2017年6月8日木曜日

撈麺


 
香港に行くと食べたくなる物の一つに撈麺(ロウメン)がある。
 
横浜では、そもそも麺をそうやって食べる文化が無いからか、
撈麺と言って良い麺料理は殆ど出会う事が無い。
 
日本語に訳せば、和えソバ。
中華街で出会える物には、汁無し麺という名前が付いていたりするが
似たようなものに拌麺(バンメン)があって、こっちは少しだけ汁が入っていて、
店によってはこれも和えソバとネーミングしてたりするから、ややこしい。
 
ちなみに冷やし中華は冷拌麺(リャンバンメン)と表現され、
少しだけ入っている汁に絡めながら食べる物という事が想像できると思う。
 
撈麺と称されるものは、絡める汁が殆ど入ってない物で、
茹でた暖かい麺がそのまま皿にのっている、と想像すればよい。
 
で、香港でよく食べられる撈麺は、こんな感じになる。
 
 
  
 
蝦子(エビの卵)を振りかけた物がとてもポピュラーで、
このように、オカズになる物を一緒に乗せて出したりするが、
蝦子撈麺を食べるとむせやすい、という事からスープが添えられる事が多い。
 
 
「ねぇ、このボードには『ネギ叉焼冷麺』って書いてあるけど、
 中国語では『姜葱叉焼撈麺』って・・・」
 
「ネギチャーシューローミンネ、デキルヨ!」
 
「蝦子撈麺?」
 
「ハーチーローミンハタカイネ。マダデキナイヨ!」
 
「じゃぁ、ネギチャーシューローミン作って!」
 
 
オススメボードに撈麺の字を見つけて尋ねてみたら、
こんな反応。
 
日本語が上手じゃない店主とのやりとりで、
横浜ではあまりお目にかからない撈麺を食べる事になったけど、
果たして本当に撈麺なのだろうか?

ググってみると、神戸の中華街では普通に姜葱叉焼撈麺があるようだけど
写真を見る限り撈麺じゃなくて拌麺な感じだし、撈麺も拌麺も似たような料理。
 
その差を気にする人もいない料理だし、
そもそも店主の日本語の表現が怪しいから、出てきたモノで判断するしかないね。
  
 
  
 
お〜〜〜〜〜
確かに、撈麺じゃん?
 
麺が暖かい、だけど絡める汁は無い、ちゃんとした撈麺。

どれどれ・・・
 
 
美味い!
 
叉焼とあったけど、家系ラーメン屋が出す煮豚に近いチャーシューは、
五香粉の香りがしっかりする、柔らかくも美味しいもの。
 
このパターンだとラー油で和えてあると思い込んで食べてみたら、
ラー油の存在感は無く、穏やかな味付けで、ホッとさせられた。
 
でも、習慣的に、ラー油も欲しくなったので、
チラッと部分的にかけてみたら、ラー油の強さが味を壊す事に、気付かされた。
 
 
「広東スープ、ノミマセンカ?」
 
「スープ? 頂きます!」
 
 
何が広東スープだかわからないけど、
特別に仕込んだスープが余っていたりすると、
こうやって勧めてくれるのも、この店の特徴。
  
  

 
うわっ・・・
スープと一緒に出たコレは??
 
骨&肉、ですか・・・・(+_+)
 
あ・・・
スープ美味すぎ!(^^)!
 
でも、骨の周りの肉は、
スープに味を取られちゃって、肉っぽさが弱い(爆)
 
 
やばいなぁ・・・
食べ過ぎだなぁ・・・
 

明日は、節制しようっと。
 
ごちそうさまでした。
☆☆

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