2017年11月9日木曜日

ゼイティンでベイティを

昔、「草木土」という名のレストランがあって、たまに行ってたのだが、
魚系料理が多く、オーガニックに拘っているからか、肉食な自分には
足繁く通うほどの魅力は無かった。
 
で、ある日行ってみると、居抜きで「海串ポルト」という店が入っていた。
 
興味あるから入ってみれば、海串と書かれているだけあって、
海の幸系の串揚げや串焼きがメインの店で、
パスタもある・・というチャレンジャーではあった。
 
串揚げ好きだし、
海老の串揚げなんてもう・・・
と喜んでいたらなんと、今年の2月頃に閉店。
 
そして、不思議な装飾がされた店がそのまま残っていて・・・・
そこに今度はトルコ・地中海料理店「ゼイティン」が入っていた。
 
KAATの裏手は人通りも少なく、
上質な店があっても長続きしない事が多いのだが、
やはり客の数は少ない。
 
で、シェフが一人で営業しているのだけど、
味はかなり良くて、初めて入った時以来、トルコ系の料理が食べたいと
フラッと出かけるようになってしまった。
 
 
「ゼイティンってどういう意味ですか? 」

「オリーブの事ですね」
 
「ムサカとかあるんですけど?」
 
「実は私、ギリシャ料理店でも働いていたんです。
 トルコもギリシャも料理が似ているので、
 地中海料理としてメニュー決めました」
 
「ラク・・あるんですね」
 
「もちろんです」
 
 
シェフは東京のトルコ料理店で働き、
横浜のギリシャ料理店で働いてきたので、
日本語も堪能だし、味付けも日本人の好みを熟知しているらしい。
 
とにかく穏やかな味付けで、
香りはしっかりあってもクセは少ないから、
受け容れられやすい味だと思っている。

だけど、私が行く夜の時間は
他の客がいても一組、な感じで、
営業的に続くのかが不安になってしまうのも事実だ。
 
料理の種類が少ないんだよね・・・
と思いながらメニューを見ると、ちょっと増えている。
 
あれ?
こんなの知らないよ??
 
ベイティって、
キョフテ(トルコ風ハンバーグ)をトルティーヤで巻いた料理??
 
食べるでしょ、
トルティーヤが好物。
 
どんな物になるか、興味津々!
 
 
  
「ベイティ」
 
大きめのトルティーヤは、キョフテを焼いている時に一緒に炙られ、
巻いた後は、ご覧のように輪切りにされてソースをかけ、
焼き野菜とヨーグルトが添えられた形で登場した。
 
あ!
これヤバい!!
 
なんか、クセになる美味さがある。

トルティーヤの味わいに、肉の旨味が乗っかって
ファヒータにも似た楽しさがあるのだ。
 
これは美味いよ!
そしてラクにも合うよ!!
 
という事で、
今晩は飲んだくれます。
 
この店、続いてくれると良いな・・・
 
 
 
ごちそうさまでした。


ゼイティン (ZEYTIN)
 横浜市中区山下町25-16 ニューポートビル 2F
 050-5594-1645
 日曜定休
 11:30~15:00 17:30~22:00(LO21:30)

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