3月も最終日。
なのに、この寒さってどうなのよ?
しかも雨まで降ってきた。
これじゃ、桜咲かないんじゃないのって
悩ましく思う人は大勢いると思うのは、
桜祭りが各地で多く開催されるのが今週末だと思うから。
南区でも大々的にイベントがあるんだけど・・・
「重慶飯店本店、閉めるんだって?」
「あぁ、本店ね。
来年秋まで改装工事だってさ。」
「さすが、中華街が庭と言う人。
もうちょっとで仕事終わるから、最後に食べに行かない?」
「良いね〜と言いたいとこだけど、
今日の19時がラストオーダーだったはず。
そこに間に合うのかよ?ってか、そもそも席無いと思うよ?」
「え〜、19時は無理だなぁ・・・。
でも、四川料理で頭いっぱいになっちゃってるんだけど。」
「じゃぁ、新館で食べるのはどう?
あそこならラストオーダーが22時。電話しておくけど?」
「お願いします。
21時過ぎには元町中華街に着く。」
そんな電話がかかってきて、
急遽四川料理を食べる事に。
昨日、広東料理を食べたのに・・・
とか思うけど、食べ物の写真を撮ってて気付いたのは、
同じ様なモノを続けて食べる事が、多いってこと。
肉が食べたくて食べに行って満足しても、
翌日にまた、肉を食べる羽目になったり・・とか、
中華食べれば中華が続く・・とかね。
食べたい気持ちが残ってて続くってのはわかるけど、
もう良いやって思っていても付き合いで食べちゃう事が
かなりの確率である。
久々のお誘いだったら、食べたい物を変更させる・・
なんて無粋なことはできないし、
アレを食べたいって欲望を凌駕する別料理は、
そうそう無いのは当然のこと。
まして今日みたいに、
時間的な問題にまでかかったらもう・・・ねぇ(^_^;
と言うことで、久々に重慶飯店新館(ローズホテル)を訪れた。
「やっぱり四川料理って言えば、麻婆豆腐だよね?」
「ここには『正宗麻婆豆腐」って本場の味に近いのがあるよ。」
「あれ?麻婆豆腐だめ?」
「いやいや、正宗麻婆豆腐だったらオススメだよ。」
「顔はそう言ってないな。」
「だってさ、麻婆豆腐って辛いから、ご飯なり炒飯なりが欲しくなって
それだけで結構腹一杯になっちゃうじゃん?
せっかく来たのに、色々なモノが食べられないのはどうかな?
って思うのさ。」
「なるほどね。」
「重慶の麻婆豆腐がどうしても食べたいなら、良いんだけど。」
「わかった。じゃぁ、このコースは?
海老とホタテ、牛肉、鶏唐、フカヒレスープもあって、
麻婆豆腐と炒飯もついてるよ?」
「食べきれる自信は?」
「う〜ん
コースだったら量は少なめになってて
どうにかなると思うんだけど。」
「無理だな。
そもそもコースって少なくとも4人以上で食べるものだし、
安いコースは観光客向けの日本人に馴染みやすい料理で、
コスト下げるためには、材料も・・・ね。
やっぱり食べたいものだけを選んで、
自分でコースを作り上げた方が絶対楽しいよ。」
「任せます。」
正直言うと、
中華のコースってちょっと苦手。
価格の割に料理の数が多くて、
かつ、あまり美味しく感じられないからだ。
(コストを考えれば当然かも)
と言う事で、
最初は季節の青菜炒めから入って、
ここに来たら、これを食べないと・・な料理を次に出してもらう。
「海鮮入りカダイフ巻き揚げ」
小麦粉を練って極細に延ばした麺状の生地で
トルコでは菓子の材料だったりする。
この料理は、中華街の各店が参加するフードフェスティバル「美食節」で
新作メニュー発表会のグランプリを取ったスペシャリテ。
揚げられたカダイフが独特のパリパリ感を演出し、
海老の食感とのバランスが面白いだけじゃなくて、
中華と言うよりももっと東南アジアっぽいイメージさえある
楽しい料理だ。(合わせるタレがスイートチリソースだし)
「マンガリッツア豚と豆腐の特製四川麻辣醤炒め」
シーズンスペシャリテの中から選んだ一皿。
豆腐とあっても
使うのは中国の押し豆腐。
弾力がある独特の食感が楽しい食材で、
固めに作った豆腐を圧縮脱水して作るものだけど、
ベジタリアンは肉の代わりに使うと聞いている。
「あ、辛い・・・
うわうわうわ・・結構辛いよ?」
「麻婆豆腐が食べたいって言ってたから、選んだ。
麻辣醤と山椒が効いていて、痺れも若干あるっしょ?」
「なんか、色々な唐辛子が入ってるんだけど?」
「デカいヤツほど辛くないから、食べてみ?」
これ、ビール飲むには最高(^_^)
「辣子鶏」という料理があって、
大量の唐辛子と鶏肉の唐揚げを花椒と一緒に炒めた物なんだけど、
この料理は「辣子鶏」の発展系と言って良いだろう。
辣子鶏は肉1に対して9くらいが唐辛子の料理で、
本来唐辛子は食べないんだけど、
唐辛子好きの自分は辛みが少ない大きい唐辛子は
ビールのアテに食べてしまう(爆)
そしてシメにはやっぱりコレだよね。
XO醤を使ったこの炒飯は、
四川料理と言うよりも広東料理に近いもの。
辛さも痺れも、塩辛さも強烈な四川料理は
日本人にはちょっと厳しい。
だから、四川料理店であっても、
北京ダックがあったり広東系の炒飯も用意されているんだけど、
四川テイストを加味しつつ仕上げてくれるので、
食べた〜という感じがあって、結構好きだったりする。
「担々麺が食べたいって言いそうだったから、
麻辣醤炒めをオーダーしたんだね?」
「これ以上、辛いのはねぇ・・・って感じでしょ?」
「白担々麺があったら食べたかったな。」
「あれは、材料が無いとできない料理だから、
いきなり言っても、できない事が多いんだよ。」
「そうなんだ・・・」
「コースを頼むより、こっちの方が楽しいっしょ?」
「確かに。」
「しかし珍しいよね、こんな時間に晩飯食べようって」
「本当は昨日の方が良かったんだけど、遠慮した。」
「あ?」
「59になったんだよね?」
忙しさに忘れがちな、自分的イベント。
年度末って仕事的に忙しくて、
毎年、他人のための宴には出てたっけ(^_^;
と言う事で
食べ過ぎました。
ごちそうさまでした。
☆
「重慶飯店新館」
045-681-6885
横浜市中区山下町77 ローズホテル横浜内
11:30~23:00 (ラストオーダー22:00)
※但し火曜日14:00~16:30はオーダーストップ
BowjackMoore-Archive / http://wakao.info
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2017年3月31日金曜日
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