「鹹魚炒飯?デキルヨ」
「鹹魚煲仔飯にがあるなら大丈夫だと思って」
「匂イ平気? 私ノ娘、嫌イヨ」
「無問題!」
横浜中華街でも、そう多く食べられない鹹魚炒飯。
鹹魚は香港ではポピュラーな塩辛い干物だけど、
独特の匂いがあって、好き嫌いも出やすい食材で、
日本で育った店主の娘は「嫌い」とはっきり言うくらい個性的(爆)
くさやとはまた違った発酵臭があるけど、
臭豆腐や腐乳に比べたら可愛いもの。
発酵食品を食べる地域では臭いけど美味いという食材が多いけど、
いずれも慣れないと腐敗臭にしか感じられないから、好き嫌いはあって当然か。
こうやって見ると、ごく普通の炒飯。
だけど、横浜中華街のどこよりも臭い(爆)
つまり、
鹹魚は本物だって事(^_^;
見た目的にはかなり小さく切られているけど、
その塩辛さと匂いはパワフルで、味わい的にジャストな加減なのだ。
そう言えば、すっごい昔だけど
周富徳に取材をした時、この炒飯の話になった。
当時の自分は鹹魚の存在を知らなかったから、
塩漬けの干物を入れた炒飯って、そもそも美味しくないんじゃない?
って失礼な反応をしてしまって・・・
それじゃ、と彼が作ってくれたのが、
塩鮭を使った炒飯だった。
鹹魚が日本では入手困難な時代だったからこそ
その代替品としてよく作ったのだと今は理解できるけど、
それは一度鹹魚を食べたから。
当時食べた塩鮭炒飯は
私にとっては、鮭炒飯も悪くないねってイメージしかなかった。
でもね、それも無理は無い。
だって当時の自分はまだまだ小僧で、食事も「質より量」を求める状態だったから、
仕事でグルメ番組みたいな物をやらされても、美味い事はわかるけど、
どこがどう美味いかち〜っともわからなかったのだ(爆)
人間には慣れがあって、
どんなに美味しい物でも、同じ物を続けて食べていれば美味しさを感じなくなるし、
どんなに不味い物でも、空腹という調味料を使って食べ続ければ、
食べる喜びを見い出せてしまったりする。
なのに、あれだけは無理って食べ物があるのは・・・
やっぱり精神的なものなのだろうね。
(アレルギーは別ね)
明日はオフだ。
6連勤だったから、やっとって感じだ。
ゆっくりしよう(^_^)
ラマダンに陥らないよう、
ジャンクな物でも食べに行こうかな(^o^)
ごちそうさまでした。
☆
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2017年6月23日金曜日
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