「宮崎牛で、品評会で今年優勝した農家と
やっと取引できるようになったんですよ」
「え?」
「種牛部門での優勝って聞いていますけど、
前から良質な肉を出している農家でずっとアタックしてて
ほんと、5周年記念で新しいメニューに載せる最高の肉が
これから供給していただけそうです」
「で、A5ヒレ・・なんだ」
「是非、食べていただきたくて・・・」
そこまで言われたら、食べます。
例え脂多めのA5ランクであろうとも。
ただ、ヒレだからA5であっても、
サーロイン的な強さはないはず。
「焼き方は如何しますか?」
「もちろん、お任せで」
いつからだろう・・・
ステーキ屋で焼き方をお任せにするようになったのは。
肉が好きでいっぱい食べていても、
仕入れてトリミングして寝かせて・・と慈しんで食材にしているプロに、
焼き方を指示するだけの経験も知識も無い自分。
だからある時、焼き方を聞かれて
「この肉が一番美味しく食べられるように焼いてください」
と無意識に頼んでしまった。
色々なところで、色々な調理を見てきたし、
自分でも塊を焼いてみたりしても、
やっぱり肉の状態に合わせて焼いてもらうのが一番。
牛肉って焼けば焼くほど本性が出てくるから、
安い肉ほど焼きすぎは禁物で、
レアに焼いて山葵醤油で食べさせる店の肉は、
かなりの確率でウェルで食べたら美味しく無い。
そういう意味でもヒレは難しい肉で、
希少部位でもあるからサイズも小さく高価にもなり、
脂も少ないから上手く焼かないと、
価格のわりにダメじゃん?って事になりやすい。
(ホテルのダイニングであってもある話)
で、自分達の美味さに拘るこの店が
納得できるヒレを導入し、それもチャンピオン牛を出す農家の物で、
と言われたら、食べないわけにはいかない。
なんか、いつもと違うセッティングじゃん?
藻塩と生胡椒が添えられてて、
フォンドボーとバルサミコで作ったソースがあしらわれている。
付け合わせには、
ここで食べるのは初めてとなる人参のグラッセやクレソンが入って、
素敵なワンプレートになっていた。
お!
これ、本当にヒレ??
柔らかさは当然としても、
それなりに火を通しているのにもかかわらず
雑味が無く、A5ならでは脂もあって、半端なく美味い。
これを食べて思い出したのは、
牛1頭買いの焼肉屋で食べたヒレ芯。
ヒレなのに、脂が乗ってて柔らかく肉の旨味も凄かったんだけど、
この肉はそこまで脂は無いのに肉と脂の旨味が素晴らしくて、
形容しがたい美味しさがあった。
この後にA3のサーロインを、同じ焼き方にしてもらって食べたけど
肉本来の美味さはやっぱりA3だとわかっても、ヒレをもっと食べたいって
感じたのが、自分でも驚いた。
A5サーロインの1.5倍の価格設定ではあるけど
ホテルクラスの鉄板焼きで黒毛和牛のヒレを頼むよりも安価って事が
ちょっと信じられないと言っても言い過ぎではない。
A3を250グラム食べるよりもヒレ(100グラム)&A3(150グラム)を食べる、
というパターンに陥りそうな予感を感じていたら、
これも食べて・・と出て来たのがこんなのだった。
久々の牛肉祭り。
とどめにコレが来るとは・・・・(^_^;
ダメでしょ、反則でしょ。
そして美味すぎる・・・・
明日は遅番だし、夜は長いぞ!
腰据えて飲みますかね。
(さすがにもう食べられない)
ごちそうさまでした。
☆☆
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2017年11月3日金曜日
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