今年は三の酉まである年という事で、
去年行きそびれたから・・と夕方からちょいと行ってみた。
相変わらずの人出。
狭い道路にも屋台が出て、歩くスペースは狭い。
それでも、歩く方向をコントロールしているようで、
以前ほど、身動きが取れない感は減っていた。
よよい!よよい!よい!よい!よい!・・・と
かけ声がかかる熊手売り。
毎年大きくする、というそれは
なんだか随分トーンダウンしたかけ声で売られていて、
ちょっと寂しい感じさえした。
そう言えば去年は、22時終わりで行ってみたら食べる物なし・・・な早仕舞いだったけど、
昔のように朝までやる、というような事は無くなって、23時には完全撤収できるような仕切りに
なっているらしい。
それにしても、以前は屋台の食べ物を食べたくて仕方なかったのに、
今年はちっともワクワクしない。
何故だろう・・と考えていて、ふと気がついた。
屋台で売ってる物が、以前と全然変わっていて、
鶏皮だとか串ステーキとかの、肉食人間に好かれそうな物が増えている。
あ・・・
この、油の焼ける匂いがダメなんだわ(~o~)
リーズナブルな食材を、サラダオイルとかで焼いているから、
その脂と油が生む匂いが何とも・・・で、食欲が湧かないようだ。
やっぱ、粉物が食べたいよねぇ・・・
と思う人は多いのか、たこ焼きやお好み焼きの店には長蛇の列。
お参りですでに痛みが出てる身体で、
ずっと並んで買うだけの勇気はございません。
と言う事で、急遽、石川町へ移動。
そう、イートインコーナーがあるたこ焼きの店で
ちゃんとしたたこ焼きを食べよう!ってワケですな。
ネギぶっかけ、という名が付いたコレ。
楽しいっす(^_^)
お酉さんがある日だからか他に客はいなくて、
ゆったりとした時間の中で、たこ焼き食べつつワンカップの吟醸酒も。
さっきの喧噪が嘘のようだ(爆)
ここのたこ焼きは
ユルッとした食感が独特の楽しさを生んでいて、
テイクアウトするより、焼きたてを食べる方が楽しいタイプ。
そして、どて焼きという魅力的なアテもあるので、
玉子と豆腐をオプション追加して・・・
どて焼きって、横浜ではポピュラーでは無かった。
そもそも牛スジを使うって時点で、関東の物では無い(爆)
だって関東は、肉=豚肉の世界。
肉じゃがは豚肉で作るし、肉まん=豚肉まんだし。
だから今の牛肉ブームって
そんな日常食の恨みが出てるんじゃないか?
・・・なんて邪推までしちゃったりする(^_^;
牛肉は高価で贅沢なモノだったし、
そもそも牛肉があまり流通してなかったから、
牛スジのような肉を食べる文化も育たなかったのだろうね。
しかし、ワンカップで酒飲みつつ
こんなんを摘まんでる休日。
なんだかなぁ・・・
ごちそうさまでした。
(粉物はやっぱり楽しい)