2017年11月11日土曜日

いつもの・・と頼むのは、恥ずかしいから

常連にはメニューに載ってない料理を出す店はあって、
それを裏メニューと称するならその対極にあるのが
「いつもの・・」なオーダー。
 
その「いつもの・・」とオーダーする客は、
常連だけど同じ物しか食べないってつまらない客で、
店としてもただの客より扱いが下がる可能性もある。
 
生命保険会社で常連でもない若者が「いつもの」と言って
困った客になるCMがあるけど、見る度に不快になる。

それは、「いつもの」と言って料理等が出てくるのを求める事と、

その行為がレベルアップしたかのような扱いとして、描かれているからだ。
 
そもそも「いつもの」と言うのは、
安い料理を頼むのにその名前を言いたくない常連が
恥ずかしそうに言ってた事。

それをレベルアップと扱う事が間違い。
 
しかも、常連でも無い若者がそれやってる姿はを描くのは、
制作側も、そんな意味を知らない若者って事なのかも知れないね。
 
だから、気に入った店には通って、
裏メニューを出してもらうような関係を構築するのが本来の常連で、
そんな客に提案する裏メニューは、コスト高でも楽しい料理が多い。
 
裏メニューと言われて思い浮かぶのは
中華街のスペシャリテと蕎麦屋の「ぬき」
 
中華街では得てして「賄い料理」と言われるけど、
客に出す料理より魅力的な物を作っている事があって
「たくさん作っちゃったから食べる?」とか言いつつ勧められる事が多い。
 
蕎麦屋の「ぬき」は、「天ぬき」や「鴨ぬき」の事を指すけど、
これは汁蕎麦の台抜きを意味する。
 
 
  
 
これは、若手が経営する蕎麦屋で、
強引に作ってもらった「天ぬき」
 
そう、
天麩羅蕎麦をオーダーし、蕎麦は入れないでもらった物だ。
 
これをアテにして酒を飲んで、
シメには「もり」をオーダーする。
 
「もり」は普通に食べても良いし、
残った天ぬきの汁に浸けて食べるのも楽しい。
 
で、このオーダーの仕方をすると、
天麩羅ともり蕎麦の2杯分のコストがかかる事から、
店としてはわざわざメニューに載せない物だったし、
蕎麦屋に来て蕎麦を食べない行為を許すのは常連だけ、
とする店も多かったのだ。
 
とは言え、最近は、堂々と天ぬきや鴨ぬきをメニューに載せる店もあって、
常連じゃなくても食べられるチャンスは増えている。

ファインド・マイ・トウキョウという東京メトロがやってるサイトでは、
ぬきが食べられる東京の蕎麦屋を紹介してたりするので、
これからも「ぬき」は生き残っていくのかも。
 
ただね・・
ゆっくりと蕎麦屋で「ぬき」を楽しめる日って
あまり無いんだよね・・・(T.T)
 
今日も遅番で22時終了だったし・・・
 
きっと、食べたいのに食べられないから
こうやって思い出すのだと思うけどね(爆)
 
 
ごちそうさまでした。

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