・・・
この、油の焼ける匂いがダメなんだわ(~o~)
 
リーズナブルな食材を、サラダオイルとかで焼いているから、
その脂と油が生む匂いが何とも・・・で、食欲が湧かないようだ。
 
やっぱ、粉物が食べたいよねぇ・・・
と思う人は多いのか、たこ焼きやお好み焼きの店には長蛇の列。
 
お参りですでに痛みが出てる身体で、
ずっと並んで買うだけの勇気はございません。
 
と言う事で、急遽、石川町へ移動。
 
そう、イートインコーナーがあるたこ焼きの店で
ちゃんとしたたこ焼きを食べよう!ってワケですな。

 
 
 
ネギぶっかけ、という名が付いたコレ。
楽しいっす(^_^)
 
お酉さんがある日だからか他に客はいなくて、
ゆったりとした時間の中で、たこ焼き食べつつワンカップの吟醸酒も。
 
さっきの喧噪が嘘のようだ(爆)
 
ここのたこ焼きは
ユルッとした食感が独特の楽しさを生んでいて、
テイクアウトするより、焼きたてを食べる方が楽しいタイプ。
 
そして、どて焼きという魅力的なアテもあるので、
玉子と豆腐をオプション追加して・・・

 
 
 
どて焼きって、横浜ではポピュラーでは無かった。
そもそも牛スジを使うって時点で、関東の物では無い(爆)
 
だって関東は、肉=豚肉の世界。
肉じゃがは豚肉で作るし、肉まん=豚肉まんだし。
 
だから今の牛肉ブームって
そんな日常食の恨みが出てるんじゃないか?
・・・なんて邪推までしちゃったりする(^_^;

牛肉は高価で贅沢なモノだったし、
そもそも牛肉があまり流通してなかったから、
牛スジのような肉を食べる文化も育たなかったのだろうね。
 
しかし、ワンカップで酒飲みつつ
こんなんを摘まんでる休日。
 
なんだかなぁ・・・

ごちそうさまでした。
(粉物はやっぱり楽しい)

2017年11月29日水曜日

南粤美食で牛腩麺

香港で麺と言えば、
基本的には雲呑麺が思い浮かぶ自分。
 
そりゃ、海老好きとしてはプリプリの食感と、
海老の旨味が口いっぱいに広がる雲呑の美味さを
無視する事なんてできない。
 
だけど実は、もう一つ好きな麺がある。
それは牛腩麺(牛バラそば)

これがちょっと曲者で、
肉の処理の仕方で味わいが変わるので、
自分の好みの店を見つけるのが大変なのだ。
 
まず外れない雲呑麺とちょいとギャンブルな牛腩麺。
 
でも、八角が香る独特の匂いが魅惑的で、
無性に食べたくなる力があったりするワケで・・・
 
香りに誘われて飛び込んだ店なら、
店内を見回して、多くの人が牛腩麺を食べていたら
トライしてみる、という事になる。
 
 
「あれ?牛腩麺あるの?」
 
「アリマスヨ」
 
「もしかして香港麺?」
 
「ハイ。食ベマスカ?」
 
「もちろん!」
  
 
  
 
あ〜〜〜
コレだよ、コレ!
 
この匂い、たまらん(^_^)
 
麺はあの噛み切れない系の細麺で、
牛バラはちょっと甘い味付けだけど臭みは無く
五香粉がほど良く効いた楽しいもの。
 
いやぁ・・美味いっす!

甘く味付けされた牛バラの味と、
香港麺の独特な香りが織りなす味わいは
もう、他の店では味わえないもの。

この店ってホント、香港な味わいが楽しめるヤバイ店だわ(^_^;
 
しかもラストオーダー23時半という、
中華街にしちゃ珍しく遅くまで営業している希有な店。
 
だから今日は、22時の勤務終わりでぶっ飛んできて
こんな幸せな一杯を楽しむ事ができちゃった・・と。
 
 
しかし、時間が経つのは早いね。

明日は三の酉。
そして明後日から師走。
 
来年の今頃は、
何をしているのやら・・・(^_^;
 
ごちそうさまでした。
☆☆

2017年11月28日火曜日

鶏骨茶

実はかな〜り疲れていて、諸々の事が後回し状態。
たまにそういう時はあるんだけど、今回は体調にまで飛び火。
 
と言う事で、妄想食堂ネタが多くなってきてるけど、
それを打破しよう・・というか、元気を出そうと思うのか、
突然、肉骨茶を食べたくなった。
 
そう、東南アジアで食べられる
肉をメインにした薬膳系のスープ。
 
目指すは、ハラルフードが食べられるエスニック料理店で、
そこでは鶏肉を使う鶏骨茶があるのだ。
 
鶏のスープにニンニクを丸ごと入れて、
棗や茸類、香草やネギなどが入ったそれは、
飲むだけで元気になる薬効が期待できる。
 
・・・はずだった。
 
 
  
 
あれ?
 
なんか寂しい・・・
 
前食べた時は、
こんなしょぼいヤツじゃなかったよ?
 
最初の頃はこんなんで・・・
  
  
それがこんな風に変化して
  
  
あ・・・
エノキとかパクチーとか入って無いじゃん(T.T)
 
いや、正直に言うけど、
なんか物足りない味で、心の底から「こんなんじゃない!」
って声が聞こえたんだよね。
 
で、自分のページ見たら、
あまりの変わりように驚いた・・と。
 
まぁ、生き残るための仕様変更は当然としても、
前に食べて美味しかった・・って記憶でまたきた客としては、
ここまでのパワーダウンは、想定外。
 
前が贅沢なバージョンで、本来がこの料理だったとしても、
効果を期待したり、味わいを楽しむためにこのスープを頼む事は、
当分無いな・・と正直感じたワケで。
 
 
こうやって、気に入って通ってた店が
ある時、突然、違う顔になってしまう事って、最近多く感じる。
 
この前も、行きつけにしていた和食系の店で
かなりがっかりするレベルでの質の低下を見て、
当分行くのをやめようと思ったばかり。
 
この流れ、ここで途切れて欲しいところだけど、
飲食店業界は狭いので、仕入れコストの変動は
広く影響が出る可能性が高いから、恐い。
 

残念です。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月27日月曜日

黒カツカレー

「この前、黒カレーの話してたじゃん?」
 
「風雅亭のね」
 
「本家の黒カレーって食べた事ある?」
 
「神保町の?」
 
「あ・・・知ってる?」

「う・・・ん」
 
「歯切れ悪いな。」
 
「名前を出したくない店もあるんだよ。」
 
「本当のお気に入りは、店名を出さないって?」
 
 
味の評価って、その時の自分の評価であって、
過去に美味しいと思った店の料理が、
今の自分にとって美味しいかは正直わからないのだ。
 
黒カレーに関しては、
絶対的に美味しいと言える店だから
「和田門」の名前を出したけど、それはそもそもコストからして違う。
(コスト高なら材料も良く、美味しいのが当然と言える)
 
でも、昭和35年に飯田橋で開業し、昭和38年には神保町へ移転したこの店、
創業者が南海ホークスが好きだった事から「キッチン南海」と名付け、
店の看板はチームカラーの緑、という街の洋食屋は、
元祖カツカレーと名乗る、知る人ぞ知る有名店でもある。
 
 
  
 
「知ってるんじゃ、つまらないな。」
 
「業界じゃ有名な店だよ。
 美味い、安い、量があるってね」
 
「で、どうよ、風雅亭に比べて?」
 
「別物だね。
 風雅亭は欧州カレー。南海は洋食屋のカレー。」
 
「言い切るね。」
 
「風雅亭の話書いた時思い出して、
 久々に行ってきたのさ」
  
   
  
 
神保町と言えば、今や古本とカレーの街(爆)
 
ボンディ、共栄堂、ガヴィアルとカレー好きなら行きたい店が
あちこちにあって、欧州カレーもインドカレーも洋食屋のカレーも参戦中。
 
でも、キッチン南海の黒カレーは、ありそうで無い独特の味わいがあるのだ。
 
 
  
 
「注文決まりました?」
 
「カツカレーに生卵トッピングで、御飯少なめを」
 
「はい」
 
 
基本、行列必至の店であり、
行列を仕切る女性が手際良く並んでる人から注文を取っていくのだが、
杉田にあった頃の吉村家のようだ・・と当時の事を思い出して、一人笑い(^_^;
 
結構並んでいるからどうしようか・・と思ったけど、
客は食べ終わったらすぐ出るという暗黙の了解があるのか
回転がかなり良く、行列しても待ち時間はそう長くなかった。
 
店内はL字カウンターと4人掛けテーブルが2つのシンプル&手狭な感じだが、
テーブルは問答無用で相席になっているようだ。
 
他の客が食べてるのを見ると、
カツカレー派と海老しょう(海老フライ&生姜焼き)ライス派がいる感じ。
 
そして、カツカレー&生卵がやってきた。
 
 
  
 
ね?
黒カレーでしょ?
 
生卵トッピングを頼むと、
ちょっと深さがある皿に盛ってくれる気遣いが嬉しい。
(普通のカレーはかなり薄めの平皿)
 
御飯少なめでオーダーしても普通の量があって、
その御飯が見えない大きさの豚カツがしっかり乗っている。
 
肉の厚みはそんなに厚くはないけど、
ちゃんとした豚肉で、カレーのかかってない所に
豚カツ用ソースをかけ、辛子をつけると、これがまた楽しい。
 
カレーは、
独特のスパイス使いがあって、味のバランスは良い。
ただ、甘みは弱いからか、ボディが薄い感じもあるんだが、
辛さはジワジワとやってくる感じがあって、
懐かしい洋食屋のカレーの王道を行ってる感じがある。
 
これで800円って、大丈夫か?
って味と量なんですな(カツカレー750円+生卵50円)
 
あ・・・
缶ビール300円ってのがあったじゃん?
 
でも、このスピードで食べてると、
ビールをゆっくりってイメージは無いなぁ・・・
 
 
「で、久々の南海はどうだった?」
 
「昔は辛いけど美味しいってイメージだったけど、
 今の感覚だと、スパイシーでソリッドなのに、理解不能な魅力がある
 って感じかな」
 
「何じゃそりゃ」
 
「最近、ウィークデイに休みがあったりするから
 ふらっとこういう店に行く事もできて、そういう意味では楽しいよ」
 
「週末行ったら大変かなぁ・・・」
 
「カレー屋多いし、餃子屋とかロシア料理店とかもあるし
 古い住宅みたいな喫茶店もあるから、行ってみれば楽しいと思うよ」
 
 
東京って、人が多いし交通も複雑だけど、
確かに魅力的な飲食店は多いし、
競争も激しいから、美味しくて安い店もかなり多い。
 
上野の昼飲みも楽しそうだし、新宿の思い出横町で飲んだくれるのも・・・
 
と思って気付く。
昭和な雰囲気を無意識に求めている自分に。
 
高度成長期に、
本物なんて知らずに必死に生きていた人達は、
明日を夢見て、安酒で勢いをつけて、走り続けた。
 
そんな時代だったからこそ、
紛い物やダイヤの原石が溢れていて、
それらは独特の魅力も持っていたんだと思う。
 
今の物って、綺麗で画一的で、
何でも同じ物にしか見えないからつまらない。

そういう意味で、
このカツカレーはオリジナルな魅力に溢れているって
思うのかも知れないね。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月26日日曜日

宮沢家の牛丼

土曜の深夜にテレビを見ていたら、
宮沢りえの家に伝わる牛丼の話が流れていた。
 
聞いていると、作り方は実にシンプル。
 
1キロの牛バラと玉ねぎ4個を、
酒と砂糖と醤油で煮るだけ。
 
水は一切入れないのに、
ちゃんと煮込みになるらしい。
 
カレーはたまに作るけど、
水を入れずに野菜の水とワインだけで作るって事もやるので、
玉ねぎ4個も使ったら大丈夫だよな・・と思いつつ、見ていた。
 
これ、作ってみようかなぁ・・・
でも1キロの肉で作ったら、ずっと食べ続けるしかないよなぁ・・・
と思ってるところに「肉は1キロ以上入れないと美味しくならない」とか
宮沢りえの祖父は言うのだとか。
 
まぁ、この時点で無理・・なんだけど、
見てたら牛丼食べたくなっちゃって・・・・で牛丼屋に行く気になって
調子悪いのに外に出たら、牛丼屋の手前の肉屋で足が止まった。
 
どうせ動かずに過ごす休日。
1キロとはいかないけど牛バラを買って
作る事にした。
 
  
宮沢家のレシピは牛1キロ、玉ねぎ大4個、酒、醤油、茶色系の砂糖。
 
その1/3をメドに材料を用意したら、玉ねぎはカットして鍋底に敷き詰め、
その上に肉をドバッと乗せて、砂糖は適当にすき焼きを作る感じで振りまいて、
そこに酒と醤油をかけ回す。
 
  
玉ねぎはこんな感じにしてるけど、牛バラの脂がちと恐い(^_^;
 
で・・・煮込むだけ(爆)
 
ググってみたら、先に玉ねぎ炒めちゃう人とか
ニンニク入れる人とかいるね。
 
でも、玉ねぎの水分を利用するんだから、
先に炒めちゃダメでしょ・・って事での煮込み。

弱火でコトコトしていると、
彼女が言うように玉ねぎの力を信じて待つと
しっかり汁気が出てきて、こんな感じになってきた。
 
  
ここで味見。
そして加えるのは、出汁醤油!
 
牛丼って出汁を入れた方が美味いって思っているけど、
宮沢家のレシピには出汁が無い。
つまり、完全に肉でスープを取るスタイルって事なので、
ここだけ自分流に少しだけ出汁を加えるのだけど、
使うのは広島で買った川中醤油の「天然かけ醤油」。
 
ちゃんと出汁取ったり、本だしとか使うと
なんか元々のレシピと違う味になっちゃいそうなので
ほんの少しを加えてくれるコイツを使うのだ。
 
そして、玉ねぎが飴色になるまで煮たら出来上がり。
 
  
美味い!(^_^)
 
甘さと肉のバランスが良くて、玉ねぎのトロトロな感じが気持ち良くて、
こりゃ、マジに1キロ以上の肉で作ったら、やめられん美味さになりそうだ。

って、そりゃそうだよ、材料良いから(爆)

自宅で何か作るのって基本スペシャルな行為なので、
当然材料は選び抜くしケチらないしね。
 
実際、よく作るペペロンチーノは、ニンニクは青森産でパスタはディチェコ、
塩はイタリアの海塩か沖縄の海塩を使い、オリーブオイルは
エクストラバージンの安いヤツを加熱しちゃう・・・と。
 
だから、美味くて当たり前なワケで。
 
で、食べきった後に、残った牛丼のモトを見て・・・・
これ、明日も牛丼三昧だなぁ(*_*)
 
たまにはお家ご飯も楽しいっす。
ごちそうさまでした。

2017年11月25日土曜日

ガパオライス

一時期、いなばのガパオの缶詰にはまって
毎週末にガパオライスを自宅で楽しんでたが
気付いたら、マイガパオブームは去っていた。
 
で、突然、ガパオライスが食べたくなって、
近場にあるタイ料理屋を探すのだが・・・これが意外に無い。
 
と言うか、知ってて味が気に入っていた店は
尽く閉店していたのだ。
 
いやいや、この咳が止まらない状況で、
辛いものダメでしょ(爆)

・・と言う事で、妄想食堂へ(^_^;
 
 
  
 
こういうヤツが食べたい。
いなばかマルハニチロのガパオをストックしておけば良かった。
 
タイ料理は好物だけど、
料理に使う唐辛子の中にアレルギー的反応が出る物があるので、
知らない店、とくにネイティブな店で食べたら
トイレの場所を確認しつつ身体の反応をみないとヤバイのだ。
 
たぶんその唐辛子って安いのだと思う。
一時期、牛丼チェーン店の七味にその唐辛子が使われた事があって、
辛くなったと思ったら見事にタイ料理と同じ反応が・・・(T.T)
 
牛丼にはたっぷり七味をかけたい人が多いのか
それともそんなクレームが出たのか、
いつの間にかそんな事は無くなったけど自分が慣れてしまった可能性も・・・ 
 
しかし、辛いもの食べたいって
やっぱり身体がへこたれてるんですな。
 
今日はとっとと寝て、
明日は何か考えよう。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月24日金曜日

ナチョスにタバスコ

「ナチョスって美味いけど、量が多いとヤバイよね」
 
「アメリカンサイズで出してましたけど、
 そういうお客様が多いので、スモールを用意しました」
 
「え?」
 
「いつもの少なめって感じですよ?」
 
 
そんな事言われたらオーダーするよ(^_^;
 
ナチョスの美味い店って、得てしてアメリカンな店なので
量も本場よりは少ないとは言え、充分にハイカロリーの料理になっている。
 
でも、ビールを飲みながら食べるナチョスって
それもちゃんとアメリカで出てくるようなヤツって
実に美味いんだな。
 
 
  
 
なるほど、確かにレギュラーサイズの半分くらいだ(^_^)
 
これなら一人で楽しむのに丁度良い。
 
トマト・オニオン・アボカド・ワカモレ&サワークリームがここのトッピング。
トルティーヤチップスにチーズとナチョミートを乗せてオーブンで焼いて
トッピングするスタイルだ。
この方がフレッシュなトマトやオニオンの食感が楽しめる。
 
辛さは、特大のタバスコの瓶をドン!と出してくれるのが決まりで、
ハラペーニョスライスを予め仕込むよりも、辛さの調整がしやすいのと
適度な酸味が楽しめて良いと思ってしまう。
 
 
「昔のタバスコってもっと凄く辛かったって記憶があるんだけど、どう思う?」
 
「あ・・・そう言えば・・・」
 
「マキルヘニー製の物が昭和な時代には流通してて、
 それをアントニオ猪木が代理店となってCMに出てから
 日本でも有名になったんだよ」
 
「そうなんですか」
 
「でも、自分の記憶としては、アントニオ猪木がやる前に
 2つ位の会社が代理店をやってた記憶があるんだよね。
 とにかくその頃のタバスコって、一滴垂らすだけでもかなり辛かったのさ」
 
「薄くしたんですかね」
 
「辛すぎるソースだから、一度買うとなかなか使い切らない。
 だから辛さを抑えて使いやすくして、消費量を増やしたんじゃないかな」
 
「言われてみると、
 タバスコってだんだん辛くなくなってきたように思いますね」
 
「横浜はPX流れ品があったからアメリカで流通してたタバスコが
 結構巷に溢れてたんだけどね」
 
 
アントニオ猪木がタバスコ扱う前のタバスコは
実際、凄く辛かったのだ。
 
都市伝説として、
振りかける調味料の穴付きの中蓋の穴を大きくして
消費量を上げたって話があるけど、
味の素は瓶の口の大きさを広げて穴を増やしたって事実はある。
 
より親しみやすい仕様変更が
見方を変えれば消費量を変える方法に見えるって事だと思うけど、
辛さって慣れる物だから、実際の単位当たりの辛さがどう変化しているかは謎。
 
でも、タバスコの辛さと酸っぱさのバランスは
他のペッパーソースには無い物なので、
そんなバランスを作り出している凄さは相変わらずという事だろう。
 
もっと辛いデスソースとかを用意してもらっても、
せっかくのナチョスが辛いだけの物になっちゃったら楽しくない。
 
と言う事で、ハラペーニョ無しのナチョスにタバスコを振りかけつつ、
今日もビールを煽るのであった(^_^)
 
ごちそうさまでした。

2017年11月23日木曜日

カツ丼

カツ丼と言うと思い浮かぶのは、
豚カツを玉ねぎと一緒に蕎麦汁で煮て
卵で閉じたものを御飯の上に乗せたヤツ。
 
揚げ物が好きだけど、特に豚カツには目が無くて、
ここ一番の贅沢なら厚切りロースの豚カツが良いって思ってた。
 
だけど、若き頃のあるスキー場で、
豚カツを頼んだらソースカツ丼が出てきて唖然とする。
 
そりゃ、豚カツが載った丼だからそうだけど・・・
と思いつつも食べてみて、悪くはないけど嬉しくもないと確認。
 
カツ丼はやっぱり、あの玉子とじ系が良いと思っていたところで
今度は味噌カツ丼に出会ってしまう。
しかもその味噌カツ丼には生卵が乗っていたのだ。
 
あ。。。
悪くない・・・って言うか、これはこれでアリ?
って気分にさせられてしまうが、残念ながら横浜辺りでは
それを食べさせてくれる店が殆ど無い。
(以前、六角橋にあったけど今はどうだろう?)
 
いや、ね、
どうもちゃんとした豚カツ、もしくは豚カツを使った料理が食べたくて
その思いが日増しに大きくなっているって事なんですよ。
 
 
  
 
こんなヤツを、ガッツリ食べたい! 
 
カツが分厚いタイプで、玉ねぎは甘辛く煮付けられて、
卵はできる事なら半分トロトロの状態か、この状態の上にもう一個
ほぼ生なヤツを足して欲しい。
 
色合いを考えてのグリーンピースは2個くらいで良いけど、
ちょっとアクセントになるからあって欲しい。
 
玉ねぎと一緒に煮込まれて甘くなった汁が染みた、
だけどちょっとだけクリスピーな部分が残っているカツの衣は、
噛みしめると食感と油と染みた汁の味が
渾然一体となるように口の中に広がり、続けて豚肉の食感と味わいが
味の幅を広げていく・・・・
 
そんな味が口に残っているうちに食べる飯の美味さ!
 
やばい・・
マジ、食べたい。
 
スパピザとかフリットとかを思い浮かべた次の日に
カツ丼が思い浮かぶって、どれだけ揚げ物に飢えているんだろう。
 
それが天麩羅じゃないだけまだ財布に優しいけど(^_^;
 
 
今日はもらってた咳止めが無くなって、
市販薬の咳止めを買って飲んだら、劇的に効いてしまって、驚いた。
 
一日2錠でOKなそいつは、
飲んで5分もしないうちに咳が治まり、
確かに10時間くらいは咳を忘れる事ができた・・・けど、
長時間効くために効きが遅いタイプの薬の効果が出ると眠くなる。
 
と言う事で午後は眠かったけど、うつらうつらする時に
カツ丼が頭に浮かんだわけですわ(爆)
 
この際だから、豚カツかカツカレーでも食べに行くこと
考えようかなぁ・・・・
 
ごちそうさまでした。

2017年11月22日水曜日

小海老はフリットかアヒージョか

フリットとフライの違いは?
と言われて、食感が違うじゃん・・としか言えない自分。
 
要するに衣が違うんだけど、
調べてみたらフライはパン粉を使い、
フリットはメレンゲを衣に混ぜる・・とあった。
 
どっちも揚げ物で好物なんだけど、
確かにこんな料理は揚げ物好きにはたまらんよね(^_^;
  
 
  
「長いもと海老のスパイスフリット」
 
これはキリンシティの期間限定メニューの一つだけど、
海老好き&揚げ物好きには抗えない魅力が、ある。
 
こででビールを飲みたいとこだけど
実は風邪っ引きで昨日から寝込んでる自分。
 
頭の中に、浮かぶのは
何故かこういう小型の海老料理なんですな。
 
そして、小エビと言えば
こっちも浮かぶ・・・
 
 
  
 
これは、スペインバルで出るタパスの一つ。
 
小エビのアヒージョって、
どうしてこう魅力的なんだろうね。
 
油がまだ熱くて踊ってる感じがたまらんし、
熱々を食べつつのもリオハの赤とかはもう・・・・(^_^;
 
海老って、加熱する事で甘みが出るし、
香りも豊かになるように感じるし、
何よりプリプリの食感が生まれるから
絶対生より楽しいと思ってる。
 
ポップコーンシュリンプとか、
海老蒸し餃子とか、海老雲呑とか・・
 
いかんね、何故こんなに海老頭(爆)
 
とりあえず明日は出社。
頑張ろう。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月21日火曜日

スパピザ

横浜には、形容しがたい料理がいくつかある。
 
昨日名前を出したサンマーメン(生碼麺)もそうだし、
ひょっとしたらタンメン(湯麺)もそうかもしれない。
 
と言うのは、店によって作り方が違ったり、
そもそも別の料理じゃない?って言いたくなるほど違ってたりするからで、
でも他の地域には存在しない名称だったりする・・と(^_^;

そんな中、スパピザって料理も、
ひょっとしたらそんな料理の一つ。
 
ハイカロリー故、最近は食べていないけど、
これを食べつつ飲むビールは最高なんですな。
  
 
  
  
ナポリタン系のスパゲッティの上にチーズを乗せて
オーブンで焼く。
 
それだけの料理なのに、その美味さはB級グルメ界の中でも
上位にランクされるのではないか?と思ってしまう。
 
ホフブロウという名のレストランで出てくるコイツは、
巷で真似する店もあったりするけど、スパゲッティの味付けが美味くて、
食べるならココ!と思わせる魅力に溢れている。
 
ホフブロウは外国船の船員や客などを相手に
早朝から営業していた港町のレストランで、
移転して今の県民ホール裏に移ったまますでに代が複数変わっている。
 
当然このスパピザも仕様変更が複数回行われていて、
パスタが今風な物にシフトしているんだけど、
味わいはそれぞれその時代にあった物として愛されてきた。
 
現在のホフブロウには行けてないから、
最新版のスパピザがどうなっているかが凄く気になる。
 
でも、明らかにオーバーカロリーなので
食べる勇気が湧かないんだよね(^_^;
(写真のピザスパは、麺半分にしてもらった物)
 
でも、あの白木のカウンターに一人で座って、
スパピザと生ビールをオーダーして、
スパピザが登場する頃には、ビールのお代わりをする・・
という楽しさは、一度味わうと病みつきになるのです。
 
最近、あの界隈って、魅力的な店が増えたから足が向かないけど
たまには行っても良いのかもね。
(今はラストオーダー22:30らしい)
 
ごちそうさまでした。 

2017年11月20日月曜日

香箱

「金沢には独特のおでんがあるの、知ってますか?」
 
「知らないですね。
 おでんって地域性が強く出るものだから、
 金沢だとやっぱり海の幸が豊富・・だとか?」
 
「実は日本一おでんが食べられている、とも言われていて、
 海の幸を加工したものだと『ふかし』や『かにめん』、『赤巻き』
 と、こっちではおでん種として知られていない物があるんです。」
 
「おでん、食べてないなぁ・・・」
 
「おでんで地域興しって流れもあって、小田原も特産の練物や小田原産の
 食材を使う『小田原おでん』があるじゃないですか?」
 
「丸うさんとに取材に行ったことありますね」
 
「静岡だと黒はんぺんが有名ですし、関西なら牛すじ・・と
 色々あるんです。」
 
「静岡出身者と結構縁が深くて、黒はんぺんは食べに行きましたよ」
 
「そもそも、関東と関西じゃ出汁が全然違いますし、呼び名も・・・」
 
「関東炊き!」
 
「そうなんです。」
 
「で、わざわざ金沢のおでんって話になったのは?」
 
「これです」
  
 
  
 
「あ〜、そうか! もう香箱が出るんだね」
 
「昨日から始めました」
 
「11月後半になると、あるかなぁ・・と思うけど、
 勧められないと、無いのかなぁ・・と遠慮しちゃう・・」
 
「言ってください(笑)
 ちゃんと隠して用意してありますから」
 
「嬉しいですね。
 で、これがおでんに入ってるの?」
 
「カニ面って言うんですけど、ほぼこの形で
 カニの身全部詰めて蒸してから、おでんとして煮込みます」
 
「美味そうだ・・・」
 
 
行きつけの店で、
11月後半に、あったら食べる香箱。
 
蟹にはあまり興味が無い自分にも、
コイツだけは食べたいって思わせる魅力がある。
 
でも、このスタイルって、
寿司屋だとか和食系の店で板さんがそれなりの技術を持ってないと
まず、お目にかかれない。
 
蟹に興味が湧かなかった理由の一つに、剥くのが面倒ってのがあって、
同時に美味しい蟹を食べるチャンスも少なくて、
美味しい物という認識がそもそも無かったのかも知れない。
 
そんな自分に、ある時勧められたこの香箱は、
蟹の美味さと食べやすさで思いっきりヒットだった。
 
 
「これを蒸しちゃうって、ちょっと勿体ないようにも思うけど、
 おでんに入ってたら、ちょっと嬉しいかも」
 
「贅沢な種ですよね」
 
「おでんって、コンビニにもあるくらいポピュラーな料理だけど、
 竹輪麩って関西ではあまり食べられない物なの?
 関西出身者が『馴染みがあまり無いからどうでも良い種』と言ってて、
 きいてみたら、関西じゃ食べないって言われてね。」
 
「竹輪麩って、関東圏でも狭くて、東京・神奈川・埼玉や千葉の東京側くらいしか
 実は流通してなかったんですよ」
 
「え?そうなの??」
 
「時蕎麦にも出てくる竹輪麩ですけど、乱暴に言えば饂飩の太いのですし、
 まさに竹輪の代用品ですから、竹輪が流通の関係で高価だった江戸時代には
 人気があったのかも知れませんね。」
 
「あの、モチモチした食感が好きなんだけど、
 考えてみれば、自宅で食べるおでんには入ってなくて、
 学校給食で出てくる竹輪麩の美味さに驚いた記憶があるんだよね」
 
「横浜のサンマーメンみたいな物かも知れないですね」
 
「ここでしか食べられない物だけど、当たり前にあると思い込んでいる?」
 
  
サンマーメンと聞いて、
秋刀魚が入ってるって思い込んだ人がいる・・という笑い話があるけど、
小麦粉で作る竹輪麩がでは無いという現実を見ると、名前の由来は難しい。
 
卓袱料理(長崎)が転じて、
しっぽくうどん(香川)が生まれたり、しっぽく蕎麦(東京)が存在するように、
元の姿と似ても似つかぬ料理になるのも、地域の食文化が影響するからだろう。
 
 
「そう言えばさっき言ってた『赤巻き』って何?」
 
「練り物で『なると』ってあるじゃないですか?
 あの感じで、外側が赤くなってる物なんですけど『なると』と言うより
 伊達巻きに近い大きさなんですよ。」
 
「ふかしは?」
 
「蒲鉾をふかした(蒸した)ものです。
 形は円盤形になってる事が多いですね。」
 
「そんな話を聞いてると、行きたくなるね。
 新幹線繋がったし、ふらっと行ってみようかな」
 
 
ま、そんな会話を板さんと、随分前にしたなぁ・・・と
思い出すのは、この時期。
 
香箱が食べられる店ってあまり無いと感じるのは、
仕込みに手間がかかるので用意できる数に限りがあるから?・・・だろう。
 
当然、メニューや店内のオススメボードなんかに書いてない事は多く、
時期を知ってて「ある?」って尋ねない限り、出してくれない場合が殆ど。
 
しかも、香箱蟹の禁漁開けの頃は値が張るから、
11月前半だと、店も客に出せる価格にならないので入れてない事も。
 
で、値がこなれてきた11月後半から12月頭あたりに、
「ある?」と尋ねるワケだ。
 
「かに面」か・・・
そんな種が入ったおでん、食べてみたいなぁ・・・・・
 
 
ごちそうさまでした。

2017年11月19日日曜日

雲呑麺と鶏煮込みそば

体調が悪くなってくると、敢えて食べる物がある。
それは、鶏スープ系の料理。
 
鶏スープは滋養に良いので、
なんかヤバそう・・と思うと食べるようにしているんだけど、
鶏スープ系料理と言えばもう、言わずと知れた隆蓮のもの、となる。
 
で、今日もそんなんで例によって雲呑麺を食べに行ったワケで(^_^;
 
 
  
 
もう、文句のつけようが無い味わいは健在で、雲呑の食感も麺の美味さもさることながら、
やっぱりスープが凄いと、今日も思わされてしまったのだけど・・・
 
だけど・・・
 
この体調不良には、もっとこれでもか・・・な鶏スープ系の方が良い?
って思ったりもした。
 
今は、美味しさより、体調保全だろ?
ってツッコミが入るワケですよ(爆)
 
でもなぁ・・・
焼き鳥屋とかに行って、鶏スープだけってわけにもいかないし、
下手な鶏スープじゃ、脂&化学調味料過多でかえって体調不良にしそうだし・・・
 
いや、ゴメンなさい。
隆蓮で最高の雲呑麺を食べておきながら、
何言っちゃってんの?
って思ったりするけど、実際、身体に効きそうな、かつ濃いヤツって
考えつかない・・・
 
あ!
あったわ(~o~)
 
ってか、もう、遅いけど・・・
 
それは北京飯店の
鶏煮込みそば
  
 
  
   
これね、もうすごいドロッとした感じがするスープで、
かつ土鍋で煮込まれて出てくるから、テーブルの上ではまだグツグツいってるヤツなのよ。
 
で、冷めてくると、表面に膜が張るくらいの脂&コラーゲン。
ただし煮込んじゃってるから、麺はクタクタ。
 
それでも、風邪っぽい時とかに食べると
結構効くんですわ。
 
あ〜〜〜
北京飯店って、最近行ってないなぁ・・・
 
その大きな理由は、
以前のように夜中2時くらいまで営業をやめちゃった事。
 
世の中が夜中までの営業を自粛するようになった3・11以降、
北京飯店もそれにならったんだけど、そこに失敗があった。
 
と言うのも、北京飯店って決して安い店じゃなくて、
炒飯とかカレーが1500円(税別)とかの設定の上、
サービス料も取る本格的な店。
 
味はコストなりに頑張っているけどちょっと割高感があるわけで、
それを感情的に抑えてくれていたのは、その深夜営業だったのだ。
(と言うか、深夜は深夜料金でもうちょっと盛ってたりする)
 
夜中の12時過ぎて、中華街でもトップクラスに位置する小籠包とかが食べられ、
本格的な中華料理も食べられたから、東京から車でやってきて
北京飯店で中華食べて帰る・・なんてドライブデート楽しむ人も多かった。
 
で、今は23時にクローズ。
コストはそんなに下がってない・・・となると、
こんな深夜に本格的な物が食べられるならと納得できる要素が消え、
結果的に割高感だけが残る。
 
と言う事で、足は遠のいて、
この「鶏煮込みそば」も食べること無くなってしまったワケで(T.T)
 
久々に食べに行っても良いなぁ・・と思いつつ、
2000円弱のコストを出すか・・と悩みつつ、
900円で隆蓮の雲呑麺を食べられる幸せを噛みしめる。

しかし、喉が痛い。
このまま悪くならないで欲しいなぁ・・・
 
ごちそうさまでした。
☆☆(隆蓮)

2017年11月18日土曜日

カップヌードル・アラビアータ・スープパスタ

紆余曲折あって、
夕方からスタッフ繰りがつかない部分のフォローで出社。
 
そういう時ってあるよね。

そしてそんな時には、
どうにかなる、どうにかするって思って
信じて動く事が大事。

連勤は続くけど、
制作現場にいた時に比べれば大したことはないしね(^_^;

ただ、そんなんで、ゆっくり飯も食えない状況だったので、
夜食に・・と、こんな物のお世話になってしまった。
 
 
  
 
止せば良いのに・・・と言わないで(爆)
 
カップヌードルのパスタって何だよ?
って興味だけで買ってしまったので、ね(^_^;
 
 
  
 
あ・・・
れ・・・・
れ・・・・・・
 
あぁ、スープパスタなのね。
 
でもこれって、どん兵衛??
な感じの麺(爆)
 
なんとなくデュラムセモリナな香りがするけど、
どん兵衛にトマト系のスープ入れたって感じですわ。

これだとどん兵衛のグリーンカレーの方が
遙かに楽しいなぁ。。。
 
とは言え、
どん兵衛だろうとカップヌードルだろうと
所詮はカップ麺。
 
そして、インスタントの世界も、
色々と進化するんだなぁ・・とは思うのです。
 
ただ、アラビアータと言うならもう少し辛くても良いのでは?
って思ったのは事実。

そこら辺、トムヤムヌードルのような攻め方はしないのか、
この前のグリーンカレーどん兵衛と共に、万人受けを狙ってる感じが
ヒシヒシとしてくるワケで。

と言うことで、辛味調味料をぶち込んで、
何なら卵でも入れて・・・ってストック無いわ(T.T)
 
ずいぶん冷えてきてるので、
こういう暖まる感じの夜食が欲しくなるのかな。
 
食べたら寝よう。
明日は早い。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月17日金曜日

和牛すき焼き丼

え?
和牛??
  
マジで???
 
と驚いたのは、
和牛と称して良いのは黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種と
それらの交雑種のみの言わずと知れたブランド牛だからだ。
 
国産牛は、例え輸入牛であったとしても日本での飼育期間が一番長ければ、
何でも国産牛と称する事ができるもので、要は産地を表しているだけのこと。
(以前は3ヶ月以上飼育すれば国産と言えた)

でも和牛となると上記の種類を表すので、
必ずしも国産で無くても良いわけで、事実外国産和牛も存在する。 

勿論、味は折り紙つきのブランド牛で厳格な管理がされていたのだが、
通常流通していない(規制が緩い?)交配した胚を手に入れて
WAGYUとして高額売買が可能なまでに飼育してしまったスウェーデンの物理博士がいたりして、
今やオーストラリアやアメリカに加えて中国でも飼育される・・・と報道されている。
 
 ※オーストラリアやアメリカに和牛が成育している事はわりと知られているが、
   スウェーデンが10年かけて独特のWAGYUを作り出していたのは
   あまり知られていない。
 
そんな高級品を
すき家が丼にしちゃうの????
 
・・と驚いたワケで。
 
去年の商品には和牛がついていなかった&安価だったけど、
今回は堂々と和牛の文字をつけちゃってるから、単品(並)で690円。
 
肉を倍にしたら990円と、牛丼屋にしては勝負に出る価格。
(牛丼並なら350円だしね)
 
でも、だったら味はどうなのよ?
って思っちゃうのが肉食な自分。
 
 
  
 
まぁ、こんな感じだけど、
和牛ならこの肉量を見るとそれなりに頑張っている感じ。
(生卵はオプション)
 
これで肉倍にしたらどうなんだろ?(爆)
 
あ・・・・
 
何だろう、こう、
食べた瞬間に「美味い!」と叫ぶような味は
やっぱり無いんだな(*_*)
 
確かに、普通の牛丼に比べたら美味しいけど、
和牛って言われても「なるほど」と言えない感じが・・・ね(~o~)
 
でも、去年は甘すぎた味付けが修正されて、
普通に丼物を楽しむにはかなり良くなった感じがする。
 
これならまた食べても良いかな・・・
次は肉倍にチャレンジか・・・

って思うって事は、
それなりに美味しいって事なんでろうね(^_^;
 
ごちそうさまでした。

2017年11月16日木曜日

チキンビリヤニ

色々考えさせられる事が立て続けに起きていて、
嫌でも年齢のことを考えさせられている。
 
気候の変化が年々激しくなってきていて、
身体への負担も大きいと感じているけど、
同時に抵抗力が減ってきているので要注意。
 
そんな事を感じつつ食べるのは
こんな物だったりする。
 
 
  
 
身体に活を入れる?
って事ではないけど、ちょっと刺激が欲しいらしい。
 
四川担々麺を食べたくなったのも、同じ傾向かもしれない・・
と思うと、やっぱりそれなりに疲れているのだろうね(^_^;
 
あ?
結構辛いよ??
 
ビリヤニってあまり辛く無いイメージがあったんだけど・・
 
わ・わ・わ・・・・
 
あれ?
辛い部分と辛く無い部分があるじゃん(爆)
 
ビリヤニってカレーと米をミルフィーユの様に交互に層にして炊くので、
カレーが強いところとそうじゃないところがあっても不思議じゃないけど、
このビリヤニはしっかり辛いタイプのようで、これはこれで楽しいかも。
 
あ・・
汗出るわ(^o^)
 
これで元気も出ると嬉しいね。
 
とは言え、
今日はちょっと静かめに過ごしたい気分。
 
食べたら大人しく帰ります。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月15日水曜日

景徳鎮で四川担々麺

日本で担々麺と言えば、
あのゴマの味がドッシリとするヤツになるけど、
本来は汁無しなんだ・・と以前から書いている。
 
でも、景徳鎮には、ゴマを使わない四川担々麺なる物がある・・
と聞いた。
 
しかも汁麺で・・・・
 
四川料理店として有名な店が、
日本風の「タンタン麺」と「四川担々麺」と差別化して出す麺料理。
 
興味が湧くよね?
気になるよね?
食べたくなるよね??
 
 
  
 
おい!
スープが辣油なのか??
 
そりゃ、辛いよね・・・・
 
あら、そうでもないわ(爆)
 
だけど勿論、かなり辛い&ちょいと痺れる系の味で、
それよりも辣油の多さが半端ない。
 
もちろんスープが使われているんだけど、
その上に何センチ?って尋ねたくなるくらいの辣油層があって、
どう食べようとも辣油まみれになるだな(^_^;
 
でもって、これが美味しいか?って問われると、
すっげ〜美味いって感想にはならなくて、
と言うか、辣油の味が全てを凌駕してワケわからん味になってしまうのだ。
 
でも、
これはこれで、面白い。
 
ビールが進むし、麺もそれなりのクオリティは持っている。
だけど、中華街にありがちな、柔らかめの茹で方がちょっと残念。
 
寒い日には暖まって良いけど、
この油の量は、確実に1キロはウェイトを上げてしまうだろう(T.T)
 
ランチを外で食べる時に揚げ物とかを避けているクセに
夜にこんなもん食っちゃダメじゃんね(爆)
 
そしてビール、飲み過ぎました。(^^;)
 
明日はヌーボー解禁。
お約束で飲む予定!
 
ごちそうさまでした。

2017年11月14日火曜日

最近シチューを食べてない

シチューって、自分にとって不思議な料理だ。
 
家庭で食べるシチューって、
カレーの延長上にあって楽しい物っだったけど、
レストランで食べたものはそれこそ「何じゃこりゃぁ・・」な物だった。
 
多分それは、昭和世代には馴染みがある
給食のクリームシチューの影響があるのだと思う。
 
学校でも家でも、カレー粉ぬきなカレー状の料理がシチューという物であって、
煮込んだ肉がゴロンとあるような料理はシチューという概念に無い。
 
それなのに、大人になってシチューを食べたら・・・ねぇ(爆)
  
 
  
 
こういうゴロッとした肉をホロホロになるまで煮込んだヤツって、
ハウスワインの赤とかをグラスでもらって食べる感じが好きなんだな(^_^)
 
煮込まないと食べにくい肉だと思うけど、
手間暇かけた料理人の思いが味に表れているような一皿。
 
調理技術で美味しくなる料理って色々あるけど、
シチューってそういう料理の一つかもしれない。 

肉好きな自分としては、焼いた物が一番好きだけど、
気付けば煮込んだ肉もかなり好きらしい。
 
だけど何故か、しゃぶしゃぶは好きになれない(爆)
 
だって、何だか、
本当に美味しい物を捨てて食べてる気がしちゃうんだよね。
しかも、味の濃いごまダレなんかで・・・・
 
いやホント、
本格的なシチューからイタリアンにある牛ほほ肉の煮込みみたいなヤツまで
ち〜っとも食べて無い。
 
それって、食べに行く店の中に、そんな料理が無い証拠で、
それだけ食べにいく店が少なくなってるって事でもある。
 
う〜ん
ヤバイな。
 
食欲が減ってきたのかなぁ・・・・
 
いや、
色々出かけても、
評価に値しない店が多すぎるって感じちゃうんだな。
 
そしてカロリー問題も(‥;)
 

たまには、しっかりとしたビーフシチューとかを
食べに行きますかね。
 
ごちそうさまでした。 

2017年11月13日月曜日

十割そば

出張で戸塚方向へ行く。
 
13:30からのシンポジウムに参加するのだが、
ちょっと早めに動いて、ランチを楽しもうと思っていた。
 
トツカーナと名付けられた駅前のビルには
色々食べるところがありそう・・・と探したのだけど、
質より量な感じの店やファストフード、豚カツとかの揚げ物系から
生パスタが売りの高いスパゲッティ屋とかがあって、
どこも食べ過ぎそうな気配がいっぱい。
 
で、悩んだあげくに十割そばと書かれていた蕎麦屋に飛び込んだ。
 
あ・・・
なんかここ、セット物がメインな感じで、
十割そばとある割にはそばを主に食べさせる気配が無い。
 
じゃぁ・・・
と頼んだのは「ぶっかけそば」なるもの。
 
 
  
 
オーダーしてから時間がかかったのは、
天麩羅をちゃんと揚げていたから・・のようだけど、
メニュー写真よりかなり小さい海老天で、凹む。
 
ぶっかけなので、徳利に入ってる汁をかけまわし・・・
 
 
  
 
なんだろう、この素っ気なさ。
 
ワクワクするような姿に見えないけど
ここはもう、時間が無いのでとっとと手繰る。
 
うん?
これ、十割そばなの??
 
機械打ちで十割そばを出す店もあるけど、
香りが感じられないのと、十割っぽい味わいも弱い。
 
でも、こんな感じで最初から具材がどっさり乗ってたら
蕎麦その物の味なんてわからないしね(^_^;
 
海老天、口当たりはよく丁寧に揚げたものに感じられたけど
如何せん小さい(T.T)
 
温泉卵はネットリ系のできあい?な食感で、
見た目重視とも思うけど、蕎麦に絡めて食べるのは楽しく無かった。
 
とは言え、チェーン店な感じなので、
そこに期待するのは間違い。
 
コスト的には普通の蕎麦屋レベルで
メニュー写真と現物の乖離だけがむかつく感じ(爆)
 
 
しかし、豚カツ専門店とか、天麩羅系の店とかを
最初から除外するようになっちゃうって、ちょっと寂しい。
 
無理して避けているのではなく、
食べたくないって気持ちが湧く事に、自分ながら驚く。
 
これってヤバい?(?_?)
 
 
ごちそうさまでした。

2017年11月12日日曜日

海老チリ

味の素のCookDoという合わせ調味料が出て来たのは
1978年のこと。
 
本格的な味が家庭で楽しめる、という事で一気に人気商品になり、
2002年には韓国料理用の商品が登場し、ご飯用やパスタ用の物まで
ラインナップは拡充した。
 
今でこそ、各国の料理を飲食店で味わうことができるけど、
1970年代と言えば、本格的中華料理は中国料理と称され、
それこそ南京町(昔は横浜中華街の事をそう呼んでいた)に行かないと
まず食べられない時代だった。
 
そりゃそうだ、日中共同声明が出された1972年までは、
中華人民共和国は国交が無い謎の国という位置づけにあって、
庶民が食べる中国の料理に馴染みなんてあるワケもない。
 
そしてCookDoは発売された年に日中平和友好条約が調印されたのだから、
CookDoの歴史は日本における中国料理の歴史でもあると言えるだろか。
 
そんなCookDoの中に干焼蝦仁があったのだが、
それが海老チリを家庭で楽しむキッカケになったのは言うまでも無い。
 
干焼蝦仁は四川料理で
本来は少量のスープで小さめの海老を炒め煮したもの。

四川だから豆板醤等で辛くしているのだが、
当時の日本人には受け容れられないと陳建民がケチャップなどを使ってアレンジし、
日本で言うところの海老のチリソースという料理になった。
 
で・・・CookDoの干焼蝦仁は、日本人に馴染みある料理に近いもので、
豆板醤などの中国調味料が使われていた事から、人気が出たのだと思う。
 
 
  
 
南粤美食で車エビのチリソースをオーダーすると、
こんな感じで出てくる。

でか!
っと思わず声が出るくらいの迫力。

ただ、広東料理店だからか、ち〜っとも辛く無い。
 
口の中にグワッと海老の味が広がって、
海老好きな人間には、至福の一時が訪れるのだ。
 
 
推測で言うけど、
海老は車エビじゃなくて大きな海老を意味している、と思う。
 
と言うのも、この店のオーナーは
昔ながらの中華街シェフであり、かつ日本語が堪能でない。

小さい海老=芝エビ、大きい海老=車エビ、
ロブスター級の海老=伊勢エビと称するのは中華街の常識だったから
その流れに沿って日本語メニューを書いていると思われる。
 
例の食品偽装問題で一流料理店やホテルなどは
芝エビ等の海老を特定できる呼称を廃止している現状を、
理解しているとは思えないしね。
 
でもね
 
食べる方にしたら、
こんな味の強いソースと一緒に食べたら
車エビかどうかって判断なんてつかないから、
気にならない。
 
安く売られているブラックタイガーやホワイト、バナメイだって、
車エビの一種なので、あながち間違いとも言えないワケで(^_^;

そんな事を問題視するなら、CookDoの干焼蝦仁だって本来の物と違う!って
問題になるはず・・だよね(爆)
 
海老好きとしては、海老が美味しく食べられれば、
何だって良いのです(^_^)
 
ごちそうさまでした。

2017年11月11日土曜日

いつもの・・と頼むのは、恥ずかしいから

常連にはメニューに載ってない料理を出す店はあって、
それを裏メニューと称するならその対極にあるのが
「いつもの・・」なオーダー。
 
その「いつもの・・」とオーダーする客は、
常連だけど同じ物しか食べないってつまらない客で、
店としてもただの客より扱いが下がる可能性もある。
 
生命保険会社で常連でもない若者が「いつもの」と言って
困った客になるCMがあるけど、見る度に不快になる。

それは、「いつもの」と言って料理等が出てくるのを求める事と、

その行為がレベルアップしたかのような扱いとして、描かれているからだ。
 
そもそも「いつもの」と言うのは、
安い料理を頼むのにその名前を言いたくない常連が
恥ずかしそうに言ってた事。

それをレベルアップと扱う事が間違い。
 
しかも、常連でも無い若者がそれやってる姿はを描くのは、
制作側も、そんな意味を知らない若者って事なのかも知れないね。
 
だから、気に入った店には通って、
裏メニューを出してもらうような関係を構築するのが本来の常連で、
そんな客に提案する裏メニューは、コスト高でも楽しい料理が多い。
 
裏メニューと言われて思い浮かぶのは
中華街のスペシャリテと蕎麦屋の「ぬき」
 
中華街では得てして「賄い料理」と言われるけど、
客に出す料理より魅力的な物を作っている事があって
「たくさん作っちゃったから食べる?」とか言いつつ勧められる事が多い。
 
蕎麦屋の「ぬき」は、「天ぬき」や「鴨ぬき」の事を指すけど、
これは汁蕎麦の台抜きを意味する。
 
 
  
 
これは、若手が経営する蕎麦屋で、
強引に作ってもらった「天ぬき」
 
そう、
天麩羅蕎麦をオーダーし、蕎麦は入れないでもらった物だ。
 
これをアテにして酒を飲んで、
シメには「もり」をオーダーする。
 
「もり」は普通に食べても良いし、
残った天ぬきの汁に浸けて食べるのも楽しい。
 
で、このオーダーの仕方をすると、
天麩羅ともり蕎麦の2杯分のコストがかかる事から、
店としてはわざわざメニューに載せない物だったし、
蕎麦屋に来て蕎麦を食べない行為を許すのは常連だけ、
とする店も多かったのだ。
 
とは言え、最近は、堂々と天ぬきや鴨ぬきをメニューに載せる店もあって、
常連じゃなくても食べられるチャンスは増えている。

ファインド・マイ・トウキョウという東京メトロがやってるサイトでは、
ぬきが食べられる東京の蕎麦屋を紹介してたりするので、
これからも「ぬき」は生き残っていくのかも。
 
ただね・・
ゆっくりと蕎麦屋で「ぬき」を楽しめる日って
あまり無いんだよね・・・(T.T)
 
今日も遅番で22時終了だったし・・・
 
きっと、食べたいのに食べられないから
こうやって思い出すのだと思うけどね(爆)
 
 
ごちそうさまでした。

2017年11月10日金曜日

ミートボールとクラフトビール

秋の日はつるべ落とし・・とは言ったもの。
気付けば、6時には暗くなっていて、乗り遅れた感がつきまとう。
 
とは言え今日も、定時上がりなんてできるわけもなく、
クラフトビールでも飲もう、と関内辺りに繰り出してみた。
  
 
  
 
いつの間にか
様々なクラフトビールが飲めるようになった横浜。
 
こんなとこに専門店が・・と気付かされる事もあるんだけど、
今日はミートボールをググった時にヒットした店を探したかったのだ。
 
でも、グーグル先生の優秀な聞き取りと、
スマホの至れり尽くせりなサーチの結果、
あっという間に店の所在地はわかってしまう。
 
そしてありがたい(お節介な)ナビサービスによって、
前から知ってたように、目的の店にたどり着いた。
  
 
  
 
この店、数種のクラフトビールとミートボールしかない・・という潔さ。

ミートボールは4個(S)〜13個(L)か、ドッグパンに挟んだ物があるようで
基本的には安い感じ(ミートボール1個で100円な値付け)
 
と言う事で、クラフトビール「スピード・キルズ」を頂く。
キャッシュオンスタイルの営業なので、一杯ずつお支払い〜♪
 
 
  
 
お!
美味いよ!?
 
これは楽しいかも。
 
んじゃ、気になってるミートボールも・・・
 
 
  
 
お〜〜
ちょうどたこ焼きくらいの大きさのミートボールは
歯ごたえがしっかりした、肉が前面に出てくる感じの味わい。
 
これが妙に美味いのだね。
 
しかし、これで400円って、大丈夫?
って思うくらいのクオリティ。
 
と言うか、この店、
全般的にリーズナブルで、パイントグラスで飲んでも700円で飲めちゃうクラフトビールもある。
(ミートボール&ビールで900円だった)
 
 
外装や内装は、
前にあった装飾を剥がしてコンクリート打ちっ放し状にした感じで、
そのガランとした店内は、スタンディングにも対応できるようになっていた。
 
無機質な壁にアクセントを付ける木のカウンターは、
少しほっとする気持ちが生まれる効果を与えてくれた。 
 
そう言えばビアバーって、飲んで騒ぐ客はあまりいないイメージがある。
 
勿論、店内が広いビアホールな店ではそんな事はないけど、
酔いやすい傾向があるクラフトビールを楽しむ客は、何故か一人静かに・・・
な人が多いように感じるのだ。 
 
 
  
 
サービスしてくれる店員はちょっと強面系なのだが、
オススメのビールを尋ねたら、人なつこい笑顔を見せる。
 
なんか、居心地が良い店だね(^_^)
 
と言う事で、再訪確定!
ただこの店、売り切れご免なスタイルなので、
この日も無くなっていたビールもあった。
 
ごちそうさまでした。
 
 

THRASHZONE MEATBALLS
横浜市中区常盤町2-15-1
無休
[月~金]15:00~22:00
[土・日・祝]12:00~22:00

2017年11月9日木曜日

ゼイティンでベイティを

昔、「草木土」という名のレストランがあって、たまに行ってたのだが、
魚系料理が多く、オーガニックに拘っているからか、肉食な自分には
足繁く通うほどの魅力は無かった。
 
で、ある日行ってみると、居抜きで「海串ポルト」という店が入っていた。
 
興味あるから入ってみれば、海串と書かれているだけあって、
海の幸系の串揚げや串焼きがメインの店で、
パスタもある・・というチャレンジャーではあった。
 
串揚げ好きだし、
海老の串揚げなんてもう・・・
と喜んでいたらなんと、今年の2月頃に閉店。
 
そして、不思議な装飾がされた店がそのまま残っていて・・・・
そこに今度はトルコ・地中海料理店「ゼイティン」が入っていた。
 
KAATの裏手は人通りも少なく、
上質な店があっても長続きしない事が多いのだが、
やはり客の数は少ない。
 
で、シェフが一人で営業しているのだけど、
味はかなり良くて、初めて入った時以来、トルコ系の料理が食べたいと
フラッと出かけるようになってしまった。
 
 
「ゼイティンってどういう意味ですか? 」

「オリーブの事ですね」
 
「ムサカとかあるんですけど?」
 
「実は私、ギリシャ料理店でも働いていたんです。
 トルコもギリシャも料理が似ているので、
 地中海料理としてメニュー決めました」
 
「ラク・・あるんですね」
 
「もちろんです」
 
 
シェフは東京のトルコ料理店で働き、
横浜のギリシャ料理店で働いてきたので、
日本語も堪能だし、味付けも日本人の好みを熟知しているらしい。
 
とにかく穏やかな味付けで、
香りはしっかりあってもクセは少ないから、
受け容れられやすい味だと思っている。

だけど、私が行く夜の時間は
他の客がいても一組、な感じで、
営業的に続くのかが不安になってしまうのも事実だ。
 
料理の種類が少ないんだよね・・・
と思いながらメニューを見ると、ちょっと増えている。
 
あれ?
こんなの知らないよ??
 
ベイティって、
キョフテ(トルコ風ハンバーグ)をトルティーヤで巻いた料理??
 
食べるでしょ、
トルティーヤが好物。
 
どんな物になるか、興味津々!
 
 
  
「ベイティ」
 
大きめのトルティーヤは、キョフテを焼いている時に一緒に炙られ、
巻いた後は、ご覧のように輪切りにされてソースをかけ、
焼き野菜とヨーグルトが添えられた形で登場した。
 
あ!
これヤバい!!
 
なんか、クセになる美味さがある。

トルティーヤの味わいに、肉の旨味が乗っかって
ファヒータにも似た楽しさがあるのだ。
 
これは美味いよ!
そしてラクにも合うよ!!
 
という事で、
今晩は飲んだくれます。
 
この店、続いてくれると良いな・・・
 
 
 
ごちそうさまでした。


ゼイティン (ZEYTIN)
 横浜市中区山下町25-16 ニューポートビル 2F
 050-5594-1645
 日曜定休
 11:30~15:00 17:30~22:00(LO21:30)

2017年11月8日水曜日

餃子

王将という餃子が売りなチェーン店があるけど、
いつの間にか大阪王将って店もでてきて
その違いがよくわからなかったりする。
 
とは言え、安くてボリュームがある系統だから
今の私には興味が無く(特にボリュームね)気にしていない
って事なのだろう。
 
でも、ある日特売の冷凍食品の中に
大阪王将の業務用餃子50ヶ入りってのがあって、
それが半額だったから買ってみたんだけど・・・・
 
これが焼いたらパリッとしてて美味しいし
しかも小さいから、量もコントロールしやすい・・・
と言う事で、想像以上に当たりだった。
 
王将、商売上手じゃん?(^_^;

でも、それは自宅でちょっと食べるのには良いだけで、
ごく普通の餃子の方が嬉しいって思うんだな。
 
中華街にある皮が厚いモチモチの餃子が好きだけど、
たまには街の中華屋が出すような、適度な厚みがある皮で
あの独特の餡の味わいがるような・・・そう、こんなヤツがね(^_^;
 
 
  
 
この店は、野毛の外れにある店で、
モヤシがたくさん入った焼きそば(揚げそば?)が美味しい事で有名。
 
でも、料理が全般的に美味しくて、
日本人が好きな中華料理を心得ているようで、
餃子も馴染みある大きさ&皮の厚さなんですわ。
 
ちなみにこれは宴会の時に出たモノ。
一人分ではありません(爆)
 
焼き方が上手な上に餡が美味いから、
もう、これとビールだけで終わって良い、って感じ(^_^)
 
 
そう言えば昔、松原商店街にホワイト餃子って独特な餃子を出す店があって
それを食べにわざわざ車で出かけた事がよくあった。
 
短めのお稲荷さんのような形のホワイト餃子は、
焼くと言うよりも揚げる感じの焼き方で、これまた後を引く美味さがあった。
 
だけどそのホワイト餃子は、いつの間にか横浜撤退。
記憶の中でも、その存在はどんどん薄れてしまった。
  
ただ、今、店が健在だったとしても、
あの油っこさを考えたら多分食べに行かないだろうとも、
思っているけどね(爆)
 
そう言えば母親も餃子は好きでよくも作っていたけど、
耳はひだを作るように折りたためなかったし、(ラビオリのようなできあがり)
火をかけたフライパンに水を入れるのが恐いという理由で
必ず揚げ餃子にしてたっけ。
 
自分にしてみれば、揚げ餃子の方がよっぽど恐いと思ってたし、
揚げすぎでガリガリな皮を食べるってのは、あまり楽しく無かった。
 
ただ、それでも、まともな部類の料理だったから
揚げすぎ餃子が出る日は嬉しかった事を思い出す。

ところで、揚げ餃子って料理を出す店ってあるのかな?
 
敢えて食べようとしてないから、メニューにあっても気付かないのか
そもそも、料理として出すような物じゃないのか。
いずれにしろ、完全に揚げちゃってクリスピーになってるような餃子って、
外で食べた事が無いな・・・と、書いてて気付いた(‥;)
 
ごちそうさまでした。

2017年11月7日火曜日

かしわ南蕎麦に月見

年末調整の処理が始まるこの時期、
総務はかなり忙しくなる。
 
と言う事で、もろもろのデスクワークも
前倒し進行になるわけで、今日はそんな煽りをくらって
気付けばかなり遅くなっていた。
 
一通り作業を終えて外へ出るが
見事な晩飯食べ損ね状態。

寒いし、とりあえず暖まる物が欲しい。
例えばこんなヤツね。
 
 
  
 
関内に事務所があった時、よく通ってた蕎麦屋の「かしわ南そば」。
 
そこに追加で卵を落としてもらうのが好きで、
寒い日はよく、こんな感じで食べていた。
 
鴨南を頼むとネギの切り方が筒状になって炙ってあるんだけど
かしわ南やカレー南はこういう斜め切りのネギが入っている。

かしわ南も鴨南と同じ様なネギが入ってたら嬉しいんだが、
コストがだいぶ違うので、仕方がないのかも知れない。
 
でも、いつからだろう。
暖かい蕎麦も楽しめるようになったのは(^_^;
 

思い出せば、昔は熱汁でクタッとする蕎麦が許せなくて、
冬であろうと冷たい蕎麦を食べていた。
 
ところがどこかの蕎麦屋で
飲んだ後の〆に食べる蕎麦のオススメを尋ねたら、
「かけそば」を勧められた。
 
汁物が欲しいって気分でもあったから言われるままに「かけそば」を食べたら、
蕎麦の香りが移った汁が美味い事に気付かされた。
 
以来、寒い時期は「かけそば」や「月見そば」、
「花巻そば」とかのシンプル系の暖かい蕎麦を食べるようになった・・・と。
 
でも、必ずしも汁蕎麦が美味しいわけじゃなく、
あれれ?って思う店にも出っくわす。

で、気付いたのは、出汁の取り方が素晴らしい店じゃないと、
暖かい蕎麦は、今ひとつだ・・・ってこと。
 
それまでの自分は、蕎麦そのものの味にフォーカスしてて、
つけ汁は、蕎麦猪口の底に数ミリしか入れない形で食べていたから、
職人技が光る美味い汁の味に気付けないでいたのかも知れない。
 
実際、本当に汁が美味しい店だと
暖かい蕎麦も「かけ」以外は邪道だって思うんだよね。
 
ただ、そんな「かけそば」が食べられる店はそう多くなくて、
あったとしてもそれなりのコストになるし、食べる方も身構えてしまいがち。
 
だったら、ごく普通の街の蕎麦屋で、
こういうかやく物がのったやつを食べた方が楽しいじゃん?
って思うに至ったわけです。
 
しかし、街の蕎麦屋って、閉まるのも早い。
(昼酒飲める店だから、遅くまでやらないのかな)
 
あぁ、カレー南も良いなぁ・・
とか思いつつ、看板になってる蕎麦屋の店先で
立ち尽くしていた(T.T)
 
夜中までやってる中華街の蕎麦屋に行くべきか?
どん兵衛で我慢するか??
それが問題です。(爆)
 
ごちそうさまでした。

2017年11月6日月曜日

南粤美食で雲呑麺

今日はオフ。
 
だけど午後は予定があって、夕刻からは会議だったので
昼間から飯も食わずに関内近辺をウロウロ。
 
で、会議が終わったのは21:30・・・

預けてあった物とかを引き取りに行く約束は21時だったので、
飯も食わずにちょいと中華街方向へ向かったけど・・
 
腹減ったじゃん(T.T)
 
じゃぁ、打合せ兼ねてあの店行っちゃいますか・・・
なノリで向かったのは南粤美食!
 
この前、友人がFBでアップしたのを見たら
無性に食べたくなっちゃったんだよ〜〜〜な雲呑麺(^_^;
 
ここのところ、雲呑との付き合いが増えていて、
自分の中の基準が上がっているのはわかっているけど、
目当ては雲呑じゃなくて、あの噛み切れない細麺なのだ。
 
 
  
 
これです。
この独特の感じ。
 
器も麺も香港の物を使ってると聞いているけど、
日本語も通じにくい店内で食べると、やっぱりリアル香港な感じ(^o^)
 
あれ?
なんか雲呑、レベルアップしてない?
 
大きめの海老がプリプリな上に、
海老の味と香りがぎゅっと詰め込まれたような、
食べた瞬間に口の中に海老がドワッっと現れるような、
なんとも海老好きにはたまらない味わいのですわ。 
 
それに加えて、やっぱり噛み切れない麺!
(それでも以前よりは柔らかめに茹でてる)
 
その食感を楽しみつつ、結局ズルズルとそのまま食べていくしかない
何とも美しくない所作に陥るんだけど、これが楽しいワケで(爆)
 
 
最近、スマホでの料理写真講座とかをやっちゃってから
普通にアップする写真に、それっぽい物が増えてしまった。
 
食べた物がこうだったって説明には料理全体の写真が良いけど、
スマホには、こんな写真の方が料理が大きく見えるので、良いと思う。

ブログとかもPCよりスマホで見る人が増えてきているなら、
写真の形も合わせた方が良いって事ですな。
 
しかし、南粤美食、相変わらずヤバい(^_^)
 
ごちそうさまでした。
☆☆

2017年11月5日日曜日

ハンバーガー

横浜トリエンナーレが最終日なので、
仕事でも絡みがあった事から顔を出してみた。
 
 
The Visitors(2012):Ragnar KJARTANSSON
 
会場が複数に分かれているのは、
「島と星座とガラパゴス」というタイトル通り
星座をイメージしているのは想像に難くない。
 
ただ、現代アートはレジェンドとなる前の作品なので、
より個性的で主観的で、正直言えば好き嫌いが出やすいのは否めない。
 
今回のトリエンナーレをざっと見て思ったのは、
俗っぽいという事と、映像作品の多さ、だ。
 
この作品は、
大和証券グループが展開したCM「PLAYING FOR CHANGE」と
類似する作品ではあるが、
繋がりを意識して作られたCMと
断絶を表現しながら繋がっていく事をイメージさせる作品の違いは面白く、
同時に映画やCMを想像させてしまう作品でもあって、
感じる事の楽しさを再認識させてくれた。
 
で、開港記念会館から赤レンガ倉庫、そして横浜美術館へと移動すれば
当然腹は減るわけで、またもやシェイクhサックへ行こう・・と思ってたら
世間様の連休最終日らしく、順番待ちの人が長蛇の列。
 
シェイクシャックは受注生産だから出来上がるのに時間がかかるし、
前にも書いた通り、オーダーに悩む=時間がかかる設定のため
並んでもいつオーダーできるかわからない・・とアタックを諦めた。
 
でもね、
頭にはハンバーガーが浮かんでるのですよ。
 
どうしようかねぇ・・
連休のみなとみらいで食事って、行列必至なワケで
いっそロイヤルパークに行った方が、確実に楽に座れるんだけど、
ハンバーガーは無いんだよね(T.T)
 
と言う事で、
久々にハードロックカフェへ行ってみる事にした。
シェイクシャックの前から階段を降りれば、すぐだしね(^_^)
  
あ・・・
並んでもいないじゃん?
 
休日の午後とは言え、
他の店では待っている客が多いのに、
ここでは余裕があるのは、やっぱり客単価が高いからだろうか?

 
「すいません、ローカルレジェンダリー・バーガーって何になりますか?」
 
「当店ではすき焼きバーガーになります」
 
 
ハードロックカフェでは、
各店で地域性を考慮したオリジナルバーガーがあって
横浜では牛鍋を意識して、なのかすき焼きバーガーが用意されていた。
 
興味ある。
どんな感じか、食べてみたい。
 
でも、今日、自分が食べたいのは
普通のハンバーガーがベースになってる物、なのだ。
 
と言う事で、一番ベーシックな「クラシックバーガー」に決定!
 
 
  
 
やっぱコレでしょ(^_^;
 
パティは6オンス(170グラム)だけど、
ご覧の通りの迫力。
 
リングを全部外して、ケチャップとマスタードを仕込んだら
手がベチャベチャになる事も気にせずに手づかみで・・・
 
美味い!
 
久々に食べたけど、
正しいアメリカのハンバーガーという味わいだね、これ(^o^)
 
歯ごたえのある超粗挽きのパティはミディアムウェルな焼き加減であったけど、
そのせいかバンズの中の収まりが良く、食べてる途中で挟んだ物が逃げていく・・・
な状態には陥らない。
 
そして、ケチャップやマスタードの強い個性に負けない肉の味の存在感は凄く、
添えられたフレンチフライもちゃんとしてて、1680円のプライスにも納得させられた。
 
そりゃ、シェイクシャックのシングルと1000円も違うんだから
美味くて当然なんだけど、味の作り方の根本が違うので、
別の食べ物を食べた気さえする。
 
でもまぁ、それが個性って物だし、
どっちが好きかって話でもあるしね。
 
 
あ・・
でも・・・
 
やっぱりこのサイズを食べると
晩飯は入らないな(爆)
 
ごちそうさまでした。

2017年11月4日土曜日

風雅亭で黒カレー

風雅亭と言うと、
モトマチパセオにあったビストロを思い出すけど、
その店は桜木町に移転したり支店を作ったり・・・で
気付けばみなとみらい駅の駅ナカにまで店を出していた。
 
自分のイメージとしては、
馬車道から海岸通りに向かった辺りにある店になるんだけど、
そこはカウンターのみの小さい店。
 
今って本店はどこになるのかわからないのだけど、
今日は遅番だから、久々に黒カレーでも食べようと思って
みなとみらいの駅ナカ店はパスして馬車道まで行ってみた。
 
 
  
 
相変わらずのロゴがちょっと懐かしい。
 
今でも夜はビストロなんだろうか・・と思いつつも、
運良く奥に席が空いていたので、目的の黒カレーをオーダーする。
(もちろん、辛口)
 
 
  
 
メニューには、黒の開港ビーフカレーとあるんだが、
カテゴリー的には欧風カレーに属するらしい(^_^;

黒いね、確かに(^_^;
しかもご飯は古代米を混ぜているご飯。
 
何故、開港ビーフカレーなんだかは知らないけど、
ちょっとシャバシャバ系のカレーはビストロらしい味わいは濃く、
辛さはそれなりにあって、ちょっと着込んでいたから汗ばんでしまった。
 
 
欧風カレーと言えば、デミソースを応用したカレーを指す事が多く、
風雅亭もビストロだからそうなるのだと思うけど、
結果的には色が濃いカレーになる。
 
だからこんな色になる・・・のだろうけど、
黒カレーと称するからには、ギリギリまで小麦粉を煎ったりして
色を濃くしているのかも知れない。
 
黒カレーと言えば
記憶の中では六本木にあった「和田門」が
ランチに出していた物を思い出す。
 
30年以上前の事だけどテレ朝に通う事があって、
昼飯時に食べたら美味しくて、
次に女子を誘って行こうと思ったら、六本木店は既に閉店。
 
でも「黒カレーが美味しかった」って話をしちゃった以上、
匹敵する店を探さなくちゃ・・と調べればまだ銀座店は残ってて、
そこで濃厚なカレーを堪能できた事を思い出す。
 
調べてみれば「和田門」は博多のステーキ屋と言うよりもフレンチで、
確かに銀座と六本木に支店があったが、現在は博多だけで営業をしているようだ。
 
今だったら間違い無くステーキを食べたと思うけど、
相変わらずカレーライスはあるようなので・・・
行きたくなっていたりする。
 
自分の記憶の鍵って食べ物である事が多い・・とは思っていたけど、
すっかり忘れていた「和田門」という名前をすっと思い出したりすると、
どんだけ食い意地が張ってるんだろう?と思ったりもするね。
 
さて、遅番にでかけよう。
 
ごちそうさまでした。

2017年11月3日金曜日

A5ヒレ

「宮崎牛で、品評会で今年優勝した農家と
 やっと取引できるようになったんですよ」 
 
「え?」
 
「種牛部門での優勝って聞いていますけど、
 前から良質な肉を出している農家でずっとアタックしてて
 ほんと、5周年記念で新しいメニューに載せる最高の肉が
 これから供給していただけそうです」
 
「で、A5ヒレ・・なんだ」
 
「是非、食べていただきたくて・・・」
 
 
そこまで言われたら、食べます。
例え脂多めのA5ランクであろうとも。
 
ただ、ヒレだからA5であっても、
サーロイン的な強さはないはず。
 
 
「焼き方は如何しますか?」
 
「もちろん、お任せで」
 
 
いつからだろう・・・
ステーキ屋で焼き方をお任せにするようになったのは。
 
肉が好きでいっぱい食べていても、
仕入れてトリミングして寝かせて・・と慈しんで食材にしているプロに、
焼き方を指示するだけの経験も知識も無い自分。
 
だからある時、焼き方を聞かれて
「この肉が一番美味しく食べられるように焼いてください」
と無意識に頼んでしまった。
 
色々なところで、色々な調理を見てきたし、
自分でも塊を焼いてみたりしても、
やっぱり肉の状態に合わせて焼いてもらうのが一番。
 
牛肉って焼けば焼くほど本性が出てくるから、
安い肉ほど焼きすぎは禁物で、
レアに焼いて山葵醤油で食べさせる店の肉は、
かなりの確率でウェルで食べたら美味しく無い。
 
そういう意味でもヒレは難しい肉で、
希少部位でもあるからサイズも小さく高価にもなり、
脂も少ないから上手く焼かないと、
価格のわりにダメじゃん?って事になりやすい。
(ホテルのダイニングであってもある話)
 
で、自分達の美味さに拘るこの店が
納得できるヒレを導入し、それもチャンピオン牛を出す農家の物で、
と言われたら、食べないわけにはいかない。
 

なんか、いつもと違うセッティングじゃん?
 
藻塩と生胡椒が添えられてて、
フォンドボーとバルサミコで作ったソースがあしらわれている。
 
付け合わせには、
ここで食べるのは初めてとなる人参のグラッセやクレソンが入って、
素敵なワンプレートになっていた。
 
 

 
お!
 
これ、本当にヒレ??
 
柔らかさは当然としても、
それなりに火を通しているのにもかかわらず
雑味が無く、A5ならでは脂もあって、半端なく美味い。
 
これを食べて思い出したのは、
牛1頭買いの焼肉屋で食べたヒレ芯。

ヒレなのに、脂が乗ってて柔らかく肉の旨味も凄かったんだけど、
この肉はそこまで脂は無いのに肉と脂の旨味が素晴らしくて、
形容しがたい美味しさがあった。
 
この後にA3のサーロインを、同じ焼き方にしてもらって食べたけど
肉本来の美味さはやっぱりA3だとわかっても、ヒレをもっと食べたいって
感じたのが、自分でも驚いた。

A5サーロインの1.5倍の価格設定ではあるけど
ホテルクラスの鉄板焼きで黒毛和牛のヒレを頼むよりも安価って事が
ちょっと信じられないと言っても言い過ぎではない。
 
A3を250グラム食べるよりもヒレ(100グラム)&A3(150グラム)を食べる、
というパターンに陥りそうな予感を感じていたら、
これも食べて・・と出て来たのがこんなのだった。
  
 
  

久々の牛肉祭り。
とどめにコレが来るとは・・・・(^_^;
 
ダメでしょ、反則でしょ。
そして美味すぎる・・・・
 
 
明日は遅番だし、夜は長いぞ!
腰据えて飲みますかね。
(さすがにもう食べられない)
 
ごちそうさまでした。
☆☆

BUILD A BURGER

人混み嫌いではあるけど、 取材なので行ってみた「CP+2025」。         プロからアマのカメラファンにまでと門戸を広げたイベントなので、 一般客がいないプレスタイムに訪れたのに、それでもかなりの人出があってビックリ。         イベント内容はnoteに書い...